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世界飛び地大全

著者は「国マニア」の吉田一郎。
ネットでユーズドを購入。

一項目が短いし、たくさんの項目を一気に読むと、頭がごちゃごちゃになる(少なくとも私はそうだった)ので、通勤車内などで、毎日ちびちび読むのに向いている。
読み終えるのに1か月ぐらいかかった。その間に小説を読んだりしていたということもあるが。

この本を読んで今更ながら気づいたのは、「アドリア海の真珠」として名高いドブロブニクが飛び地だったこと。
バスで北上するとき、ほんの10分ぐらいボスニア領内を通ったことはよく覚えているが、「飛び地」という概念は頭に浮かばなかった。
「内陸の国・ボスニアが、海への出口を欲しがったんだろうな」と思っただけだった。
でもそうじゃなかった、ということが書いてある。
あそこは海に面していても、ろくな港があるわけじゃなくて、役立たずなんだそうで。

ドブロブニクはけっこう大きいし、飛び地であるというデメリットはたいしてなさそうだけれど、世界各地には信じられないほど小さな飛び地や、飛び地であるために生活が恐ろしく不便になっているところとかが、たくさんあるのだそうだ。
世界地理好きな人、そういった薀蓄が好きな人にはお薦め。
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by foggykaoru | 2016-06-05 08:48 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(8)

あしたはアルプスを歩こう

古本屋で購入。
角田光代の旅日記。
「アルプスをトレッキングしましょう」というテレビの企画に乗って、トレッキングが何なのかも知らずにイタリアンアルプスにでかけてしまったお話。
いいよねえ有名人は。

全然アウトドア派でない角田さん(だからトレッキングも初耳だったわけだ)が、疲労困憊しながらトレッキングをするのだが、これが読ませる。

すごい山に登って、一息入れましょうというとき、イタリア人ガイドがエスプレッソを淹れてくれるんだと。
「それが文化だ、日本人もお茶ぐらいたてろ」と角田さん。
言えてるなあ。
そういうことを絶対にしないのが私だけど。
(重い荷物を持つのが嫌だから)

このガイド氏がとても魅力的。ひと言ひと言に含蓄がある。この人あってのこの本という感じすらする。

この本はけっこうお薦めです。薄くてあっと言う間によめます。
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by foggykaoru | 2016-05-19 21:12 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

だいたい四国八十八ヵ所

宮田珠己の旅エッセイ。
ネットでユーズドを購入。

かねてからお遍路には興味がある。
サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼の話をきいて、面白そうだな、でもキツそう、、、そうだ、なにもヨーロッパまで行かなくても、日本にはお遍路さんがあるじゃないか!と思いついたのである。
で、信仰にもとづかない、バックパッカー的お遍路を宮田さんがやったことを知った。
これは読むっきゃないでしょ。

うん。
この人、私と全く同じ感覚。
歩き旅をしてみたかったので、かねてから有名なお遍路にチャレンジしてみた、というだけのこと。

お遍路、悪くなさそうです。
でも、1日平均20キロ歩くのはどうだろうか。体力的に自信なし。
20キロ歩いた翌日は休むとか、5キロぐらいでとどめるとかしたいところ。
だけど、お遍路は修行だから、連泊する人はいないんだって。困ったな。
すごくキツくなったらバスを利用する、ぐらいならできるだろうか?

宮田さん特有のお気楽ムードで、さらさら読めます。
楽しく読みながら、足にマメをつくらないための心得とか、杖は邪魔なだけ、など、実用的な知識も得られます。
読み返す気にはなれないんだけどね。
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by foggykaoru | 2016-04-29 07:35 | エッセイ | Trackback | Comments(4)

「裏国境」突破 東南アジア一周大作戦

下川裕治著。
「裏国境」突破とは、あんまりメジャーでない国境を越えること。
タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→タイというコースで、ガタぼろバスに揺られたり、殺された動物と一緒のボートに乗ったりして、越えられるかどうか定かでない国境を目指す。
うーんいいですねえ。バックパッカーですねえ。
それにしても、下川さん、アラカンにもなって相変わらずハードなお仕事をなさってますねえ。
くれぐれもご自愛ください。

