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学友ではなくて

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楽友協会なう。
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by foggykaoru | 2010-12-30 03:16 | Trackback | Comments(0)

パリのオペラ座

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初めて入りました。美しい!
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by foggykaoru | 2010-12-26 05:09 | Trackback | Comments(4)

行ってきます♪

「冬のヨーロッパ・音楽の旅」へ。
今まで何回か冬にヨーロッパに行ったことがありますが、いつも東京に比べて特に寒いという感じはありませんでした。今回は本格的に冬です。
とにかく音楽会中心にして、寒かったらホテルで昼寝して過ごします。

最近、スパムのコメントが増えているので、コメントを承認制にしています。
このポストはコメントをいただいても帰国するまで読めない、つまり、帰国するまで承認できないので、コメント欄はオフにします。
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by foggykaoru | 2010-12-23 07:59 | 告知 | Trackback

ヨハン・シュトラウス

2000年刊の中公新書。著者は小宮正安という人。

旅行の事前研究のために読んだ。
息子のほうのヨハン・シュトラウスの生涯よりもむしろ、彼が生きた頃のウィーンの歴史や世相が中心。副題の「ワルツ王と落日のウィーン」のほうがこの本の内容を正しくあらわしている。

かなり面白い。この前読んだ本の5倍は面白い。
終盤に差し掛かったところで、旅行自体が危うくなってちょっと水を差されてしまったのだが。

ヨハン・シュトラウスが死んだのは1899年、つまりぎりぎり19世紀。
覚えやすいし、彼の音楽にふさわしい感じがする。

近世ヨーロッパの中心はフランスとオーストリア、つまりパリとウィーンだったのだということが改めてわかった。(イギリスは?ロンドンは?と突っ込まれるかもしれないけれど、あれはヨーロッパの脇にある島)
強い王権(ハプスブルク家は王家ではないけど、まあ似たようなものだ)のもとで繁栄し、華麗な文化が花開いた。
その後、市民階級が勃興し、彼らが貴族のやっていたことを真似する。
それがカフェやオペラなど、今、私をはじめとする日本人が憧れるヨーロッパ文化。
だから今も世界中から観光客がやってくる。
つまり遺産で食っているという点もこの2つの都市に共通している。

メッテルニヒ体制というのは、政治的には不自由だけど、経済は自由だった。
目はしのきく人々はせっせと稼いで成り上がれる。なんだか今の中国みたいだ。
でも、一番強く感じたのは、落日のウィーンが今の日本にオーバーラップすること。
でも日本の場合、バブル期の遺産で今後100年も食っていけるとは思えないのが悲しい。
今後の日本の「ウリ」はマンガやアニメぐらいしかないかもよ。あれは立派な日本文化だと思います。大切にしていくべきなんじゃないでしょうか。

この本に関する情報はこちら


「オーストリア」というタグを作るほどではないと思うんだけど、「ドイツ(語)」にしたらウィーンっ子が怒るだろう。「東欧」のほうがマシのような気がする。ほんとうは「中欧」なんだけど。
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by foggykaoru | 2010-12-21 22:11 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(10)

これもまたロビンソン・クルーソー

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ARCのクリスマス会にて。(↑上↑はディナーで出た料理のごく一部です。胃の限界を超えてしまい、今朝は朝ごはんが食べられなかった(苦笑))

ディナーの前に鑑賞したのが「ロビンソナーダ」という映画。
タイトルから推察されるように、ロビンソン・クルーソーに関係があります。会員のひとりが高校生のときに観たお気に入りの映画だというので、みんなで観てみようじゃないかということになりまして。

なんとグルジアの映画です。1970年代の作品なので、正確に言えばソ連の映画。でも台詞はグルジア語(と英語)。ロシア語とは全然違うみたいです。文字も全然違う。くるくるしていてタイ語みたい。

