<   2011年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

トラファルガーの海戦&アッシャントの海戦

パリの海洋博物館で観た2枚の絵。
見えにくくてごめんなさい。
薄暗いところでフラッシュ無しで撮影したので、私の腕&デジカメではこれが限界。

c0025724_1502647.jpg
これは「ルドゥターブル号の敗北」
左から攻撃しているのがネルソン提督のビクトリー号です。
イギリス人が同じ絵を描いたら「ビクトリー号の勝利」になるわけで。

c0025724_151435.jpg
こちらは特にランサマイトにお送りする「アッシャントの海戦」
右がフランスの艦隊で、左がイギリスの艦隊。
これは当時の一般的な戦法なのだそうです。
「a la ligne」とか書いてありました。
ディクテーションのときの「改行せよ」という指示が a la ligneだったっけ。
英語では何と言うのかな? 「ligne」は英語の「line」なんですけど。



メインサイトの旅行記「なんとなく『のだめカンタービレ』」更新。
海洋博物館の他の写真もそちらにあります。
ここ、ほんとに気に入りました。ランサマイトと一緒だったら3倍楽しかったことでしょう。
なんだったら次回パリに行くとき、ご案内いたしますわよん(笑)
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-29 15:05 | メインサイトのボツ写真 | Trackback | Comments(6)

地底旅行

子どもの頃、抄訳で読んだジュール・ヴェルヌの作品。
今までに「十五少年漂流記(二年間の休暇)」「八十日間世界一周」を読みなおしてみて、「子どもの頃はこんなご都合主義な話にわくわくしたのか!」と少なからず呆れたのだけれど、それらに比べたら、これは面白かった。ロマンを感じた。

ご都合主義は同じなんだけれど。
最大のご都合主義は、地底の湖上(海上?)に、帆走するのにちょうどいい風が吹いていることだ。

いちばん面白いのは、火山にたどりつくまでの苦しい道のりなのかも。

当時のアイスランドはデンマーク領だったのね。
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-27 21:37 | 児童書関連 | Trackback | Comments(6)

エリザベスとエセックス

リットン・ストレイチー著。副題は「王冠と恋」

エリザベスとは、もちろんエリザベス1世のこと。

エセックス伯というのは、エリザベスの恋人だったロバート・ダドリーの妻の連れ子。
つまり、エリザベスから見たら息子みたいな年の青年。
これがりりしくて、エリザベスのお気に入りになった。
ところがこの彼、10年後ぐらいに、謀反を企てたかどで処刑されてしまうのだ。

最初の数十ページは面白かったのだけれど、その後はあまりに細かくて飽きてしまった。
この事件のことを知っていたら、もっと面白く読めただろう。

それでもいろいろなことを考えさせてくれた。

たとえば、エリザベスは自分の縁談をひっぱりにひっぱったことで知られているけれど、それは縁談だけではなかった。すべてをひっぱった。でも首尾一貫していたのは、「戦争はしたくない」ということだったようだ。
それは平和主義者というより、ケチだったということらしい。
でもその結果、英国は繁栄したわけだ。
あと、彼女が女性であったということもあるのだろう。
女性には武勲は無用。
でも、男性は武勲を望む。エセックスもそういう人。
しかし、彼は見栄えはよかったけれど、武人としての才能があるわけでなかった。でも武勲を望んだ。それってかなり厄介。
しかも自分は女王に気に入られているという変な自信がある。
無意識下には「しょせん女だ」と見くびるところもあっただろう。絶対にあったはず。

国外からもエリザベスは見くびられていたのだろう。絶対にそう。
「しょせん女じゃないか」と甘く見ていたら、あれよあれよという間に抜かされてしまったということなのでは?
また、島国だということも有利だっただろう。
離れているから「ま、いいか」と後回しにしてしまう。

彼女の周囲に能吏たちがいて、いろいろと策略をめぐらしている様子はわかったのだけれど、何が何だかもう忘れてしまった。

その中に、世界史で名前だけは習ったフランシス・ベーコンが出てきたのが興味深かった。
単なる学者ではなくて、いわゆる官吏だったのだ。
そしておそろしい浪費家で、いつも借金で首が回らなかったのだそうだ。

