そんなに英語がいいですか?

ある映画館にて、予告編で見た濃い~感じの映画。幼なじみの青年同士の感情のもつれ?だかなんだかが主題らしい(少なくとも予告編ではそう見える)
青年の1人は「イグレシオ」という名前らしい。
「バモス(=行こう)」と言っているのが聞こえる。
おお、これはスペインの映画なのね!
と思っていたら、最後にタイトルが重々しく流れました。

バッド・エデュケーション

げげっ、、センスわるーーー

すっかり興醒めしてしまったのは私だけですか?

別のとき、暇ができたから、面白そうな映画があったら観ようかなと思って、映画情報サイトで映画館と映画名をざっとチェックし、たいして観たいのはないなぁと思いつつ、まあこのへんで、と、ある映画を見ました。
そのちょっと後になって、知ったのです。
「ロング・エンゲージメント」がフランス映画だということを。
しかも、「アメリ」の監督・主演女優のコンビだというではありませんか!
知ってたら観に行ったのに!

それとも、アメリカ映画のふりをするほうが、客が入るんですか?



英語の映画であっても、カタカナ英語の題名は嫌いです。

映画のことは詳しくないのですが、「映画の題名はカタカナ英語」という流れは、「ダンス・ウィズ・ウルブス」あたりから始まったような気がします。(映画自体を観ていないから、何とも言えないのですが、少なくとも、原題から判断できる限りにおいて)どうして「狼たち(と)の舞い」ではいけないのか、わかりません。
その少し後に「リバー・ランズ・スルー・イット」という題名を目にして、呆然驚愕しました。カワハソレノアイダヲナガレテイル。
映画配給会社というのは、何を考えてるの? 芸が無いにもほどがある。

映画の題名におけるカタカナ英語の氾濫、お願いですから、なんとかしてください。ある程度英語がわかる人間にとってさえ、あれは単なる記号に過ぎません。

ショーン・コネリーが最高にセクシーなジェームズ・ボンドを演じた「007ロシアより愛をこめて」。
もしもあれが「フロム・ラッシャ・ウィズ・ラブ」だったら、あんなに鮮烈に印象に残っていないと思います。

トールキン原作の"The Lord of the Rings"は「ロード・オブ・ザ・リング」という邦題で公開されました。
いまだに「ロード」が「道」だと思っている人は多いはず。

せっかく日本語という言語を持っているのだから、日本語を使いましょうよ。。。
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# by foggykaoru | 2005-04-14 20:40 | バベルの塔 | Trackback | Comments(13)

あさのあつこ著「バッテリー2」(角川文庫)

主人公巧たちがいよいよ中学に入学。彼の言動は、(予想どおり)周囲に波紋を巻き起こします…。
1巻のときも思ったのですが、人間の描き方が丹念なことに感心します。なので、これ1冊かかって、まだほんの数日間しかたってない。どうしたって続きを読まざるを得ません(苦笑)
c0025724_1932788.jpg

で、ここに唐突に桜の写真。
最近ようやく写真が撮れる携帯に変えたのに、撮る写真といえば、書店の児童書コーナーに並ぶランサム全集だけ、というのも、我ながらなんだかなあと思ったのです。

巧は桜が嫌いなんですって。つるんで咲くから。恐れ入りました。こんなにきれいなのに。

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# by foggykaoru | 2005-04-10 19:06 | 児童書関連 | Trackback | Comments(0)

美術館と博物館

「アルキカタ・ドットコムの裏情報」のトラックバック記事として書きます。

英語で"museum"(ミュージアム)
ドイツ語でも"museum"(ムゼウム)
フランス語で"musee"(ミュゼ。最初の"e"の上に右上がりのアクサンが付く)
イタリア語で"museo"(ムゼオ)

これを日本語では何と言う?

6年ほど前、「世界の美術館を斬る」というコーナーのコンテンツを作り始めて間もなく、「美術館」と「博物館」の違いに悩むことになりました。

ルーブルが美術館であることは誰もが認めるでしょうが、その付属の"Musee des Arts Decoratifs"、これは「装飾美術館」? それとも「装飾博物館」? 

