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自然探索と聖地巡礼報告

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アーサー・ランサム・クラブ(通称ARC)の2年に1度の総会がありました。
3日間のプロブラムのうち、私が参加できたのは後半のみなのですが、一応ご報告。

まずは上の写真。東京郊外の公園でバードウォッチング・・・というふれこみでしたが、その実態は散策(苦笑)
天気に恵まれ、とても気持ちよかったです。

そして下の写真。

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ノーフォークで帆走してきた会員の報告会です。
現地でヨットを借りて。それも木造帆船! ランサムの挿絵そっくりの写真もあり、おおっ!
ヨットが動けなくなったときは、ディックのように棹を使ったんだそうです。
でもディックのように川に落ちることはなかった、とのことでした。
(心なしか、落ちなかったことを残念がっているように聞こえたのは私の勘違い?)

お茶はいつものミルクティーです。
ノーフォーク土産のタフィと、手作りの種入り菓子(昨今はシードケーキともいふ)を美味しくいただきました。

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by foggykaoru | 2017-11-05 18:59 | ほんとうの生活 | Trackback | Comments(0)

大オオハムはイギリス諸島にいない

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「シロクマ号となぞの鳥」の岩波少年文庫版、ついに2016年1月15日に刊行されました。
いや~、よかったよかった。

正直なところ、「はやく! はやく!」とせかされているうちに、はっと気づくと「さようなら!」と、いきなり子供たちと別れさせられてしまうこの巻、あまり得意ではありません。
子供のころ、あまり読み返していないので、どこがどう改訳されたのかさっぱりわからないのですが、とりあえず「風笛」が「バグパイプ」になっているのには納得。

「風笛」は長年の謎でした。
大学の頃、スコットランドに行って、バグパイプの音色をさんざん聞いたのですが、それこそがあの風笛だったのだと気づいたのは、それからさらに数年(数十年)後のことでした。

さらに、「great nothern」という鳥が「大オオハム」でなくなったことは一目でわかりました。

事情通の友人によりますと、全集刊行時、「great nothern」の和名は決まっていなかったそうで。若き神宮輝夫先生は山科鳥類研究所(←なんとなくやんごとなき香りがする研究所です)の大御所の助言をもとに「大オオハム」としたのだそうです。
その後、和名が決まった。
だから、この文庫版に登場する鳥の名称は、その和名なのです。

ゆえに、「大オオハム」はイギリス諸島で巣をつくらない。
それどころか、そもそもイギリス諸島には(っていうかどこにも)存在しない。

で、この本の内容自体には関係ないけれど、見つけてしまいましたよ、ミスを。
上巻216ページの訳注(2)。全集の間違った訳注をそのまま流用しています。「オオバンクラブ」にはたまご収集家なんか登場しないってば!!

巻末の解説は、白百合女子大学の児童文学科の人の手になるもの。
ランサム愛にあふれていて感動的。必読です。
特にうなったのは「わたしたち、コックだからわからない」の場面について。
こんなふうにかわせるのは、大人の女性だからなのかもしれません。
ほんとうにそうだよね! 
あまり読み返していないこの巻の中で、くっきりと覚えているのがこの場面。
ほんとうに大人の女性じゃなければ、こんなことは言えない。
・・・今の私より大人かもしれない(自爆)


「シロクマ号となぞの鳥」の舞台を訪れた旅行記、メインサイトにあります。
児童文学メインの旅ではなかったので、一般旅行記の中に埋もれているのですが、このページに続く数ページは、ランサムファンのための旅行記。一般ピープルは相手にしてない(苦笑)
お暇があるときに、覗いてやっていただけると嬉しいです。
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by foggykaoru | 2016-03-22 21:10 | 児童書関連 | Trackback | Comments(7)

児童文学好き必読です

c0025724_20365182.jpg今月発売の「CREA」2月号。
なにしろ特集が「大人の少年少女文学。」
女性雑誌なので、男性には買いにくいかな。

昨年末から楽しみにしていたんです。
というのは、実は某団体の友人数名が若干関わっておりまして。

福田里香さんというお菓子研究家による「ヘンな食べ物図鑑」が素晴らしい。

「おいしそうな食べ物ベスト30」に「ブランマンジェ」が入っていて、懐かしかったです。

いちゃもんつけたいのは「好きな映像化作品ベスト30」。
なんであれが入ってないんかなあ。
TV作品も含まれてるからしょうがない? 
でも、あれこそが「奇跡の映像化」なんだよ。

上の写真で付箋をつけてるのは、私がいちばん大切に思っている作品(群)の言及があるページです。
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by foggykaoru | 2016-01-11 20:54 | 児童書関連 | Trackback(1) | Comments(6)

