<   2013年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧

女中譚

中島京子作。
裏表紙に「『小さいおうち』の姉妹小説」とあるのに惹かれて読んだ。

林芙美子、吉屋信子、永井荷風の「女中小説」(←そういうジャンルがあるとは知らなんだ)にインスパイアされて書かれたもの。
もとの小説を知っているほうが面白いのだろう。でも、知らなくても十分に面白い。

ちょっとエグい味わい。
大人の小説です。お子様には薦めません。

中島京子の作品で前から興味があるのは「FUTON」なのだが、田山花袋の『蒲団』を読んでない身には敷居が高くて。

この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-29 21:16 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

空の中

有川浩のデビュー2作目で、「自衛隊三部作」の2作目。
「空飛ぶ広報室」がきっかけで、他の自衛隊ものも読んでみたくなったのだけれど、第1作の「塩の街」は、ぱらぱらめくってみて、どうも違う感が強くてパス。
いきなりこちらを読むことになりました。

最近の有川作品よりも、ジュブナイル的色彩が強い点が、中高生には面白いのかも。
オバサン的には、大人中心な話のほうが好きです。

また、ご本人のあとがきによると、この頃はまだプロットを固めてから書いていたんだそうで。
そのせいか、彼女独特のテンポとかノリがいまいち。
よって、この作品は「読み始めたら止まらない」というほどではない。用事があれば止めて、用事が済んでからまた続きを読めます。えっ、褒めてない? ごめんごめん。でも最後まで読めました。えっ、これも褒めてない? いやいや。

私は最近、人生は半分も残っていないのだということを考えて、ちょっとうんざりする本はあっさり途中でやめることにしてるんです。だから最後まで読んだというのは、褒め言葉なんですよ。


この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-24 21:39 | 普通の小説 | Trackback | Comments(6)

車谷長吉の人生相談---人生の救い

友人が「面白いよ」と貸してくれた。
なんでも、新聞の人生相談が人気を博して文庫化されたのだとか。

読んでみて納得。

人生はそもそも「苦しみ」であって「楽」を求めようとするのが間違いなのである
というのが車谷氏の持論。
救いが無いとも言えるけれど、愚痴を言っても始まらないと思えば、たいていのことは乗り越えられる。

人生相談とはかくあるべし?!

この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-23 09:33 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(2)

ヨット遭難事故

ニュースキャスターの辛坊さんという人、知らなかったのですが・・・
単に「救助された」ではなく、「海上保安庁と海上自衛隊によって救助された」と報道されてます。

これって「空飛ぶ広報室」効果かな?と思うのは私だけ?
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-22 22:10 | ニュースから | Trackback | Comments(8)

テムズ川は見ていた

レオン・ガーフィールド作。

ビクトリア朝を舞台とする児童文学。
バーナクルと呼ばれる煙突掃除の少年がひょんなことから大事件に巻き込まれる。
逃げた先での出会い。彼を追う人々。

ほろっときます。
名作です。

児童文学好き、イギリス好きにお薦めなのは言うまでもありません。
しかも『レ・ミゼラブル』を彷彿とさせる。
歴史もの好きにも超お薦め。

この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-19 21:14 | 児童書関連 | Trackback | Comments(9)

冠・婚・葬・祭

中島京子の短編集。

「冠」:成人式にちなんだお話。
「婚」:お見合いおばさんの「最後の仕事」に関する話。
「葬」:老人ホームで亡くなった女性にまつわるお話。
「祭」:お盆に集まった親戚のお話。

これはけっこう面白かった。
半身浴のおともにしようと思って借りたのに、車中のおともとして読んでしまった。ダメじゃん。

いちばん気に行ったのは「婚」
昨今、すっかり暇になってしまったお見合いおばさんの
「結婚においていちばん邪魔になるのは本人の意思である」
という言葉に納得。
結婚というのは、当人同士の問題ではあるけれど、それ以前に社会的なシステムでもあるんだよね。


この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-15 16:02 | 普通の小説 | Trackback | Comments(2)

イスラム飲酒紀行

高野秀行著。

酒好きの高野氏が「飲酒が禁じられているイスラム圏で、いかにして酒を飲むか」という命題(?!)に真っ向から取り組んだ大作・・・ではなくて、ごくごく軽~い本。

私のような、さほどお酒には執着がない人間からすると、「じたばたせずに諦めりゃいいのに」と言いたくなるのだが、じたばたするからこそ、こういうネタがたまるのであり、だからこそ本が1冊書けてしまうのだから、まあいいんじゃないのという感じ。

読んだとたんほとんど忘れてしまったのだが、砂漠のオアシスの話が印象的。
確か、散歩に出たら、オアシスの中で盛り上がっていて、それが揃いも揃ってけっこうなインテリ男性たちだった、とか。

イスラムだからと言って、厳格に禁酒の教えを守っているわけじゃない。
必ず抜け道というか、息抜きの場がある。
そういう手だてが必要なのです。
だって人間だもんね。
と、納得しながら読みました。

この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-05 21:32 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

身体を言いなりにできるか(26)

これは連載記事です。
(1)からお読みになることをお薦めします。
次の記事へのリンクを貼ってあるので、読んでいくと自然にこの記事まで到達できます。

==============


相変わらず鍼灸治療に通っています。
ただ、「また1週間後にいらっしゃい」だったのが、「10日後ぐらいに」になり、ついに先日、「2週間後にいらっしゃい」になりました。

30分の半身浴も続けています。
自分でお灸を据えることはサボり気味。
入浴の直前や直後は避けろと言われると、お灸をする時間がとれないのです。

冷え取りはゆるゆると続けています。
寝るときだけ「5本指のシルク」「5本指の木綿」「普通のシルク」「普通の木綿」という、靴下4枚履き。

漢方薬は飲んでいません。
寝る前に亜鉛のサプリを飲んでます。

はっきり言って、体調はいいです。
リズムが整っている感じ。
間違いなく去年の今頃よりもいい。



でもね・・・


肝心の後鼻漏は治ってません。
大量ではないけれど、鼻水が喉にまわっています。
喉の不快感も残ってます。
でも、最悪の状態だったときと比べれば、歌う声が出しやすくなってます。

============

(27)へ続く。
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-03 21:07 | Trackback | Comments(0)

空飛ぶ広報室

ご存知、有川浩原作のこの小説。
「八重の桜」で知った綾野剛くんの魅力も相まって、連ドラを毎週欠かさず観てるワタクシ、なんとついには原作本をハードカバーで買ってしまいました。
普段、文庫本でさえ新刊ではめったに買わないのに。

連ドラとの違いを楽しんで読んでから、再びドラマを観ると、これがなんとパラレルワールドの二次創作みたいで、さらに楽しいという、もはやマニアとしか言いようがない。

有川中毒極まれり。

ところで、彼女がこの小説を書くきっかけになったのは、空自広報室の室長さんに「書いてみません?」と声をかけられたからなのだそうで。
うーむ、すごい室長だ。
広告費に換算したら何百億円ぶん?

この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2013-06-02 20:20 | 普通の小説 | Trackback | Comments(2)