ウォルター・ローリーも出てきた。
確かエリザベスが泥の中を歩かないですむように、自分のマントを敷いた人でしたっけ? 違う?
で、確か最後は処刑されたはずだけど。。。(今、Wikipediaで確認した。)
策略家で、他の人々から見たら油断のならない奴だったようだ。

あと、当時のアイルランドの人々の暮らしぶりが興味深い。
土着民という感じで、イングランドから行った軍隊は調子が狂ってしまったという。
ケルトの魔法?


この本はユーズドでしか入手できないようです。
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-24 20:01 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(4)

すっかり明るくなりました

c0025724_10383731.jpgモスクワはシェレメチェボ空港の新ターミナルです。

古いターミナルと違って明るくてきれい。
もちろんショップも開いています。(その昔、モスクワ空港にはショップがあっても、その半分以上がしまっていたんです)


メインサイトにて、極寒のヨーロッパ・音楽の旅「なんとなく『のだめカンタービレ』」連載中。
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-23 10:44 | メインサイトのボツ写真 | Trackback | Comments(10)

訂正。「のだめはもう」ではありませんでした。

えーー、、、
いい加減なことを書いてしまいました。お詫びします。

今日、フランス留学事情に詳しい人と話をするチャンスがあったので、音楽留学のことをきいてみました。
彼女によると、コンヴァトは以前からDELF/DALFのB1レベルを要求しているのだそうです。

ただし、です。
大学間で交流がある場合は、フランス語力は関係ない。
たとえば、桃が丘音楽大学と、どこかの大学が提携(というのかな?)していて、その制度にのっとって留学する場合は、まあ大学のお墨付きだからね、ということで、留学できます。
だから、もしも桃が丘とコンヴァト(こっちは大学じゃないんだけど)がそういう関係にあったとして、のだめがその制度を使って留学したのだったら、あのフランス語力でもOK。

でも、単位を取れなくて留年したのだめに、それはありえないですよね。。


ただフランス側には「DELF/DALFも持っていないで留学しようとするなんてけしからん」と考える人が少なからずいるそうです。
だから、そういった大学間交流の実情は「言わぬが花」。
事情通の彼女も、そういう話はフランス側に流さないようにしているそうな・・・

私の知人のお嬢さんは、高校卒業後、日本の音大に行かずに、すぐにフランス留学しようとしています。黒木くんに面倒かけた里麻ちゃんみたいに。
そういう人はまず間違いなくB1を要求されるのだそうな。

というわけで、どっちみち、のだめはフランス留学できないのです。
「のだめカンタービレ」はファンタジーなのです。
ファンタジーは好きです(^^;
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-21 22:16 | マンガ | Trackback | Comments(0)

のだめはもうコンヴァトに入れない

音楽家志望のお嬢さんを持つ知り合いから聞いた話です。

フランス留学(コンヴァトに絞ったわけではない)に向けて準備していたところ、最近になって「DELF/DALF(フランス文部省管轄下のフランス語検定試験)でB1レベルを取得してあること」という条件が加わったのだそうです。
「今までは音楽留学の場合、フランス語力はほとんど問題にならなかったのに・・・」と大慌て。

このB1というレベルはかなり高いです。
仏検で2級ぐらいかな。
仏検2級というのは、大学の仏文科の真面目な学生なら、卒業までにとれるレベル。
仏文科でも真面目でない学生だったらとれない。
さらにDELF/DALFというのはアウトプット能力、つまり「話す&書く」能力を重視している点、日本人にはキビシイものがあります。
ましてやピアノ三昧、バイオリン三昧、、、という音楽専攻の学生にとってはめちゃくちゃ高いハードルです。

これからはのだめどころか、日本人学生自体がコンヴァトから姿を消すかも。


[追記]
すいません。この記事の訂正・補足記事を書きました。こちらです。
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-19 20:05 | マンガ | Trackback | Comments(6)