舞台は1920年代。
インドを統治していた英国は、通信のためにロンドン~デリー間に送電線を設置します。つまりインドに至るユーラシア大陸に延々と電信柱を立てて、電線を張り、「電信柱の周囲3メートルは英国領である」という協定だかを関係各国と取り決める。そして、その送電線の管理のための要員を派遣する。英国ってすごいっす。
さて、グルジアの小さな村に派遣されたヒューズ氏。何事も起こらないのんびりした村で、それなりに楽しみを見つけて暮らしていた彼にとって、寝耳に水の出来事が起こる。それはグルジア革命。要するに、ロシアで起こった革命がグルジアにまで及んできて、共産党体制になったのです。
英国は各国にいる送電線管理人を本国に召喚するのだけれど、なぜかその指令は彼のもとには届かず。
だから、共産党から退去命令が出ても、彼は動かない。家を追い出されると、電信柱の足元に居座ってユニオンジャックをふりかざし、「英国領内に入るな!」
それがちょうど孤島で暮らすロビンソン・クルーソーみたいだという・・・。まにあっく。

ひじょーに渋いけれど、独特のユーモアがあり、しかも何が現実で何が妄想なのかよくわからないところもあるという不可思議な映画でして、「何だこりゃ。ファンタジー?」という声が上がったり(笑)
しかも、旧ソ連の体制下でよくもまあ検閲の目を逃れたものだなあと思わせます。
きっと、ロシア人にはグルジア語がわからないから、わかる係官、つまりグルジア人にチェックさせたのでしょう。で、この映画は決してグルジア人を悪く描いていないので、OKということになったのでは。

それにしても、いかにランサム好きであっても、「ロビンソン・クルーソー」つながりでこの映画をひとりで観に行った高校生って・・・。偉いというかすごいというか。そんな人は日本広しと言えども、1人しかいないはず。
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by foggykaoru | 2010-12-20 21:17 | 児童書関連 | Trackback | Comments(2)

パリ~ウィーンは東京と佐賀ぐらい離れているのです

すったもんだの末、確保したアエロフロートの航空券。
最強の旅行アドバイザーであることが今回改めて証明された友人が「モスクワは新空港よ」と言っていましたが、Eチケットの控えには「Sheremetyevo」・・・これ、前とおんなじだよね。あの薄暗い空港。

まーしょーがないんですが。

なにしろ、成田→パリ、ウィーン→成田が諸経費込みで11万円台ですから。

問題はパリとウィーンをどうつなぐかでした。
ここをエールフランスでつなぐと5万円ちょい、オーストリア航空だと6万円以上。高っ!

そこで陸路の可能性すら真剣に検討しました。
バス?ユーロライン?
それは体力のある若者のすること。私にはできませぬ。
鉄道?TGV?
でも、TGVはウィーンまでは開通してないんですと!

映画「のだめカンタービレ最終楽章前編」の冒頭で、のだめが花束持ってパリからTGVに乗って、ウィーンの楽友協会に駆けつけてるけど、あれはまずありえないのであります。

すったもんだもためになる(自爆)



すったもんだの内容をお知りになりたい方は掲示板へどうぞ。
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by foggykaoru | 2010-12-18 22:38 | Trackback | Comments(2)

すったもんだの末

年末の旅行に行けることになりました。
ちゃんと早めに準備開始して、行けるはずだったのが、突然暗雲が垂れこめて。
ほんとに、ほんとに、やばかったのです。

久々のアエロフロートです。
モスクワも新空港なのだそうで、前よりはマシになっていることを期待しましょう。

10月末に風邪を引いて以来、ピアノからすっかり遠ざかっていたのですが、お祝いがてら弾いてみました。

いやー、指がもつれるもつれる(苦笑)

さらに気分を盛り上げるつもりで、オペレッタ「こうもり」の序曲を弾いてみたら、華々しい冒頭の
♪ ちゃ、ちゃ、ちゃーん
までしか弾けない・・・。ぜんぜん音がわからない。。。

かろうじて弾けるのは、ズンチャッチャのリズムに乗って低音で弦楽器が奏でる
♪ ソ#ファソラソファミ#レミファミレ ドミソッ ラッラー
あたりだけ。

実はこの曲は子どものころからのおなじみです。
NHKのFMで毎週日曜日の午後に放送していた「オペラ・アワー」という番組のテーマ曲だったんです。
耳にタコができるぐらい聴いているのに、メロディーラインすらたどれないとは・・・
だから音大に行くほどじゃなかったわけだと改めて納得。

のだめさんはすごいなー

ちょっと悔しいのでYoutubeで聴き直してみました。



弾けたつもりだったところ、キーが全然違うし。
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by foggykaoru | 2010-12-17 20:28 | ピアノ日記 | Trackback | Comments(6)

