ビブリア古書堂の事件手帖5

なんとなく読み続けているこのシリーズですが、ハマったわけではないので、ブック○フで200円出す気にはなりません。
でも先日、いわゆる昔ながらの古本屋で50円で売っていたので、迷わず購入。
(前も同じことを書いた気がする・・・)

今回は珍しく、私が知っている作品が取り上げられてました。
それは手塚治虫の「ブラックジャック」

帰りの電車内でさらさら読み進んで、下りる前にあらかた読み終わってしまいました。
まあ面白いです。このシリーズはいつもそのぐらい。75点。

続編、安くなったら買います。


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# by foggykaoru | 2016-11-10 22:07 | 推理小説 | Trackback | Comments(0)

さがしもの

角田光代の短編集。
すべて「本にまつわる物語」です。
ただ、具体的に本の題名は出てこない。
そこがちょっと物足りない。

もしも実在の本の名前が出ていたら、たとえその本を読んでいなくても、「へえ、そういう本があるのか」と思いながら読むのに。
そして、もしかしたら、潜在意識に残って、いずれその本を手にすることがあるかもしれないのに。

まあまあです。でも前項の池澤夏樹に比べると浅い感じ。70点。


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# by foggykaoru | 2016-11-07 21:14 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

きみのためのバラ

池澤夏樹の短編集。
旅を題材としたものが多くて、なかなか面白いなと思って読み進み、最後の一篇を残したところで雑事に取り紛れてストップしてしまった。

再び手にとったのは1か月ぐらい後。
前に読んだ部分はほとんど忘れてしまっていた・・・(涙)

読了してからぱらぱらっと読み直して、
そーか、そーか、この話けっこう面白かったっけ
とか
こっちはそれほど好きじゃなかったな
とか
少~しだけ思い出しました(苦笑)

たぶん、100点満点の85点ぐらい。

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# by foggykaoru | 2016-11-03 07:19 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

地図を破って行ってやれ!

著者は石田ゆうすけ。
若い頃、7年かけて世界一周をやってのけたチャリダーです。
私が今までに読んだ彼の本はこれこれ

今回は日本の旅。それも非常に最近の旅。

なかなか読ませます。
彼の世界一周旅よりも、本としては面白いかも。
こんなに日本の旅をしたくなる旅行記はちょっとない。
旅好きの方に自信をもってお薦めします。


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# by foggykaoru | 2016-10-31 20:36 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

新版 走れメロス

「聖なる怠け者の冒険」で興味を惹かれた森見登美彦の短編集。
タイトルで想像できるとおり、古典的な小説のパロディーです。

こういうのはもとネタを知っているほうが面白いもので。
だから、原作を読んだことのある、「山月記」と「走れメロス」は面白かったです。
「山月記」のほうは、ある意味、常識的。
「走れメロス」のほうがぶっとんでいます。
「藪の中」「桜の森の満開の下」「百物語」は読んだことがないのでちょっと・・・

でもそれなりに楽しめました。
「聖なる・・・」の作者ですから、基本、かなりくだらない。

京都の学生のおバカ具合がなかなかです。

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# by foggykaoru | 2016-10-26 20:07 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

すてきなあなたに&エプロンメモ

ともに「暮しの手帖」に連載していたものをまとめた本。
この2冊をついつい買ってしまったのは、まだ朝ドラ「とと姉ちゃん」をやっていた9月のこと。
あのドラマのお蔭で「暮しの手帖社」はさぞかし儲かったことでしょう。

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まずは「すてきなあなたに」

著者は「とと姉ちゃん」ご本人、つまり大橋鎭子。
連載当時は、「いったいどういう人が書いているんだろう?」と思いながら読んでいた。

今、彼女のことを知って読むと、なるほどです。
明らかに今で言う「キャリアウーマン」。バリバリです。
なんとなく独身っぽいムード。
著名人と親しくおつきあいしている。
まさに編集者ですよね。
外国にも知り合いが多いというところが、当時としては(今であっても)かなり驚異です。