まるでパステル画(爆)

c0025724_11333159.jpg


パリの地下鉄です。
ポスターの色調が気に入ったのと、その両側に寝ている人が面白くて撮ったのですが、薄暗いのでいくら頑張ってもピンボケになってしまって。

メインサイトにて「極寒のヨーロッパ・音楽の旅」の旅行記連載開始。前書きだけですが・・・
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-16 11:37 | メインサイトのボツ写真 | Trackback | Comments(4)

佐藤さとるファンタジー全集11

古本屋で発見。
去年読んだ「わんぱく天国」が収録されている。他に短編が2つ。
どれも「ファンタジー」ではなくて、リアリズムなんだけど。
めったに手に入る本ではないと思って即購入。


「井戸のある谷間」
ほんとうに短い。それに「児童文学」ではないような。でも悪くない。

「秘密のかたつむり号」
かたつむり号とは、空き地で見つけた廃車。それが子どもたちの秘密基地になる・・・
これは不覚にも泣いてしまった。
泣くような話じゃないのに。(だから不覚)
読んだとき、たまたまこの話に感応するような精神状態だったんだと思います。
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-15 20:40 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

フランス語版のだめ vol.10 : 最大の注目ポイントを忘れていた!

それはパリの最初の晩餐での千秋のフランス語。
フランス語版では「このページの千秋の台詞は原作でもすべてフランス語で、あえて日本語訳が付けられていない」というような注がつくのかと予想していたのですが・・・
なんにもなし。

ふーん。。。(ちょっと不満)

きっとフランス人読者の多くは、何とも思わずに読み飛ばしてしまうだろう。
でも、何かに気づく人はいるかも。
フォントが違うから。

フランス語のマンガで使われるフォントは、一見手書きのようなもの。アメコミのフォントもそうですよね。
一方、ここの千秋のフランス語の台詞は原作のままなのでブロック体です。細かいこと気にするフランスのオタクが、「なぜここがブロック体なのか?」と疑問に思い、ジュンク堂パリ支店に日本語版チェックに行くかも(笑)


もっと前に、プリごろ太でフランス語を覚えたのだめと千秋の会話がありますが、こっちはあちこち直されてます。よって、フォントも手書き体。
しかし、直したことによって良くなっているとは限らないような気がする・・・
特に千秋の「おまえってけっこうえらいよな」
「On peut dire que t'assures...(おまえは~を保証・断言すると言える)」って意味わかんないんですけどーー!!!
もとの「Je te felicite」のほうがいいんじゃない?


文句ばっかり言っていますが、まあこれはいいんじゃないのと思った工夫も。
それはターニャの言葉。ところどころにロシア語がちりばめられているんです。正直、どーでもいーんですが。

そうそう。
フランスで知り合った人たちは千秋のことを「シアキ SHIAKI」と呼びます。

そして「CHIAKIのCHの発音が「TCH チ」であることに注目すること。ここでこの人物は、綴りの影響で違う発音をしているのである」と注が。(フランス語の「CH」は英語の「SH」の音に相当する)
ジャンも「もしかして、MASAYUKI SHIAKIの息子?」と言っているので、どうやら世界的ピアニストである雅之氏は「シアキ」で通っているらしいですよフランスでは。
でも、アンナが真一くんのことを「SHI-NI-SHI」と呼ぶのは絶対におかしい。小さいときから「シンイチ」って呼んでたはず。
話は違うけどアンナが「私は管理人のアンナよ」と自己紹介してるのに、なぜ「Je suis la concierge(私は管理人です)」だけで、名前を省略したのか? これから後、何回も名前出てくるのに。。。

蛇足ですが、「concierge」は「コンシエルジュ」であって、「コンシェルジュ」ではありません。そして「シ」は「SHI」じゃなくて「SI」です。


フランス語版「のだめカンタービレ」関連記事インデックス
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-14 21:41 | マンガ | Trackback | Comments(0)

