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コットンフィールド

本と映画とたまに旅行のことしか書かないこのブログには唐突なネタですが・・・

ホームソーイング派御用達の店として広く知られる吉祥寺のコットンフィールドが閉店します。
現在、閉店売りつくしセール中。
(閉店発表前からうわさが流れ、6月からすごい混雑だったというので、もうろくに商品残ってないかも?)

ぢつわ身内の店でして。

脱サラして布地屋を始めると聞いて、「なんでまたそんな私の役に立たない店を」と思ったものです(自爆)

香港発券の世界一周航空券を利用して買い付けに飛び回っていた社長も寄る年波には勝てず。
まっ、のんびり余生を楽しんでね!
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by foggykaoru | 2013-07-07 11:38 | 告知 | Trackback | Comments(8)

車谷長吉の人生相談---人生の救い

友人が「面白いよ」と貸してくれた。
なんでも、新聞の人生相談が人気を博して文庫化されたのだとか。

読んでみて納得。

人生はそもそも「苦しみ」であって「楽」を求めようとするのが間違いなのである
というのが車谷氏の持論。
救いが無いとも言えるけれど、愚痴を言っても始まらないと思えば、たいていのことは乗り越えられる。

人生相談とはかくあるべし?!

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by foggykaoru | 2013-06-23 09:33 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(2)

ヨット遭難事故

ニュースキャスターの辛坊さんという人、知らなかったのですが・・・
単に「救助された」ではなく、「海上保安庁と海上自衛隊によって救助された」と報道されてます。

これって「空飛ぶ広報室」効果かな?と思うのは私だけ?
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by foggykaoru | 2013-06-22 22:10 | ニュースから | Trackback | Comments(8)

寺暮らし

今は無き伝説的地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集者・森まゆみが、寺の敷地内のマンションに住んだときの暮らしの記。

都心なのに驚くほど静かな寺暮らし。素敵です。
郵便ポストの代わりに玄関先に椅子を出しておく、なんて、うっとりしませんか?

そういうぐっとくる描写が散見されるけれど、全体的にはちょいと退屈かな。
というか、まとまった時間にいくつかのエッセイを一気に読むと飽きてしまう。
30分かかる半身浴のおともには向かなかったということで。
1日に5分、1篇ずつ読むようにすれば、もっと面白く感じるはず。


『身体のいいなり』の内澤さんのブログで知ったのだけれど、森さんは今、難病と闘っているそうです。


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by foggykaoru | 2013-05-13 20:36 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし

体質改善に励んでいた(今もですが)2月、部屋の改善にも励んでいました(今もです)。
そのきっかけになったのがこの本。

昨今、「断捨離」が流行っています。
ものを捨てることを「祭り」と称する人がテレビに登場したり。

この本の著者・金子由紀子さんは、そういう人たちと似て非なることを言っています。
「過激なダイエットをすると、リバウンドしてしまう。しないほうがマシ」
だから、一挙に捨てることはやめよう、と言うのです。
その代わり、今までよりも、少しずつでもいいから捨てるものを増やす。そうすれば、いずれきれいになっていて、しかも、余計なものをためこむ習慣が抜け、すっきりした生活を継続できるようになる。

なるほどと思いました。

一挙に捨てるのは体力が要ります。
私の場合、疲れて中途半端に終わってしまうだろう。
でも、長らく放っておいた引き出しとか棚を、毎日ほんの一か所ずつでもいいから、きれいにしていくことならできるだろう。

というわけで、体質改善プロジェクトとともに住まい改善プロジェクトも現在も進行中なのです。

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by foggykaoru | 2013-03-30 20:47 | Trackback | Comments(10)

異国トーキョー漂流記

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高野秀行氏の本。
高野さんが知り合った人の話、などと言うと身も蓋も無いのだけれど。
「袖すり合うも多生の縁」という言葉を思い出した。

心に静かな波紋が広がる感じ。
高野さんの「人に対する眼差し」がいいと、改めて思った。
客観的、かつ温かいという彼の真骨頂が現れている。
彼の旅本(あるいは探検本)の底流にあるものもまさにそれである。

「ムベンベ」と「ワセダ三畳」を読んで気に入った人は必読。
この2作に関連した出来事もいくつかあるから。

語学に興味がある人間としては、高野さんがフランス語を勉強した方法がおもしろかった。
言葉を教えることに関してど素人であるフランスの姉ちゃんの「投げたレッスン」であっても、素晴らしい成果を上げることができるのだ。生徒本人にやる気さえあれば。