ハプスブルク三都物語

著者の河野純一という人はウィーン大学客員教授の経験がある大学の先生。

三都とはウィーン、プラハ、ブダペストをさす。
とても読みやすいので入門書としてお薦め。
読んだはしから忘れてしまうのだけれど(涙)

かろうじて覚えていることをメモ。

・マリア・テレジアの息子であるヨーゼフ2世はいろいろ改革を行った。葬式のやり方についても。「棺桶は使いまわしすべし」とか。えらく不評だったそうだ。モーツアルトのあの葬儀のやり方は妻コンスタンツエのせいではなく、法律に基づいたものだった。

・モーツアルトを認めた都市はプラハ。ウィーン市民と違って、プラハ市民は彼の死を心からいたんだのだそうだ。

・ブダペストに温泉施設がたくさんあるのはオスマン・トルコの置き土産。

・ナチスドイツはユダヤ人音楽家の作品の演奏を禁じた。シュトラウスもユダヤの血を引いていたということを、ナチスはつきとめ、ゲッペルスにもその報告は行ったのだけれど、その事実は封印された。シュトラウスの音楽を否定することはナチスにさえできなかった。

・ウィーン・フィルは国立歌劇場(シュタッツオーパー)のオーケストラのメンバーの中から選ばれる。歌劇場での演奏だけでも年に300回あるから、ウィーン・フィルとしての活動は著しく制限される。定期演奏会の回数が非常に少なく、しかも日曜の昼間だという理由はここにある。

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by foggykaoru | 2010-12-13 20:12 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(4)

インドでわしも考えた

椎名誠の代表作のひとつ。
今さらインドでいろいろ見聞きして考えたという本を読むまでもないような気がしていたのだけれど。

でも「今さら」で片づけなくてよかった。
面白い。
今さらなので想定内の面白さなのだけれど、それでも読ませるのが椎名氏の腕前なのだろう。

インド人は牛を粗大ゴミみたいに見ているのだそうだ。
神聖だからと言って「あがめたてまつっている」という雰囲気は皆無。
乳が出なくなっても肉牛として食べるわけにもいかず、捨ててしまう、つまり「野良牛」にしてしまう。
牛のほうは、老いさらばえて死ぬのを待つだけ。
まるでカルカッタの道端の年老いた貧民みたいだ。。。

あとがきは妹尾河童氏。
インドに行くときには「旅のキイ」を準備していけと。
妹尾氏の場合は「インドの紙幣」、椎名氏の場合は「3メートル空中浮遊するヨガ行者」だった。(行者には会えなかったけど)

イギリスの場合、私のキイは「ランサム」だ。
さもなければ「シャーロック・ホームズ」とか。
(実はあんまりよく知らないのだけれど)「アーサー王」とか口走ってみることもできる。
フランスも「ブルターニュのケルト」とか、「路地裏めぐり」とか、すぐに思いつく。
でも、インドはねえ・・・。

第一、私はいったいいつになったらインドに行けるのだろう?
「いつだって行けるじゃないか」と突っ込まれそうだけれど、季節とか、健康状態とか、いろいろあるのだ。
椎名氏のように、気温46度の中を旅する気にはなれない。体力もない。

でも、もしも行くことになったら、早急にキイをさがすことにしよう(爆) 

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by foggykaoru | 2010-12-10 21:21 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(10)

虞美人草

で、友人お薦めの漱石原作のこの小説。

普通(今の眼で見て普通)の文体と、漢文調の文体が交互に出てきて、漢文調のところは、うーんめんどくさいなーなんとかしてよという気分になる私は、日本語の素養がぜんぜん足りませぬ。こんなことじゃ日本語は亡びますね。水村さんが嘆くのももっともだ。

あらすじは高校の文学史で習っているから、おおこうなるのかびっくり!という展開にはならないのだけれど、面白く読ませるのはやっぱり文豪の腕の確かさなのか?
正直、100年前の日本に異文化を感じて楽しんでいるような気がする。
特に男女関係。この程度のことで思い詰めるなよって。

小説の中でも英国の悪口を言ってる漱石、なんだかカワイイ。

確か漱石は、後年この作品を忌み嫌ったと教わったような。
その気持ちはわかる。肩に力が入りすぎているし、こんなにテキトーに読んだ私にすら、欠点がわかるし。
でも面白かったです。「三四郎」のほうが好きだけど。
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by foggykaoru | 2010-12-08 21:30 | 普通の小説 | Trackback | Comments(6)