タグ:日本の小説・文学 ( 138 ) タグの人気記事

きみのためのバラ

池澤夏樹の短編集。
旅を題材としたものが多くて、なかなか面白いなと思って読み進み、最後の一篇を残したところで雑事に取り紛れてストップしてしまった。

再び手にとったのは1か月ぐらい後。
前に読んだ部分はほとんど忘れてしまっていた・・・(涙)

読了してからぱらぱらっと読み直して、
そーか、そーか、この話けっこう面白かったっけ
とか
こっちはそれほど好きじゃなかったな
とか
少~しだけ思い出しました(苦笑)

たぶん、100点満点の85点ぐらい。

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by foggykaoru | 2016-11-03 07:19 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

新版 走れメロス

「聖なる怠け者の冒険」で興味を惹かれた森見登美彦の短編集。
タイトルで想像できるとおり、古典的な小説のパロディーです。

こういうのはもとネタを知っているほうが面白いもので。
だから、原作を読んだことのある、「山月記」と「走れメロス」は面白かったです。
「山月記」のほうは、ある意味、常識的。
「走れメロス」のほうがぶっとんでいます。
「藪の中」「桜の森の満開の下」「百物語」は読んだことがないのでちょっと・・・

でもそれなりに楽しめました。
「聖なる・・・」の作者ですから、基本、かなりくだらない。

京都の学生のおバカ具合がなかなかです。

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by foggykaoru | 2016-10-26 20:07 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

聖なる怠け者の冒険

「京都ぎらい」でちょっと京都モードになっていたところに、「京都本大賞受賞」という言葉が飛び込んできて、ついつい買ってしまった。

森見登美彦という作家は知らなかったのだけれど、ファンタジーノベル大賞を受賞しているそうだから、この小説もファンタジーなのかな? と思いつつ。
確かにファンタジーでした。ジブリのアニメか何かを見ている気分。

なんともはや、とことんくだらない話です。
どの登場人物にも、感情移入なんかできない。
でも、ついつい読んでしまいました。
(「ついつい」が多いなあ)
そして、もう1度最初からじっくり読み直しました。
ということは、かなり気に入ったらしい(苦笑)

素晴らしき週末、しかも土曜日1日の冒険です。
たった1日のことを1冊かけて書いているということ自体が、わりと好みなんですよね。
なにしろあの長~いランサム読んで育ったもんで。

この作家、もうちょっと読んでみようかな。
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by foggykaoru | 2016-10-20 19:57 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

無名

沢木耕太郎が、実父を見送った経緯を描く。
どういうわけか、南木さんの「家族」に続いて、似たような本を立て続けに読んでしまった・・・
古本屋で立て続けに見つけてしまって、つい手が伸びてしまったのだ。

沢木さんの父親は恵まれた家庭に育ち、山ほどの読書をしていた。
その知性は戦後の混乱期の中で世間的な成功を得ることにはまったく結びつかなかったのだが、文学的DNAは着実に息子である沢木耕太郎に伝わったのだ。

それにしても
子が親を見送るときは、いろいろあるんです。
そもそも子は、親に対して、多かれ少なかれ、屈折した思いがある。
沢木さんにもあった。
「屈折の塊」である南木さんに比べると、沢木さんの屈折の度合いのほうがずっとマシ(マシという言い方は変だけど)だけど。

私にも大いにあったなあ
今もそれを抱えてる
と、しみじみ思った。

シルバー世代には興味深く読める本だと思う。
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by foggykaoru | 2016-06-19 20:59 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

永遠の出口

森絵都のジュブナイル短編集。図書館で借りた。

小4の主人公が高3になるまでの、各年代のエピソードが語られている。
一つの長編にしなかったところがユニークだ。

子供心に受けた傷、青春の蹉跌がてんこ盛り。
若いときに読むと、人によっては「直球ど真ん中」という気分になるのではないか。
そうでなくても楽しく読めるはず。
なにしろ、年代的に大きくずれてる私ですら、楽しく読めたのだから。

