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ワケありな国境

武田知弘著。
世界中の「変な国境」のいわれが、要領よくまとめられてます。
「アフリカ国境が直線が多い理由」とか「小説『最後の授業』の真実」あたりは、知ってることだったけど、海外旅行好きな人には非常に興味深い話が多い。

たとえばロシアの飛び地「カリーニングラード」。
今まで「いったいここは何?」」と思っていた。
そもそもソ連のときは飛び地ではなかったんですね。なるほど。
バルト三国が独立したため、飛び地になってしまったのです。
そして一時期は犯罪の巣窟みたいになっていたそうだけど、今やとても潤っているんだそうな。

なぜブラジルはあんなに大きいのか。
南アフリカの中にぽつんぽつんある小さい国はなぜできたか。
国境未画定地域ってどういうことなのか。
といったことに興味をそそられる人にはお薦めです。

あと、ベルギー領コンゴというのは、ベルギーの植民地ではなくて、ベルギー国王の私有地だった!
意味不明でしょ?

この本は断捨離箱行きではなく、しばらくは手元に置いておくつもり。

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by foggykaoru | 2016-01-25 21:17 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)

週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分

下川裕治著。
バックパッカーの教祖的な存在の下川さんがシンガポール?!
と思って読んだら、ご本人もそう言っている(笑)

私はシンガポールには数時間いただけ。
トランジットの間にマーライオンを観に行ったのだ。
で、それまでは、世界有数の大都市・東京の住民としては、海外の都会に行って「負けた」と思ったことはなかったのだが、シンガポールには「負けた・・・」と思った。

で、きれいで便利。
だけど、別にぜひ再訪したいという気にもならず。

でも、最近、とみに軟弱になってきて、楽なところならどこでも(?!)いいんじゃないか?
だったらシンガポールだっていいじゃないか?、、、なーんて思ったり。
マレーシアという国にもさっぱり興味が湧かなくて、別にわざわざ行くこともないんじゃないかと思っていたのだけれど、これまた楽そうだし、行ってみたっていいんじゃないか?

という、不純(?)な理由でちょっと興味がわきかけているこの2国。

旅情報として、ある程度は役に立つ。
たとえば、シンガポールで気楽な食事がとれるのは、1にも2にもホーカーズ、なんだそうである。
あと、シンガポールは週末になるとホテルの料金がどんと上がるんだそうである。

でも、この本のメインは、あくまでも下川さんの目を通して見た、下川さんにとってのシンガポール、マレーシア。
そこがいい。
と思う人でないと、読んでがっかりするかも。

シンガポールが華僑の国だということは知っていたけれど、の分離独立の経緯とか、ぜんぜん知らなかった。
喧嘩して出ていったのかと思っていたら、追い出されたんですって。
マレーシアはマレー人中心。
マレー鉄道が有名だけど、バスのほうがずーっと便利なんですって。
なぜかというと、鉄道はマレー人がやっている。
マレー人は優遇されているから、なんとなくいろいろボケてるらしい。
バスは他の民族(インド系とか多いらしい)が中心にやってるから、気が利いているんだそうです。

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by foggykaoru | 2016-01-17 10:46 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

温泉へ行こう

初刊は昭和63年。約30年前。
古いねえ。
当然のごとく、ユーズドでしか入手できません。

書いたのは山口瞳。
この人は私が子供の頃、大人の週刊誌にエッセイを連載していた。
私はそのへんに置いてある文字はたいてい読んでしまう子供だった。
だから大人の週刊誌も読んで、よく怒られた。
でもさすがにエッセイは読まなかった。

なぜこんな本を・・・って
やっぱ日本は温泉でしょ!って思ったからです。

この本は企画もの。
編集者と一緒の温泉巡りの話。

内容は古い。
けれど、その古さこそが興味深い。

何が古いって、著者の感覚が、まさに昭和のサラリーマンのおやじだということ。
この本書いたのは50代後半なのだけれど、今のその年齢のおやじとは、おやじ度が違う。
と決めつけてはいけないか。
なにしろ私はおやじではないのだから、はっきりしたことはわからない。
でも、今のアラカンの作家はこういう感覚ではないのでは?
そういう感覚が残っていても、正面切ってそれを表すことはあまりしないのでは?
と思ったのです。