私は古本屋で購入したけれど、ほんとうは新刊で買うべきだった。
下川さんに印税が入るように。

それぞれのお国ぶりも興味深い。
やっぱりラオスはしみじみ田舎なのです。そこがいいんだけど。
そして、昔よりもはるかに自由に動けるようになったとはいえ(なにしろ、国境からヤンゴンに陸路で行けるようになったのだ!)、混迷度抜群のミャンマー。そそられます。



この本に関する情報はこちら
紙媒体はユーズドのみになってしまっているようだけど、Kindle版はちゃんとあります。
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by foggykaoru | 2016-03-23 21:46 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

私の愛する憩いの地

ユーズドでしか入手できません。

著者は一定の年齢以上の人なら絶対知ってる兼高かおる。
なにしろあの兼高さんが、世界中で「これ」と思った場所をピックアップして説明してくれてるのだから、旅好きには非常に参考になります。
(注意!ものすごく面白いというほどではありません)
秘境的な場所も紹介されているけれど、ちゃんとしたホテルがあるところばかりなので、軟弱なえせバックパッカーにはぴったり。
たとえばシュピッツベルゲンとかね。
行きたい。。。

イギリスでピックアップされているのはセント・アイヴス(コンウォールの海辺の町)、グレンイーグルス(ゴルフ好きにお薦めだそうだ)、そしてそして、なんとノーフォーク!
古本屋で見つけて思わず買った理由はここにある(自爆)

フランスはミディ運河とロックフォールです。渋いなあ。
兼高さんが参加したミディ運河クルーズは、数日間、船に寝泊まりするもの。
近頃急激にまったり旅に心惹かれるようになっているので、非常にそそられて、思わずネットで探してみました。
でも、半日クルーズとか1日クルーズしか見つからないよ(涙)

この本も、しばらくは手元に置いておきます。
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by foggykaoru | 2016-01-27 20:32 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

ワケありな国境

武田知弘著。
世界中の「変な国境」のいわれが、要領よくまとめられてます。
「アフリカ国境が直線が多い理由」とか「小説『最後の授業』の真実」あたりは、知ってることだったけど、海外旅行好きな人には非常に興味深い話が多い。

たとえばロシアの飛び地「カリーニングラード」。
今まで「いったいここは何?」」と思っていた。
そもそもソ連のときは飛び地ではなかったんですね。なるほど。
バルト三国が独立したため、飛び地になってしまったのです。
そして一時期は犯罪の巣窟みたいになっていたそうだけど、今やとても潤っているんだそうな。

なぜブラジルはあんなに大きいのか。
南アフリカの中にぽつんぽつんある小さい国はなぜできたか。
国境未画定地域ってどういうことなのか。
といったことに興味をそそられる人にはお薦めです。

あと、ベルギー領コンゴというのは、ベルギーの植民地ではなくて、ベルギー国王の私有地だった!
意味不明でしょ?

この本は断捨離箱行きではなく、しばらくは手元に置いておくつもり。

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by foggykaoru | 2016-01-25 21:17 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)

週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分

下川裕治著。
バックパッカーの教祖的な存在の下川さんがシンガポール?!
と思って読んだら、ご本人もそう言っている(笑)

私はシンガポールには数時間いただけ。
トランジットの間にマーライオンを観に行ったのだ。
で、それまでは、世界有数の大都市・東京の住民としては、海外の都会に行って「負けた」と思ったことはなかったのだが、シンガポールには「負けた・・・」と思った。

で、きれいで便利。
だけど、別にぜひ再訪したいという気にもならず。

でも、最近、とみに軟弱になってきて、楽なところならどこでも(?!)いいんじゃないか?
だったらシンガポールだっていいじゃないか?、、、なーんて思ったり。
マレーシアという国にもさっぱり興味が湧かなくて、別にわざわざ行くこともないんじゃないかと思っていたのだけれど、これまた楽そうだし、行ってみたっていいんじゃないか?