そして、コンゴつながりのエマニュエル・ドンガラ氏。
高野さんが翻訳したという著書「世界が生まれた朝に」を読みたくなった。
熱帯雨林で検索したら在庫なし。どうやら絶版らしい。
どうせなら原書がいいかも、、と思って熱帯雨林france で検索したら在庫があった。
興味のある方はこちらをご覧ください。
本自体はそんなに高くないんだけど、送料がねえ。
パリに行ったら買おうか。いつ行くんだ。もう「のだめ」ネタはないのに。
思いついて地元の図書館のサイトに行って検索したら、あったあった。すぐ近所にあった。(もちろん高野さんの訳書のほうです)


文庫化されている高野本のうち、絶対に読もうと思った本はこれにておしまい。
読みたい本はまだあるけれど、単行本なのです。
図書館で借りるか。それとも文庫化を待つか?
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by foggykaoru | 2012-10-19 21:53 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(3)

ワセダ三畳青春期

接続障害のため、しばらくオフライン状態でした。その間に読書日記がたまりました(笑)


「幻獣ムベンベ」の高野秀行が11年過ごした早稲田のアパートの思い出の記。
言うなれば沈没とモラトリアムの記録。
アパートに住む奇人変人、それをおっとりと見守る大家さん、ヒマにまかせて馬鹿やって過ごす高野氏とその仲間たち。
ホントに馬鹿やってるんだけど、男子は馬鹿やっても女子よりも様になる。羨ましい。

面白いです。
前から思っているんですが、この人の文章、なかなか読ませます。
特に最後の2章。おおおっ!という感じ。

「沈没」なんて言ってしまったけれど、実はこの11年の間に、高野さんは世界のあちこちを探検して廻っているわけで。
がぜん、そちら関連の本も読みたくなりました。

これからしばらく、高野ワールドのご紹介が増えます。



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by foggykaoru | 2012-09-02 16:01 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

言葉を育てる---米原万里対談集

旅行に持っていった本。
前半はいまひとつだったので、読み捨てるのにちょうどいいと思いながら読んでいたら、中盤の養老孟司との対談あたりから面白くなってきて、つい日本にまで持ち帰ってしまった(苦笑)

イタリア語通訳の田丸公美子との対談は知的な漫談。

そして最後の糸井重里との対談。これが最高。これを最後に持っていった編集者は偉い。

ふつう、人は外国語と対峙することによって、言語に関する考察を深めていくものである。米原さんが言語について語れるのも、子ども時代に習得し、長じてからは通訳として言語と言語のぶつかりあいの現場でもまれてきたからこそ。その米原さんと、ほぼ対等に話ができるのは(同業の田丸さんを除いたら)糸井重里だけ。

というわけで、
糸井重里は頭がいい
というのが結論(笑)

ほとんど内容を忘れてしまったけれど、ものすごく印象的だったのは
「外交上、通訳の誤訳が問題になるのは、公務員つまり外務省の役人が通訳をしたときだ」という話。
役人はなにしろ無責任だから(!)、元原稿が変でもそのまま訳してしまう。
一方、プロの通訳は「これをそのまま訳したらまずいですよ」と指摘し、なんとか元原稿を訂正をさせようと努力する。(少なくとも米原さんならそうする)
だからと言って、プロの通訳のほうがいいのかというと、そうとも言い切れないかも、、、というのが米原さんのすごいところ。
なぜなら、直訳して外交上の問題になれば、その後の処理として、「日本ではこういうことを言いたいときには、こういう表現をするのだ」という解説がなされることになり(要するに、一種の情報開示がなされるということだ)、ひいては異文化理解につながるであろうから、というのだ。うーむ、深い。

ためになる本です。真面目な学生諸君に薦めます。


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by foggykaoru | 2012-08-15 23:22 | バベルの塔 | Trackback | Comments(2)

スローカーブを、もう一球

アスリートに取材した、とても有名なノンフィクション短編集。
著者は山際淳司。この人、若死にしてしまいましたね(合掌)
当然(と言ったら失礼かも)、ユーズドでしか入手できません。

『江夏の21球』あたりは、たぶん大昔に読んだことがある・・・と思う。
もしかして、この本自体も既読だったりして(苦笑)

