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よみがえる朱鷺色の空

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中国の奥地まで行って撮ってきた、朱鷺の写真展。
某新聞で関連記事をご覧になった方もいらっしゃるかも。

朱鷺というと、「ミドリが卵を産んだ」「ミドリが死んだ」「日本の朱鷺は絶滅した」と、断片的に伝えられたニュースのたびに、ちらっと写真を見たことがある程度だったので、今回のこの写真展で初めてその姿をじっくり見ました。
朱鷺色ってほんとに美しいんですね。
その美しさのせいで乱獲されたと聞きますが、納得です。でも獲っちゃいかんよ。

実を言うと、私にとってのツボは朱鷺よりも、中国の路地裏にワンコがいる写真でした(苦笑)

場所はキャノンギャラリー銀座
全国展開するようなので、みなさまのご近所でやるときはぜひ。
受付には原則的にカメラマンご本人@黒づくめのダンディーが詰めているので、朱鷺のこと、中国のこと、はたまた日本の環境行政についても、そしてもちろん写真のことについても、質問するといろいろ教えてもらえます。


しかし、東銀座駅にはA8という出口は無いのですよ。
サイトの地図を見て行った私は、ちょっと泡を食いました(苦笑)
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by foggykaoru | 2007-09-02 10:11 | ちょっとおでかけ | Trackback | Comments(8)

小島剛一著「トルコのもう一つの顔」

トルコは世界一親日的な国。
日本女性をひっかけようという下心100パーセントの男性もいるけれど、トルコ語しか喋れない一般ピープルの多くは、ほんとうに親日的。

そういうトルコに触れた人にも、触れたことのない人にも、お薦めの本。

前川健一氏曰く、「この本は題名で損をしている」
同感です。

この本はそんじょそこらの旅行記のレベルを遙かに超えて、トルコという国家の持つ、裏の顔を描いているのです。
だまされたと思って読んでみてください。

この本に関する情報はこちら

ついでに私のトルコ体験記もどうぞ。そんじょそこらの旅行記レベルですけど(苦笑)
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by foggykaoru | 2007-04-06 20:46 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback(1) | Comments(7)

岡本隆三著「纏足物語」(東方選書)

c0025724_946395.jpg古本屋でこの本に手が伸びたのは、昨年末に中国に行ったことが関係していないと言えば嘘になる。

ご存知のとおり、「纏足」は中国四千年の歴史の中で生まれた、世界に類を見ない奇習である。
「纏足を施された幼女はその痛みに耐えかねて毎夜泣く」というという程度のことは、かのパール・バックの「大地」で知っていたつもりだったが、改めて詳しい説明を読むと、胸が悪くなる思いだった。恐いもの見たさで一気に読んでしまったが。

一口で「足を縛って成長をとめてしまう」と言われても、どういうことなのかぴんとこないが、図説や写真が豊富に載っているので、非常にわかりやすい。わかりやすくて、とてもキモチワルイ。
これを愛らしいと思ったなんて・・・(絶句)

纏足が「夜の技巧」にも利用されたということも、なんとなく聞いてはいたが、この本を読んで、ある程度具体的にわかった。わかったけれど・・・よくわからん。

この風習は、ひそやかな残酷性という点で、史上、群を抜いているのかもしれないが、ひょんなきっかけで生まれた流行がいつしか伝統になり、人々がそれに従わざるを得なくなるということがあるというのは、厳然たる真実である。
人間、そして人間の社会というのは、なんと奇妙なものなのだろうか。

この本は、現時点において、熱帯雨林では入手不可能。
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by foggykaoru | 2006-04-15 10:18 | 西洋以外の歴史 | Trackback | Comments(14)

「ほいほい旅団 上海不思議世界を行く」

c0025724_1251517.jpg昨年秋、「上海に行くぞ!」とエアチケットを手配したものの、無為に日々を過ごし、気が付いたら、12月に入っていました。

慌ててガイドブックを買い、観光名所を調べたりしたのですが、なんか違うなあ、こういうところをせっせと見て廻っても、私は満足しないだろう、、という強い予感がしたのです。
だからと言って、中国の歴史を勉強し直す暇も無いし。せめて魯迅ぐらいは読めよって話はあるが。

とにかく、このままじゃいかん、と書店で見繕って買い求めたのがこれ。

結果は大成功。
この本のお陰で、道が見えてきたのでした。
そう、道です。
今回の旅では、名所は二の次にして、道、通り、路地裏を歩き倒そう!