それに、今のアラカンおやじよりも、肉体的に老け込んでます。
もともとサントリーの営業だったから、お酒が仕事の一部だし、生活習慣病にもなりやすかったんだろうけど。

昭和は遠くなりにけり。

山口瞳のいちばん有名な小説は「江分利満氏の優雅な生活」
昭和のサラリーマンの暮らしぶりが、今読むと懐かしくて楽しいかも。
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by foggykaoru | 2016-01-16 19:41 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

食客旅行

玉村豊男のエッセイ集。
内容はタイトルどおり、旅先の食。

1996年刊。もう20年も前。
だから古いのだけれど、今読んでも十分に楽しめる。
1篇が3ページ程度ととても短い。
並みのエッセイだったら、(私には)短すぎて不満を覚えるところだが、この本はそうならなかった。
つくづく文章がうまいんだなと感心しました。

ほんっとにたくさん旅行してます。羨ましい。
そして、ほんっとにいろんなものを食べてます。
そして、どれも美味しく食べている。
これだけ「味」に関する守備範囲が広い人も珍しいのでは。
それにつけても、胃が丈夫で羨ましい。

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とっくに絶版かと思ったら、今も版を重ねている。さすが。
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by foggykaoru | 2015-12-20 09:12 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

もっと秘境駅へ行こう!

牛山隆信著。表題からわかるとおり、「秘境駅へ行こう!」の第二弾。
第二弾は二番煎じであることが多いけれど、これは違う。
編集後記でも「これは二匹目のドジョウではない」と言い放っているだけのことはあります。
厳冬の北海道に道なき道を歩いて遭難しそうになる、というような話(←私はそういうのがけっこう好きよ)は出てこないけれど、1冊目が気にいった人は楽しめるはず。

ところで、あとがきを書いている原武士という大学の先生。
確かこの人は・・・と思って検索してみたら、やっぱりそうでした。
マンガ「さんてつ」に登場して、三陸鉄道の乗車券を1000枚購入した人。
そして、「鉄道は採算が取れないからと言って、バスに切り替えるのはNG」と言っていた人です。

マンガ「さんてつ」の感想文は書いてませんでしたが、昨年夏、「あまちゃん」巡礼の旅をする前、準備の一環として読んだのです。
三陸鉄道(「あまちゃん」では「きたてつ」)を応援する気分を盛り上げるのに最適でした。
「あまちゃん」のファンでなくても、震災の記憶(記録)として、興味深く読めるはず。


「もっと秘境駅へ行こう!」に関する情報はこちら

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by foggykaoru | 2015-12-10 21:34 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

秘境駅へ行こう!

神保町に行ったついでに書泉グランデに立ち寄りまして。
この書店、前からオタクの匂いがたちこめているなあと思っていたんだけど、ますますすごくなってました。

私が行くのは「旅行」と「冒険」のフロア。
最初に行ったのが「旅行」のほう。
エレベーターを降りてギョギョギョ(さかなクンじゃないよ)

そこは90パーセント「テツ」の世界でした。
書店なのに、本以外のもの(鉄道関連のグッズとか)が山ほどある。
「地球の歩き方」も置いてあるけど、申し訳程度。そういうフツーの本は、フツーの書店のほうがよっぽど品揃えがいい。

そんな中で見つけたのがこの本。
高野秀行氏のお薦め本だったなあと思い出して買ってみました。

たかが日本の鉄道の駅。「秘境」たって大したことないでしょ。電車に乗ってりゃ行けるわけだし。
という私の予想は覆されました。

「電車に乗ってりゃ行ける」とは限らない。
通り過ぎちゃうんです。各駅停車が少ないから。
下車したら翌日まで電車が来ない、ということも。
周囲には旅館はおろか、人家すらない。
だから「駅寝」するしかない。

あと、駅に到達する道が無い駅がある、というのが衝撃でした。
車の通る道が無いのはもちろん、人のための道も無い。
きっと、もとはあったんですよね? 
誰も使わないからなくなった、ということですよね?