「ひみつの海」2日目

1日目からの続きです。

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2日目は天気予報どおりの曇り空。でもイギリスっぽくて悪くありません。雨さえ降らなければ。

ABSの木造クルーザーに乗せてもらいました。希望者(とは言っても実質的に全員)が2グループに分かれ、私は前半グループに入りました。

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全身ゴアテックスに身を固めた私を見た船長は「どうぞ前に」
海を眺めながら風に吹かれてリラックスしていたら、突然やってきた波をかぶってしまいました。体はゴアテックスで守られているけれど、髪が~! メガネが~! 前がよく見えない~!

1時間余り外海を帆走。(メガネが曇っていたけれど)水平線上に江の島が見えました。いい思いをさせていただきました。船酔いもしなかったし。

帰りはたまたま船長のそばに移動したので、いろいろな話を聞くことができました。
「外海からはあんな港があるなんて全く見えないですねえ」と私が言うと、「だから軍事機密だったんですよ」
また、アメリカから小笠原までは簡単にたどり着けるけれど、その後が大変。黒潮などのせいで。堀江健一のように日本からアメリカに行くほうが正解。飲食物の準備があって、数回のしけに耐えれば(低気圧の通り道なので)行ける。
木造船の維持というのはほんとうに大変。ちょっとでも傷ができたらすぐに補修。ひっきりなしにニスを塗り直さなければならない・・・

乗るときは慌てていてよく見なかったんです。見たのは下りたあと(苦笑)
ほんとうに、ほれぼれするほど素敵な船でした(写真は無いけど)

c0025724_922230.jpgクラブハウスに戻り、メガネを水洗いし、温かいお茶を飲み、くつろいでいるうちに昼食に突入。昨夜の残りの魚を焼いたり、幹事のSさんが買ってきてくださった美味しいサンドイッチをつまんだりして、おなかいっぱいになったところで、午後のプログラム。

車で運んできた超小型ディンギイ「小ツバメ」、カヤック、ABSから借りた木造ディンギイ「どんぐり」を思い思いに走らせます。
私は一緒に乗る連れを吟味・厳選して、(なにしろ自分一人ではなにもできないので)小ツバメとどんぐりに1度ずつ乗りました。

前回来たときここは風ひとつなく、水面はまるで鏡のようでした。「地名には意味があるんだ! だからここは油壷なんだ!」と実感したものでしたが、今日の油壷の水面にはさざ波がたっています。昨日、みんなして順風を祈願したからかも(笑)

というわけで、今回はそれほどオールの力を借りることなく、帆走を楽しむことができたのでした。

解散後は近所の温泉に寄ってから帰りました。やっぱり日本の旅の醍醐味は温泉だよねー!
海水を浴びた髪も洗えたし。
久しぶりの「ほんとうの生活」は、まさに「命の洗濯」でした。
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by foggykaoru | 2015-11-28 09:02 | ほんとうの生活 | Trackback(1) | Comments(4)

「ひみつの海」1日目

c0025724_7563375.jpg11月の連休にはARCの総会がありました。

今回の会場は「ひみつの海」。
外からはまったく見えない。戦時中は軍事機密として地図に載っていなかったという、筋金入りの秘密の海。それは油壷。

京急三崎口駅で集合し、まずはハイキング。「小網代の森」というコースで、なんでも京急が最近一生懸命宣伝しているのだとか?

この日は11月とは思えない馬鹿陽気でしたが、森の中の散策路は木陰になっていて爽やかさ満点。「文明」から徒歩でほんの20分かそこらだとはとても思えない。大自然気分最高です。

その後、神社に立ち寄り、これからの好天と順風を祈願。

小高い丘の上からはこれから行く油壷の入り江が見えました。まさに「ひみつの海」

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海岸を少し散策した後、会場である、油壷ボートサービス(ABS)へ。

この日は「海に出るつもりじゃなかった」ので、陸(おか)で過ごしました。
総会でちょっとした話し合いをした後はバーベキューです。メインの食材はぺミカンではありません。なにしろここは三崎ですから。マグロです。マグロのカマです。

お腹いっぱい食べて、お喋りして、眠くなったら寝る。
これぞ「ほんとうの生活」

(2日目に続きます)
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by foggykaoru | 2015-11-28 08:14 | ほんとうの生活 | Trackback(1) | Comments(0)

アップルパイにからしは不要[追記あり]

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「スカラブ号の夏休み」の新訳。2015年7月刊行。
アップルパイにはカスタードが必要なんです。よかったよかった。
ネタがなくなってしまってしまったのはちょっと寂しいけど(爆)