という、不純(?)な理由でちょっと興味がわきかけているこの2国。

旅情報として、ある程度は役に立つ。
たとえば、シンガポールで気楽な食事がとれるのは、1にも2にもホーカーズ、なんだそうである。
あと、シンガポールは週末になるとホテルの料金がどんと上がるんだそうである。

でも、この本のメインは、あくまでも下川さんの目を通して見た、下川さんにとってのシンガポール、マレーシア。
そこがいい。
と思う人でないと、読んでがっかりするかも。

シンガポールが華僑の国だということは知っていたけれど、の分離独立の経緯とか、ぜんぜん知らなかった。
喧嘩して出ていったのかと思っていたら、追い出されたんですって。
マレーシアはマレー人中心。
マレー鉄道が有名だけど、バスのほうがずーっと便利なんですって。
なぜかというと、鉄道はマレー人がやっている。
マレー人は優遇されているから、なんとなくいろいろボケてるらしい。
バスは他の民族(インド系とか多いらしい)が中心にやってるから、気が利いているんだそうです。

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by foggykaoru | 2016-01-17 10:46 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

温泉へ行こう

初刊は昭和63年。約30年前。
古いねえ。
当然のごとく、ユーズドでしか入手できません。

書いたのは山口瞳。
この人は私が子供の頃、大人の週刊誌にエッセイを連載していた。
私はそのへんに置いてある文字はたいてい読んでしまう子供だった。
だから大人の週刊誌も読んで、よく怒られた。
でもさすがにエッセイは読まなかった。

なぜこんな本を・・・って
やっぱ日本は温泉でしょ!って思ったからです。

この本は企画もの。
編集者と一緒の温泉巡りの話。

内容は古い。
けれど、その古さこそが興味深い。

何が古いって、著者の感覚が、まさに昭和のサラリーマンのおやじだということ。
この本書いたのは50代後半なのだけれど、今のその年齢のおやじとは、おやじ度が違う。
と決めつけてはいけないか。
なにしろ私はおやじではないのだから、はっきりしたことはわからない。
でも、今のアラカンの作家はこういう感覚ではないのでは?
そういう感覚が残っていても、正面切ってそれを表すことはあまりしないのでは?
と思ったのです。

それに、今のアラカンおやじよりも、肉体的に老け込んでます。
もともとサントリーの営業だったから、お酒が仕事の一部だし、生活習慣病にもなりやすかったんだろうけど。

昭和は遠くなりにけり。

山口瞳のいちばん有名な小説は「江分利満氏の優雅な生活」
昭和のサラリーマンの暮らしぶりが、今読むと懐かしくて楽しいかも。
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by foggykaoru | 2016-01-16 19:41 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

食客旅行

玉村豊男のエッセイ集。
内容はタイトルどおり、旅先の食。

1996年刊。もう20年も前。
だから古いのだけれど、今読んでも十分に楽しめる。
1篇が3ページ程度ととても短い。
並みのエッセイだったら、(私には)短すぎて不満を覚えるところだが、この本はそうならなかった。
つくづく文章がうまいんだなと感心しました。

ほんっとにたくさん旅行してます。羨ましい。
そして、ほんっとにいろんなものを食べてます。
そして、どれも美味しく食べている。
これだけ「味」に関する守備範囲が広い人も珍しいのでは。
それにつけても、胃が丈夫で羨ましい。

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とっくに絶版かと思ったら、今も版を重ねている。さすが。
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by foggykaoru | 2015-12-20 09:12 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

もっと秘境駅へ行こう!

牛山隆信著。表題からわかるとおり、「秘境駅へ行こう!」の第二弾。
第二弾は二番煎じであることが多いけれど、これは違う。
編集後記でも「これは二匹目のドジョウではない」と言い放っているだけのことはあります。
厳冬の北海道に道なき道を歩いて遭難しそうになる、というような話(←私はそういうのがけっこう好きよ)は出てこないけれど、1冊目が気にいった人は楽しめるはず。

ところで、あとがきを書いている原武士という大学の先生。
確かこの人は・・・と思って検索してみたら、やっぱりそうでした。
マンガ「さんてつ」に登場して、三陸鉄道の乗車券を1000枚購入した人。
そして、「鉄道は採算が取れないからと言って、バスに切り替えるのはNG」と言っていた人です。

マンガ「さんてつ」の感想文は書いてませんでしたが、昨年夏、「あまちゃん」巡礼の旅をする前、準備の一環として読んだのです。
三陸鉄道(「あまちゃん」では「きたてつ」)を応援する気分を盛り上げるのに最適でした。
「あまちゃん」のファンでなくても、震災の記憶(記録)として、興味深く読めるはず。


「もっと秘境駅へ行こう!」に関する情報はこちら

マンガ「さんてつ」に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2015-12-10 21:34 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)