ウィーンにある、ブリューゲルの「バベルの塔」で有名な美術館、あれは普通、「美術史博物館」と訳されています。きっと「美術史美術館」はくどすぎるから、「博物館」としたのでしょう。

映画「マスター・アンド・コマンダー」の中に「これは『博物学』上の大発見だ」という台詞があり、英語で"natural history"と言っていました。同じ映画で「博物学者」は"naturalist"だった。
そういう意味からすると、自然史以外の博物館は、厳密には博物館ではないということになるけれど、「切手博物館」とか「交通博物館」とか「おもちゃ博物館」とか、自然史には関係ない博物館は山ほどあります。

パリには"Musee National Eugene Delacroix"というのがあります。ガイドブックによると「ドラクロワ美術館」。ドラクロワのアトリエが公開されていて、とても雰囲気が良いので、個人的にパリのお勧めスポットなのですが、確かドラクロワの作品は無かったと記憶しています。複製は有ったと思うけど(記憶が曖昧でごめんなさい)。
なので、私としては、これを「美術館」と呼ぶのには抵抗があります。「記念館」と言うべきでは。

このように、悩みの多いこの単語ですが、だからと言って、「ミュージアム」とか「ミュゼ」と書いて片付けたくはないのです。悩みながら日本語を使っていきたいと思っています。

そう言えば、「ギャラリー」という単語もありましたっけ。
ロンドン最大の美術館は「ナショナル・ギャラリー」。
「ミュージアム」として、すでに"British Museum"つまり「大英博物館」があるせい?
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# by foggykaoru | 2005-04-09 09:00 | バベルの塔 | Trackback | Comments(4)

風海りんね著「アジア恋愛のススメ --- 七転八倒、ビルマの花嫁日記」(ワニ文庫)

タイトルから受ける印象と違って、これは真剣な恋の記録です。

ビルマすなわちミャンマーは、軍事独裁政権国家。国際問題に興味が無い方でも、スーチーさんの軟禁問題はご存知のことと思います。軍事政権の横暴は、スーチーさんのみならず、ミャンマーの一般の人々の日々の生活を圧迫しています。

たとえば、外国人を家に泊めてはいけない。泊めたのがバレたら、刑務所送り。(ミャンマー人だけ。外国人はお咎め無しです)
実を言うと、私はミャンマーで、たまたま知り合った地元の人のお宅に泊まって、心のこもったもてなしを受けたことがあります。相手とその家族に多大な迷惑をかける恐れがあることなど、つゆ知らずに。今までの旅の中で、文句なしに最高の思い出なのですが、このときの体験はHPには公開していません。できないのです。万が一、ミャンマー政府関係者の目に触れたら、親切を仇で返すことになるから。
(詳細を省いた記事はここにアップしてあります。)

この本の著者は、ミャンマー人男性と恋に落ちてしまった。
ところが、軍事政権はミャンマー人と外国人の結婚を認めていない。

いまどきの常識的な国においては、個人の幸福の追求は、可能な限り保護されているものですが、ミャンマーは常識の外にある国なのです。

著者の風海りんねさんとは、以前、オフ会でお目にかかったことがあります。
彼氏との出会いや、日本に帰ってからの苦悩などを、ご自身のHPに、ほとんどリアルタイムにアップなさっていたときのことでした。
その記事が出版社の目にとまり、この本ができたのです。

旅人たちの間に大きな話題を巻き起こしたそのHPも、今はもうありません。
風海さんの幸せを祈りつつ、この本を紹介させていただきました。


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# by foggykaoru | 2005-04-06 21:27 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback | Comments(7)

ロイド・アリグザンダー著「人間になりたがった猫」(評論社)

某掲示板で話題になっていたので、読んでみました。読み始めたら一気でした。

魔法使いに頼んで人間にしてもらった猫・ライオネルが、初めて行った人間の町でさまざまな体験をします。勝手がわからなくてドジばかり踏むのですが、その抱腹絶倒の数々のエピソードの中に、人間社会への強烈な皮肉がこめられています。…というのが普通の書評なのでしょうね。