フランス語版のだめ vol.10: 愚痴後編

昨日の続きです。

誤訳というより、編集の段階で貼り間違えたんだなあと思われる台詞もあります。
でももうその程度のことには慣れっこになりました(苦笑)

今回は新機軸です。

旅行中、他に読む本がなかったから、巻末の「取材協力」のページまでじっくり読んでしまったのです。
そしたらSHIGEKI DAISUKEという見なれない名前が。
はて・・・?と思っていたら、すぐあとに HAUBOISTE(オーボエ奏者)と書いてある。あの人は「しげき」さんじゃないよ。どーしてこーゆー間違いが・・・? 
・・・あっ、そうか、「茂木」の読み方を知らなかったんだ!!

知らなきゃ読めない「大澤徹訓」はちゃんと「AKINORI OSAWA」となっています。
これは調べたのでしょう。または問い合わせた。
でも、「茂木」は問い合わせなかった。間違えるなんて思いもしなかったから。
今、再チェックしたら「星野大地」という名前は「DAIJI HOSHINO」になっていました。これも違うと思うんですけど・・・(でもひょっとしたら、ほんとに「ほしの だいじ」なんですか?)

名前を間違えるのは重大なんですけど、確かに固有名詞はむずかしい。

そして、最後の「長田家」なんですけど。
これをNAGATAKE(Eの上にアクサンあり)というのはいかがなものかと思う。
「け(家)」は「家族」という意味だということを知っていてあえてこう訳したのか、、、えっ、もしかして、わからなかったの・・・?

でも、ここまではいいんです。

今回は普段見ない、カバーの折り返しにある「作者ひとこと」までチェックしたのです。他に読むものがなくて暇だったから。(しつこい)
パリ編が始まりました。
とうとう取材範囲も世界へ・・・。
すっかりパリが好きになりました。
パリで漫画が描けないものか、
一瞬考えたけど、だめだったです。


フランス語訳は以下のとおり。

Et voila, ils vont a Paris! いよいよ彼らはパリに行きます。
Et moi aussi, du coup, pour la documentation... 
だから私も取材のために・・・。
J'aime beaucoup Paris. 私はパリが大好きです。
J'ai pense que je n'aurais jamais le temps de dessiner a Paris. 
私はパリで描く時間なんか絶対に持てないだろうと思いました。
Et j'y suis arrivee. そしてできました。(または そして到着しました。)


これを読んだ瞬間、「ええっ?」と声をあげてしまいました。(フランス語版だけ読んで、二ノ宮さんの原文と違うと気付くわたしって何?とも思わないでもないが(苦笑))

なぜ「だめでした」が「できました」(または 到着しました)になる?!
読み間違えるはずがないでしょうに。

こんな翻訳、変です。こんな翻訳をする翻訳家、変です。

「千秋、北海道に飛ぶ」の俊彦の台詞と同じぐらい、明らかに文をねじまげている。

原文を離れてフランス語のほうだけ読むと
「私は(日本で忙しいから)フランスで描く時間なんか持てないだろうと思ったんだけど、パリが大好きだから、来ちゃいました」ととれないこともない。
でもやっぱり変。とにかく変。

・・・もしかしたら、漫画を描くための「取材」の意味、はきちがえている? 
「取材に来る」ということを、単に「スケッチしに来る」という意味だと思ってる?
(取材というのはむしろスケッチする暇さえほとんどなくて、写真撮りまくってすませることもざらにあると思うんですが、私、間違ってます?)
それとも、「漫画を描く」の意味がわかっていない? 
二ノ宮さんが言っているのは、単に絵を描くということではなくて、「作品として仕上げる」の意味なんだけど。
このあたりが把握できなければ、二ノ宮さんの言葉は、そりゃあ不可解だったことでしょう。
だったら、「この作者は、何わけがわからないことを言っているんだ!」と頭にきて、無理やりねじ曲げて訳してしまった気持ちもわからないでもない・・・


フランス語版「のだめカンタービレ」関連記事インデックス
[PR]

by foggykaoru | 2011-01-13 20:14 | マンガ | Trackback | Comments(6)