冒頭の「紅茶の淹れ方」ははっきり覚えている一篇。
とういうか、このエッセイで私は紅茶の淹れ方を覚えたのです。

「とと姉ちゃん」、つまり家長として、家族とともに一生を送った人だから、
「人というのは、本来、1人で暮らすものではないと思う。
 だから、一人暮らしの友達に連絡を入れてあげよう」
なんてのもある。
私、別にそういう連絡を待ってませんけど・・・。

半身浴のおともとしてはなかなか良い本でした。続編も読むかも。

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「エプロンメモ」

大橋鎭子の妹である大橋芳子の手になるもの。
昔の私は「すてきなあなたに」よりも、こちらのほうが好きだったような気がする。
今読んでも、こちらのほうが好きです。

昭和の主婦の知恵です。
今や全く役に立たないことが多いんですけどね。
たとえば、余ったご飯の活用法。
電子レンジがいかに偉大な発明であったのかが、よくわかります。

実はこの本、まだ読み終わっていません。
いつ読み終わるかわからない。
なにしろ三段組でして、「暮しの手帖」に掲載されていたときを彷彿とさせて懐かしいのですが、ものすごいボリュームなのです。
それに、もともと一気に読むタイプのものではないですから。
時々手にとって、ちびちび読む、という感じで楽しんでいます。






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# by foggykaoru | 2016-10-24 20:37 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

聖なる怠け者の冒険

「京都ぎらい」でちょっと京都モードになっていたところに、「京都本大賞受賞」という言葉が飛び込んできて、ついつい買ってしまった。

森見登美彦という作家は知らなかったのだけれど、ファンタジーノベル大賞を受賞しているそうだから、この小説もファンタジーなのかな? と思いつつ。
確かにファンタジーでした。ジブリのアニメか何かを見ている気分。

なんともはや、とことんくだらない話です。
どの登場人物にも、感情移入なんかできない。
でも、ついつい読んでしまいました。
(「ついつい」が多いなあ)
そして、もう1度最初からじっくり読み直しました。
ということは、かなり気に入ったらしい(苦笑)

素晴らしき週末、しかも土曜日1日の冒険です。
たった1日のことを1冊かけて書いているということ自体が、わりと好みなんですよね。
なにしろあの長~いランサム読んで育ったもんで。

この作家、もうちょっと読んでみようかな。
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# by foggykaoru | 2016-10-20 19:57 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

京都ぎらい

井上章一著。ただいまベストセラーです。

今年度本屋大賞を受賞しただけのことはある。
とても読みやすく(文字が大きめ! そしてひらがなが多いのです)、面白い。

京都の「いけず」は伝え聞いているけれど、我々「よそもん」にとっては へー ほー の世界。
「いけず」の一番の被害者は京都の近所の人。
常日頃、洛中の人の「いけず」によって傷つけられているんですって。
大変ですねえ。関東に生まれ育ってよかったわ~

でも、物を書く人にとって、いろいろやられて屈託を抱えることは、むしろ糧となる。
だから今、筆で立つことができているのは、「いけず」のおかげなのだ、と筆者は一生懸命皮肉をこめて語っている。

そして古都で最大の勢力、それは寺。
そりゃそうなんでしょうねえ。
江戸時代まで寺の領地はそりゃあまあ広大だったそうで。
それを明治政府がふんだくった。
このあたり、英国のヘンリー8世が教会の財産をふんだくった歴史を思い出す。
近代化に至るまで、洋の東西を問わず、似たようなことがあるんだな。

そして、筆者の思いは南北朝までさかのぼる。

著者が言うように、京都に関する著者の発見が書かれているわけではなくて、誰もがなんとなく思っていたけれど、特に口に出さなかったことを、白日のもとにさらけ出した本。お薦めです。


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# by foggykaoru | 2016-10-17 21:05 | エッセイ | Trackback | Comments(4)