私にとっての一番の魅力は、主人公ライオネルの人柄(「猫柄」と言うべき?)です。すれてなくて(人間になりたてなのだから、当たり前です)、気持ちがまっすぐで、打算がなくて、しかも猫のように運動神経が良い。クラスにこんな男の子がいたら、人気者になれること間違いなし。しかも、自分がもてることに気づかない。そこにまた、女子生徒たちは胸キュンになるのです…(←かなり妄想入ってます)

町の人間たちの中には、悪人も善人もいます。全体の軽くて明るい雰囲気のわりには、悪人はかなり悪辣です。善人たちは、それぞれいい味を出しています。特に医者がお気に入り。

翻訳は神宮輝夫氏。私は(この本に限らず)神宮氏が書いた「訳者あとがき」が好きです。さりげないけれど、なんとなく心に残るのです。

「私は猫だ」と主張するライオネルとのからみで、いろいろな動物名が使われている台詞がたくさんあります。さぞかし翻訳しにくかったことでしょう。日本語で読んでも十分に笑えるように訳されていますが、原文のトーンはもっと強烈な笑いを誘うものだったかもしれないと思いました。

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# by foggykaoru | 2005-04-03 12:57 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

週刊100人第63号「J.R.R.トールキン」(ディアゴスティーニ)

c0025724_20254628.jpgこのブログでは極力「指輪物語」関連の話題は出さないつもりでしたが、そういうわけにもいかないということが、だんだんわかってきました(苦笑)
しかたがない(自爆)ので、「指輪物語」というカテゴリーを新設します。

指輪関連の本は、(実際に買うとは限らないけれど)一応チェックしていたつもりです。でも、こんなのがあったんですね。2004年8月31日発行。ナルニア国で見つけました。

題名どおり、これは、指輪物語という作品ではなく、その作者トールキンの生涯と人となりに焦点を当てたもの。伝記を読んでいない私にはぴったりのレベル。伝記既読の人には新たな発見は無いかもしれません。けれど、写真が多いので、それなりに楽しめそう。

出版元の会社が、自社サイトでバックナンバーも紹介しているので、そちらにリンクを貼ります。こちらです。
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# by foggykaoru | 2005-04-01 20:29 | 指輪物語関連 | Trackback | Comments(6)

最高に美しい光景

c0025724_22274413.jpg教文館に行ったのは、6階の児童書コーナー「ナルニア国」がお目当てです。

いつものとおりランサム・チェック!

なにしろ名にし負うナルニア国なんだから、絶対に全巻揃っているはず…と思ってみたら、1巻が無い! 1巻は他の巻より早い時期に増刷されたから、ひょっとしたらもう品薄になっているのかも…という考えが頭をよぎりましたが、次の瞬間に気づきました。別のところにある1巻を。

c0025724_22283981.jpgそして、その脇には紙が留めてありました。
おなじみの2本の旗が描かれていて、さらには本のあらすじが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジョン、スーザン、ティティ、ロジャのきょうだいは、夏休みに、子ども達だけで、湖にうかぶヤマネコ島に、キャンプに行くことになります。島までは、小さな帆船「ツバメ号」を操っていくのです。全ての準備を整えて、さあ、出航!!
船、キャンプ、水あそび、海賊との出会い!!
夏の楽しさもりだくさんの1冊です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ナルニア国、最高です。
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# by foggykaoru | 2005-03-31 22:38 | ランサム・チェック | Trackback | Comments(0)

銀座の教文館で

c0025724_2081214.jpgこんな特別企画をやっているのを発見。
「暮しの手帖」1号から100号までのセットでお値段は10万円!
買いたい!と思いました。かなり真剣に。もしもお金があって、部屋が広かったら、絶対に注文したことでしょう。

「暮しの手帖」は、子どもの頃、(もちろん)母が購読していたのですが、私の大のお気に入りでもありました。商品テストに興味津々で。

100号の次に、101号ではなくて、「2世紀」の1号になったのですが、どうもそのあたりから、今ひとつ、面白くなくなっていったような印象があります。母もそう感じたのかどうかはわかりませんが、その頃、定期購読をとりやめたようで、我が家から「暮しの手帖」の姿は消えていったのでした。
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# by foggykaoru | 2005-03-31 20:25 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(2)