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神様

「センセイの鞄」でちょっと気になった川上弘美の短編集。
それぞれの話は関連しているような、ないような。

裏表紙に「不思議な<生き物>たちとのふれあいと別れ」とある。
<生き物>なんだかよくわからないけれど、現実には存在しない「変なもの」が出てくる。
そういう意味ではファンタジー?なのかな?
でも、私の感覚ではファンタジーというより、「文学的な試み」という感じ。

すごく好きなわけではないけれど、これはこれで興味深く読ませていただきました。





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by foggykaoru | 2016-12-30 22:22 | 普通の小説 | Trackback(1) | Comments(0)

枕もとに靴

副題は「ああ無常の泥酔日記」
もともと超人気日記サイト(ブログが登場する以前)にあげられていた記事を精選(?)したエッセイ集。
著者は北大路公子という人。
北海道在住なので北大路、日ハムの「ハム」から公子なんだそうである。

これをきっかけにプロになったというだけあって、そんじょそこらの日記とはわけが違う。レベルが違う。

全般的にはタイトルどおり「泥酔ネタ」。
飲んで酔っ払った、という事実はあるんだろうけれど、今の言葉を使うなら、かなり「盛って」いる。正直、ちょっと引いてしまう。
でも、そういうネタばかりではない。
特筆すべきなのは文章力。
さらに、ときたま挟み込まれている純然たる創作ものがすごい。
中には宮沢賢治と見まごうような作品もある。

もとはと言えば、この人の旅エッセイを書店で見つけて、名前を覚えて、この本を古本屋で見つけて買った、、という経緯がある。
これなら、最初に見た旅エッセイを新刊で買ってもいいかなと思っているところ。普通の旅行記ではなくて、絶対に参考にならないだろうけれど。



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by foggykaoru | 2016-12-29 11:23 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

東京の空の下オムレツのにおいは流れる

石井好子著。
「暮らしの手帖」連載時にリアルタイムに読んでいた「巴里の空の下・・・」とは違い、こちらは(たぶん)初読。

柳の下の2匹目のドジョウだし、と思って、あまり期待しないで読んだのだけれど、これはこれで面白かった。

食べ物を美味しそうに書いている点では文句なし。
文章に関しては、前作よりもむしろ練れている。
飲食物エッセイが好きな人にはお薦めです。






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by foggykaoru | 2016-12-23 08:09 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

またやっちまった・・・

「クロワッサンとベレー帽ーーーふらんすモノ語り」という文庫本を読みました。
そしたら、、、

読んだことがあったのでした。こちらを改題したものだったのです。
最後まで全然気づきませんでした。とほほ。



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by foggykaoru | 2016-12-21 22:38 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

太陽の塔

最近ちょっと注目の森見登美彦の出世作。

ファンタジーノベル大賞受賞作だというので、どんなファンタジーかと思ったら、いつまでたってもファンタジーにならない。
その代わりに、恋人にふられた大学生の悶々が延々と。
男子のこういう述懐は、女子の私にはあんまりピンとこないのよね。

結果的にファンタジーなんだろうけど、じゃなくて、確かにファンタジーなんだけど、その要素は10パーセントぐらい。
それでもファンタジーノベル大賞に値するのだというのが、わたし的には発見でした。

「宵山万華鏡」のほうがずっと好きです。

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by foggykaoru | 2016-12-21 22:27 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

マナーの正体

読売新聞の夕刊に連載されていたエッセイを収録。
十数人の著名人がかわるがわる書いています。
さだまさし、竹内久美子、逢坂剛、鎌田實、藤原正彦、荻原アンナとか、錚々たる面々が。

1篇が見開き2ぺージ。
新聞の連載記事ですから、しみじみ感動するとか、忘れがたい印象が残るというほどはないけれど、どれも一定のレベルには達している。想定内の面白さ。
特に半身浴のおともとして、かなりの日数、役立ってくれました。

そんな本ですが、実はわざわざユーズドで探してまでして購入したんです。
なぜなら友人が
「執筆陣の中に高野秀行もいる」
と教えてくれたから。

高野さん、出世しましたね~

そう言えば、週刊文春にも高野さんの連載記事があるんです。
すっごいですね~

なんかもう、なにも私がせっせと新刊を買ってあげなくても、ソマリランドでの取材費に困ることはないんじゃないか、、、なあんて思っちゃったりして。
序の口、、というのは言い過ぎかな、、、幕下ぐらいから贔屓にしていた力士が、ついに三役に昇進したときの相撲ファンの気持ちというのはこんな感じなのかしら。



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by foggykaoru | 2016-12-14 20:10 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

HITACHINO

メインサイト、更新することができました。

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リトアニアの首都ヴィリニュスのスーパーにて。
HITACHINOという日本メーカーのビールとジンジャーエール。
検索してみたら、常陸野ネストというのは、海外でとても評判のいいビールらしいです。







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by foggykaoru | 2016-12-11 19:05 | メインサイトのボツ写真 | Trackback | Comments(0)

3時のアッコちゃん

「ランチのアッコちゃん」の続編。

前作でちょっと唐突に感じられたエピソードが、ちゃんとつながります。
作者の柚木麻子さんは、子供の頃から児童文学に親しんで育った人なのだろうな
と感じてはいたのですが、絶対にそう。

「アッコちゃん」は、閉塞した現代日本で苦労している若者たちにとってのメアリー・ポピンズなのであります。

若者というには歳をとり過ぎている人にも、けっこうお薦めです。






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by foggykaoru | 2016-12-11 11:59 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

スターリンの鼻が落っこちた

児童文学です。
作者はユージン・イェルチンという、旧ソ連生まれの人。
後になってアメリカに亡命したそうです。
きっといろいろあったんだろう。。。

タイトルから想像できるとおり、スターリン時代のお話。
主人公は、スターリンを英雄としてあがめている素直な少年。

ほんっとに恐ろしい時代だったのだということがよくわかる。
けど、児童文学として好きかと問われれば・・・ 否。

岩波書店の本です。
最近、少年文庫で盛んに昔の本の復刻版や新訳版を出したり、それ自体は悪いことじゃないけれど、新しい本を開拓する力がなくなってしまったんじゃないかとちょっぴり心配してた岩波書店。
久々に新しい本を出したんですね♪

で も

新しい本っていっても これかよ! と思わないでもない。
ものすごくマイナーな方向に切り込んだな という感じ。

別にいいんですけどね。。。


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by foggykaoru | 2016-12-07 21:13 | 児童書関連 | Trackback | Comments(2)

ランチのアッコちゃん

作者は柚木麻子という人。
本屋でよく見かけて、ちょっと気になっていた本。
友人曰く「けっこういいよ。・・・ものすごく期待されると、どうかなって感じだけど」
というわけで、あまり期待せずに読みました。

短編が4つ。
とても軽くて、さっさと読めます。
面白かったです。
とても軽いけれど、物足りない感じはしません。

アッコちゃんがメインの作品ばかりではありません。
面白いのはアッコちゃんメインのものです。
なかなか強烈。

この人の他の小説も読んでみたくなりました。

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by foggykaoru | 2016-12-05 21:35 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)