この巻、ツバメたちが登場しないけれど、昔からかなりお気に入りです。
かねてから思っていたのですが、大おばさんの調査からラストまでが実に面白い。いろんな人たちがてんでにしゃべってて、その中でひときわいい味を出しているのがコック。
で、ディックったら「コックはなぜ泣いているのかなあ」とか言っちゃって。をいをい教授さんよー。

でも、一か所、意味不明なところがあったんでした。
どこだったっけ・・・

巻末の原稿を書いているランサムファン、よーく知っている人でした。あー驚いた。ほとんど月1で会ってるのに、何も教えてくれないんだもん。

追記です。意味不明なところはここ。
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by foggykaoru | 2015-08-03 22:50 | 児童書関連 | Trackback | Comments(8)

永遠に捨てられないもの

今日のネタはマニア向けです。多くの方にとっては謎だと思いますがご容赦ください。

「断捨離」とか「こんまり」がブームになるよりもずっと前、思い立って大々的な片づけをしたことがあります。
当時の主眼はあくまでも整理整頓だったので、今回に比べると、捨て方が甘い。
それでも「これは捨てていいんじゃないか」と思ったものがある。

それはこの3冊の辞書。
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辞書は(古語辞典でもない限り)生もの。
特にこの程度の日常使いの外国語の辞書は、どしどし新しいのに買い替えるべき。

でも捨てられなかった。

その理由は見開きにあります。
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ラテン語です。
その昔、イギリスの学生が、辞書の見開きに書いたのだそうで。
「この本はわたしのもの 
 証人は神様 
 もし盗めば 
 首つりにされる」(神宮輝夫訳)

これを書いたときの気持ちがよみがえってきて、どうしても捨てられないのです。
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by foggykaoru | 2015-03-19 19:19 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

たくまざるユーモアを感じました

c0025724_117672.jpg昨年の10月に刊行されたのに、購入するのを忘れてました。「六人」とこの作品にはあまり思い入れがない私。
というわけで、逆に妙なストレスなく読めました。「キャプテン・フリント」は自動的に「フリント船長」と読み替えるんですがね(苦笑)

この本はタイトルどおり「女海賊の島」の物語。子どもたちは問題じゃない。
ミス・リーが登場しているところは面白い。
特にラテン語!! 今回読んでみて、これは「ネタ」だなあとしみじみ思いました。英国人のユーモアだと思う。

思い入れはなくても、この言葉は小学生の私の心に焼き付いています。
仕事をもっていて、そのやり方を心得ているということは、この世でいちばんいいことの一つだ。

この台詞を万年プー太郎に言わせているのもユーモアなのかな?
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by foggykaoru | 2015-03-08 11:15 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

岩波少年文庫ファン、そしてランサムファンの皆様へ

友人から教えてもらいました。

「岩波少年文庫名作フェア 世代をつなぐ10のかけ橋」というキャンペーンが始まりました。
そのお知らせページへGO!

「これだけじゃよくわからない」という人は左上の「フェア記念プレゼント」をクリック!

教えてくれた友人曰く
「なんだか私たちを狙い撃ちしてる?(笑)」



[追記1]
このフェアは、岩波書店本店でのみ行われているのではありません。(それじゃ販促にならない)
全国の、岩波少年文庫を扱っている書店で、このフェアの帯(だと思う)がついている本を2冊購入し、そこについている応募券をハガキに貼って送るのです。
ただ、現時点で、少年文庫を扱っている書店すべてで、帯がついている本が売られているわけではなさそう。のんびり待ちましょう。

[追記2]
実施してない店舗では待っててもやらない可能性があるので、確実には岩波の販売部児童書係03(5210)4113 に問い合わせてください。(by情報通の友人)
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by foggykaoru | 2014-07-17 21:03 | 児童書関連 | Trackback | Comments(10)

何も語れない私

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「六人の探偵たち」待望の神宮訳。
旧訳より読みやすくなったのかな・・・
と思って読み始めたのですが

うーん。。。

この巻が読みにくいのは、原作自体が苦手なせいで、訳文がどうのこうのという問題じゃなかったみたいです。
旧訳もあまり読んでいない(たぶん、子供のときに1回と、大人になってから1回だけ)ので、どこがどう読みやすくなったのかも、さっぱりわかりません。

神宮先生がせっかく訳してくださったのに。
ネガティブキャンペーンみたいになってしまってごめんなさい。
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by foggykaoru | 2014-06-29 10:13 | 児童書関連 | Trackback(1) | Comments(6)