でも正直言って、今の私には、前項の「家族」とか、このすぐ後に読んだ本のほうがしっくりきたのでした。
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by foggykaoru | 2016-06-16 21:34 | 児童書関連 | Trackback | Comments(0)

家族

古本屋で購入。
南木佳士の私小説。
このブログを読んでくださっている方はよくご存知だと思うけれど、私はこの作家をわりとフォローしているのです。

実父を見送る話。
題材的に、ただでさえ暗い話になるしかない。
そしてなおかつ南木さんの描く世界はもともと「しんねいむっつり」の世界。
自らの生い立ちと、父親に対する屈折した思いが丹念に描かれてます。
一般受けはしないでしょうね。
でも、南木さんのファンなら読むでしょ!
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by foggykaoru | 2016-06-14 23:07 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

羊と鋼の森

宮下奈都作。
「本屋大賞受賞作」として、今、本屋で平積みになっている本。
友人が貸してくれました。

若きピアノ調律師のお話。
これがとっても素直な青年で。
周囲の人々も、総じていい人なので、ストレスなく読める。
けっこう面白かったです。
でも、読み返したいほどではないかな。

小さい頃からピアノを弾かされていてクラシック音楽には「げっぷ」が出る状態だった身としては、ピアノやクラシック音楽に触れたことがなかった主人公が、ある日音楽に出会い、人生を決定づけるほどの大きな衝撃を受ける、、というのが羨ましい。
(もっとも、小さい頃にクラシックに縁がなくて、そのまま一生涯縁が無い、という人が大多数だろうけれど。)

そう言えば、調律師を追ったドキュメンタリー映画を観たことがあったっけ・・・
と思ってこのブログを検索したら、、、
感想文書くの、サボっていたのでした。
「ピアノマニア」という映画です。面白かったですよ。
何年も前の映画ですが、公式サイトはこちら
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by foggykaoru | 2016-05-31 21:37 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

センセイの鞄

川上弘美の小説。
裏表紙の「谷崎純一郎賞受賞作」という紹介文に惹かれて古本屋で購入。


近所の呑み屋で高校時代の恩師とばったり出会い、細く長く交流していくというお話。
とても読みやすいけれど、軽すぎない。
味わいがあって、なかなかな小説でした。

下戸というわけじゃないけれど、酒量が少ない(ワインだったらグラスに2杯ぐらいで十分)私にとって、「1人で呑み屋で一杯」は憧れです。
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by foggykaoru | 2016-05-27 21:28 | 普通の小説 | Trackback(1) | Comments(2)

談志が死んだ

たった今、BSで談志の番組をやってました。
というわけで、ちょっと前に読んであったのに感想文をずっとサボっていたこの本のご紹介。

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正月の「赤めだか」以来、談志関連の本に興味が湧いて、珍しく新刊を購入。

書いたのは談志の弟子である立川談四楼という人。
談志の晩年、そしてその死にまつわるエピソードをちりばめた、ノンフィクションというか、エッセイというか。
「解説」を書いた杉江という書評家は「これはまさしく小説だ」と言ってるんだけどね。

ネタ自体が面白いのはもちろんだけど、達者な文章で読ませます。

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今観たテレビ、この本を読んであったので、興味倍増でした。
談志が弟子たちに別れを告げにきた、行きつけのバーとか、映像で観られるところがテレビの強み。
伝説となった「芝浜」もちょっぴりだけ観られました。

彼の弟子である志の輔や談春、志らくの落語、見に行ってみたいです。
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by foggykaoru | 2016-05-12 21:12 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

人情裏長屋

新潮文庫刊。実家の本棚で見つけた。

山本周五郎の短編集。
題名どおり、市井の人々の織りなす人情話。
落語を聞いている気分になる。
内容もさることながら、古めかしい言葉遣いが味わい深い。現代の作家には書けない文章である。

「半身浴のおとも」として、毎日1つずつ読むのにちょうどよかった。
これを機会に山本周五郎の他の作品も読んでみたい、とまでは思わなかったが。
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by foggykaoru | 2016-04-10 07:35 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)