2002年刊行なので、この本に紹介されたディープな通りのすべてが健在というわけではありませんが、上海行きを考えている方には、まだまだ十分に参考になります。

出色の記事は「外灘で会った日中友好家」でしょうか。
中国人ってスゴイです。。。

この「ほいほい旅団」のライターさんたちと一緒に旅をしたくなりました(^^;

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by foggykaoru | 2006-01-21 13:08 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)

野村進著「アジア新しい物語」(文春文庫)

今回のチェコ&ドイツ旅行のとき、持っていった本がこれ。「なんでヨーロッパに行くのにアジアなんだ?」と思われるかもしれませんが、私はそういうことは全く気にしないタチなのです。

これは、アジア各国に定住する日本人たちのルポです。たまたま今住んでいるのではなく、骨を埋める覚悟を決めた人たちなので、日本企業の駐在員ではありません。そのたくましい生き様に、頭が下がる思いがしました。

もっぱらヨーロッパを中心に旅してきた私にとって、アジアの国々は遠くて近い存在です。でも、行った回数が少ない分だけ、かえって得体の知れない感じがして、心惹かれます。

日本人は自分たちの価値観を、戦後60年を通じて、絶えず欧米のそれに近づける努力をしてきたように思います。私自身のたどった道を振り返ってみてもそうです。

でも、すぐ近くに、違う価値観が支配する国々があるのです。地理的・人種的に近いとはいえ、いや、近いだけになおさら、実際にその国に定住しようとしたときにぶつかる壁は厚く感じられるかもしれません。それにも負けずにそこで生き抜こうとする人たちは、実に魅力的です。

ここにとりあげられた人々それぞれについてコメントすると、限りなくネタバレになってしまうので、何も申しません。とにかく面白いのです。どなたにもお薦め。だまされたと思って読んでみてください。

あえて感想を1つだけ挙げるなら・・・
人間はみな、自分で生きる場所を選びとり、自分の責任において生きているのだということ。
「ここに生まれたから」とか、「こういう家庭環境に生まれたから」というのは、確かにその後の人生行路に多大な影響を及ぼすものですが、それでも、人生というのはその人がどう生きるかによって違ってくる。特に、日本のように、貧困を克服した国においては。そんなことを考えてしまいました。

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by foggykaoru | 2005-09-02 21:08 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

風海りんね著「アジア恋愛のススメ --- 七転八倒、ビルマの花嫁日記」(ワニ文庫)

タイトルから受ける印象と違って、これは真剣な恋の記録です。

ビルマすなわちミャンマーは、軍事独裁政権国家。国際問題に興味が無い方でも、スーチーさんの軟禁問題はご存知のことと思います。軍事政権の横暴は、スーチーさんのみならず、ミャンマーの一般の人々の日々の生活を圧迫しています。

たとえば、外国人を家に泊めてはいけない。泊めたのがバレたら、刑務所送り。(ミャンマー人だけ。外国人はお咎め無しです)
実を言うと、私はミャンマーで、たまたま知り合った地元の人のお宅に泊まって、心のこもったもてなしを受けたことがあります。相手とその家族に多大な迷惑をかける恐れがあることなど、つゆ知らずに。今までの旅の中で、文句なしに最高の思い出なのですが、このときの体験はHPには公開していません。できないのです。万が一、ミャンマー政府関係者の目に触れたら、親切を仇で返すことになるから。
(詳細を省いた記事はここにアップしてあります。)

この本の著者は、ミャンマー人男性と恋に落ちてしまった。
ところが、軍事政権はミャンマー人と外国人の結婚を認めていない。

いまどきの常識的な国においては、個人の幸福の追求は、可能な限り保護されているものですが、ミャンマーは常識の外にある国なのです。

著者の風海りんねさんとは、以前、オフ会でお目にかかったことがあります。
彼氏との出会いや、日本に帰ってからの苦悩などを、ご自身のHPに、ほとんどリアルタイムにアップなさっていたときのことでした。
その記事が出版社の目にとまり、この本ができたのです。

旅人たちの間に大きな話題を巻き起こしたそのHPも、今はもうありません。
風海さんの幸せを祈りつつ、この本を紹介させていただきました。


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by foggykaoru | 2005-04-06 21:27 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback | Comments(7)

河口慧海著「チベット旅行記」(講談社)

児童文学に話題が偏り過ぎたので、ちょっと気分を変えましょう。

この本の著者は、その名前から想像されるとおり、お坊さんです。
ですが、普通のお坊さんとはちょっとばかり、、、いや、非常に、違います。
語り口こそ、いかにもお坊さんらしく、古めかしくて奥ゆかしいけれど。

仏教を追究するには経典が必要。でも、それはチベットでしか手に入らない。だったらチベットに行こう。でもチベットは鎖国状態だ。だったら密入国してしまおう…なんてことを思いついて、実行してしまうのです。

文句なく面白いので、どなたにもお薦め。講談社学術文庫で全5冊。

私はこれを読んで以来、チベットに行きたくてしかたがありません。

日本人が書いた旅行記の最高峰と言っても過言ではないと思います。

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by foggykaoru | 2005-03-24 20:25 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback | Comments(4)