有名人をメインに据えた話は『江夏~』のみ。
それ以外はみんな、そこそこ行けたけれど名をはせるまでにはいかなかった人々の話。

面白いです。

スポーツと対峙することによって、人はそれぞれ何かを学ぶのです。
たとえ名声や社会的地位は得られなくても。
対峙するのはスポーツでなくてもいいのかもしれない。
スポーツだとわかりやすいのかも。
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by foggykaoru | 2012-06-20 20:36 | ルポ・ノンフィクション | Trackback(1) | Comments(0)

トイレの話をしよう

副題は『世界65億人が抱える大問題』
著者はローズ・ジョージというイギリス人女性ジャーナリスト。

トイレ問題を論じたまっとうな本。『東方見便録』とは違います。でも面白いのは絶対に『東方~』です。こっちはまとも過ぎ、真面目過ぎてちょっと飽きた。ローズさん、ごめん。

健康に暮らすためには水の問題を避けて通ることはできない、だが、水の問題というと、上水道の整備という方向ばかりに目がいってしまう。しかし、「屋外をトイレとして利用する」ようなことでは、清潔な水は確保できない。だからまずはトイレ問題なのだ!という本。

しょっぱなが日本のトイレ事情である。
日本の輝かしい発明である、高機能トイレの話。
そういうトイレが日本で発明されて広まったことを、著者はちょっと意外に思っているようだが、日本人ってもともと風呂好き、めちゃくちゃ清潔好き、洗うことが好きな民族なんだよ。ローズさん、知らなかった?
「トイレをきれいに掃除すると美人になる」とか「きれいな子が生まれる」というのは、『トイレの神様』で歌われる以前からよく言われていたこと。それは女性につらい仕事を体よく押し付けるためだったとも言えるが、日本人がトイレの清潔さを重視していたという証拠であることは間違いない。
ところでTOTOの人は「アメリカ人はトイレに関心がないから、高機能トイレは売れない」と語ったそうだが、今もまだそうなのかな? 今や中国人が日本のトイレに大注目しているというのに。(この本は2009年刊)

衛生的なトイレを確保するためには、「トイレよりも外で用を足すほうがマシだ」という環境を変えなければならない。たとえば、インドでは意外や意外、トイレを整備するためにけっこうなお金を使っているのだそうだ。しかし、せっかくトイレを作っても、しばらくするとそれが使われなくなり、結局、人々は道端に逆戻りする。

マダガスカルに行ったときのことを思い出す。
学校を作っているフランス系のNPOの人に偶然出会い、話を聞く機会があったのだが、「ただ建物を作ってもダメ。そのあとの維持や運営に目を配らないと」という言葉が印象に残っている。トイレも同じなのだ。

そして、「外のほうがマシ」という気持ちもよくわかる。
マダガスカルではトイレは原則「外」だった。(もちろん、ホテルにはまともなトイレがある。)
長距離バスのトイレ休憩は草原の真ん中。みんなバラバラと散っていって、用を足すのである。(ミャンマーも同じ。)
最初はぞっとしたけれど、慣れてくるとどうってことなくなる。
そして、最後の頃、たまたまトイレがあって、そこで用を足したとき、「こんなトイレよりも外の方がいい」と痛感したものだ。

だから「トイレで用を足したほうが気持ちがいいトイレ」を作り、維持しなくてはならないし、「トイレがあったほうが経済的」、たとえば「そこらで用を足していたときに比べて下痢しなくなり、薬代が節約できるようになった」ということを人々に実感させなくてはならない。
さらにインドの場合は「カースト下位の人たちのトイレ問題を解消することこそが、自分たちの健康向上には不可欠なのである」ということを納得させる必要がある。

ところで、著者は「トイレ問題を語る政治家はいない」と嘆いているが、実はそういう政治家もいるのである。
1955年から5期にわたり三鷹市長だった鈴木平三郎という人である。
彼は「下水道を完備する」ということを公約に掲げて有権者の支持を得た。もともとは社会党系だったけれど、どんどん独自路線に走るものだから、実質的に「鈴木党」みたいになっていったらしい。異端の政治家、とでも言おうか。(たぶんね。私はまだ子どもだったから、このあたり、はっきりとは知らない。)
彼のおかげで、三鷹市は昭和48年に全国に先駆けて下水道普及率100%を達成した。つまり23区よりも早いんです。
このことを知る三鷹市民は、きっと今もそれを誇りに思っているはず。私がそうだから。もう市民じゃないけど。
鈴木さんは三鷹名誉市民なんだそうです。当然です。


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by foggykaoru | 2012-02-09 21:02 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(11)