日本の鉄道を乗るだけで、こんな冒険ができるとは。
なにしろこの人、北海道の秘境駅にはわざわざ冬に行くんです。物好き~! 
でもその心意気がなんとも素敵。

でも私にはできないんだよね。
真冬の北海道はもちろんだけど、そもそも私は「駅寝」なんかできません。

でも、通りすぎるだけでもいいかも。
たとえばJR山田線。
去年、「あまちゃん」めぐりの旅を敢行したとき、盛岡~宮古をバスで行ったんです。だってそれが普通の行き方なんだもん。
あまちゃんツアー、もう1回やろうかな。山田線に乗るために(!)

あと、飯田線にも乗ってみたいかも。

私は海外旅行で公共の交通機関に乗ってのろのろと移動するのが好きなのです。だから、「乗り鉄」的な体質はあるんだろうなと、新たな自覚(?)みたいなものが生まれました(苦笑)


牛山隆信著。
ネタがすごいだけじゃなくて、文章が上手。
続編の「もっと秘境駅へ行こう!」も読みたくなった。

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by foggykaoru | 2015-11-23 22:31 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(4)

インパラは転ばない

池澤夏樹著。

旅に関連したエッセイなのだけれど、旅先でのエピソードばかりではない
・・・と思う。
例によって、読み終えてから1週間ぐらいたっているので、あまり覚えていないのです(涙)
でも、どれにも彼の旅人としての視点が感じられて、そこが私は気に入りました。

ネタ的には古いものが多い(1995年刊だからしょうがない)のだけれど、それよりも残念だったのは、1篇が3ページと短すぎたこと。
私としては、せめて各駅停車1駅の間はもってほしいのです。

表題作がとても印象的。
すぐに忘れてしまう私ですら、まだ覚えている。
興味がある方はどうぞお読みください。

ユーズドでしか入手できませんけど。
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by foggykaoru | 2015-11-18 20:40 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行--ジャングル編

サイバラこと西原理恵子のマンガ+勝谷誠彦の文章、という体裁の旅行記?

ブック○フで108円だったので、半身浴のおともにちょうどいいと思って買ったんだけど、サイバラのマンガの文庫化は、アラカンの私の目にはキツすぎまして。
ので、読むために100均で虫眼鏡を購入したのでした(苦笑)

この2人+アルファの面々が、アマゾンに行ってだらだらと釣りをするのであります。

期待したほどぶっとんでいなかったなあ。
旅行記というものをあまり読んでない人には新鮮なのかも。

このシリーズはもう読まなくていいかも。
虫眼鏡は・・・まだこれからもいろいろ使うことがあるでしょう(自爆)

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by foggykaoru | 2015-11-13 21:49 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

旅の流儀

玉村豊男のエッセイ。
旅そのものの話が中心ではあるけれど、人生振り返ってみました的。
そりゃしょうがない。
彼も老境に入って、今や農業メインの生活をしてるんですから。

もとバックパッカーなのに、旅先では下着を洗濯しないというのが意外だった(苦笑)

どうってことないのですが、うまいなあと感心しました。
野球で言えば、シュアなバッティングで、バントも確実に決める2番打者。巨人の土井ですな(古っ!)
電車の中でちびちび読むのにぴったりでした。

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今日の午後から旅に出ます。
でも下手をすると成田で足止めになるかも・・・
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by foggykaoru | 2015-08-07 10:00 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

ニッポン発見記

ドイツ文学者である池内紀の旅エッセイ。
タイトルどおり、旅するのはドイツではなくてニッポン。

16の旅のうち、私が名前を知っている行先は函館と新島(&式根島)、越後高田くらい。
あとは知らない。かなりマイナーなところを狙ってる。

椎名誠の旅エッセイを思い出した。
シーナ氏はほとんど薀蓄がないんだけど、池内氏は薀蓄の塊。非常に知的。
だけどなんとなく似てるのが不思議。

ぶっちゃけ、池内氏の旅エッセイだったら、ドイツ関係のほうが好きです。これは私の個人的趣味によるところが大きいと思う。なにしろ私は海外好きだから。

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by foggykaoru | 2015-07-13 21:27 | エッセイ | Trackback | Comments(0)