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帰ってきたヒトラー

久しぶりの映画です。
気晴らしに軽いものを、、と思ったのです。

が、、、

21世紀のドイツ。
突然ヒトラーを名乗るヒトラーそっくりの人物が現れる。
周囲はコメディアンとして面白がる。
まずはネットで人気沸騰。そしてさらに・・・

ヒトラー演じる役者は「たぶん」とても上手なのでしょう。
「たぶん」というのは、記録映像で演説をぶつヒトラーをちらりと見たことがあるだけの私には、よくわからないから。
「たぶん」ドイツ人にとって、彼の演技は捧腹絶倒ものの面白さなのでは。

映画自体も面白い。
でも、とーっても怖いのです。
移民排斥運動が盛り上がり、英国がEUを離脱するとかいう昨今、この映画はシャレにならない。

気晴らしするつもりだったのに、マジにブルーがかかった気分になってしまいましたよ。


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by foggykaoru | 2016-07-01 21:05 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(0)

黄金のアデーレ 名画の帰還

ものすごく久しぶりに映画を観ました。

主役がヘレン・ミレンで、ヨーロッパがらみの話、ということで興味を惹かれたのです。

「黄金のアデーレ」はクリムトの絵。
「接吻」に似た感じの、黄金をちりばめた「アデーレさん」の肖像画。
で、このアデーレさんは、ウィーンに住んでいたユダヤ人のお金持ちの女性だったのです。

肖像画「黄金のアデーレ」はナチスによって没収され、第二次大戦後はウィーンのベルべデーレ宮殿のギャラリーに展示されていた。
しかし、命からがらアメリカに亡命した子孫が所有権を主張して・・・

この後、いったいどうなるんだろう?というドキドキ感はない。
なにしろ題名がネタばれしてるから。

ナチスが美術品をぶんどった話は知っていたけれど、知っていてもその非道さはヒドイ。
命からがら亡命する場面だけは、ほんとうにハラハラドキドキ。

私にはとても面白かったです。

特にユダヤ人のすごさが。

ナチス侵攻以前のユダヤ人の大富豪の暮らしぶり。
当時の人気画家だったクリムトに肖像画を描かせる家ですから、その他にもすごい美術品がある。
お父さんが趣味で弾くチェロがストラディバリだったり。
訴訟の際に頑張ったぺーぺーの弁護士が作曲家シェーンベルクの孫!
「肖像画を取り戻せたら、うちで買い取らせてください」と言ってきた「ノイエ・ギャラリー」は、化粧品のエスティー・ローダー社がやっている美術館。
みんなユダヤだったのね。

ところで、私がベルベデーレ宮殿のギャラリーに行ったのは、まだ20世紀のことで、「黄金のアデーレ」はまだ展示されていた。
なのに何にも覚えていない(涙)
(「接吻」は覚えてます。)

この映画の公式サイトはこちら

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以下は映画とは関係無い話。

メインサイトの「世界の美術館を斬る」(私が観た美術館に関する独断と偏見に満ちたコメント集)は今日をもって閉鎖しました。
あのコンテンツ、以前からどうしようかと思っていたのですが、この映画を観て閉鎖を決心しました。
美術館の展示品は移動する。
いくら個人的な感想であっても、もう置いてない作品のことを「ここには○○がある」とか書いてあるのを放置しておくのは、良心が咎める、、、ほどではないけれど、気になってしまって。
ベルベデーレにはもう「黄金のアデーレ」は無い、ということに関しては、なにしろ観たこと自体忘れてたから、別に問題無かったんですけど。



ところで
旅行記だけは細々アップしてます。
たまにやらないと、やり方を忘れてしまうんです(苦笑)
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by foggykaoru | 2016-01-07 21:38 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(4)

イミテーション・ゲーム

すごい久しぶりの映画です。今調べたら昨年夏以来・・・ではなくて、実は冬に「ホビット」最終編を観たんでした。ごくごくあっさり観てしまい、ココに感想文を書くことすらしなかったという・・・

この映画の副題は「エニグマと天才数学者の秘密」
面白味はないけれど、内容を的確に表している。

エニグマは第二次大戦中、ドイツが使った暗号。
それを英国の天才数学者が解読したという話。

その天才数学者アラン・チューリングを演じているのがベネディクト・カンバーバッチ。我らがシャーロックです。
変わり者の天才ということで、シャーロックにかぶるところが非常に多くて、俳優としてそういう役どころばかりやるのはどうなのかなと思ったりもしたのですが、いやいや。さすがです。うまい。シャーロックとは違う。歩き方からして違う。チューリングの孤独と悲しみが胸に迫りました。
周りを固めるのも芸達者な英国俳優ばかり。これもツボ。

最近、映画情報を得る時間もあまり持てなかったのですが、タイミングよく自分好みの映画を観ることができました。

2番館に下りているのにえらく混んでました。
やっぱりシャーロック効果?

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by foggykaoru | 2015-05-06 08:24 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(0)

ターニング・タイド 希望の海

映画です。ARCのクリスマス会で観ました。
「ヨットレースの話だ」ということ以外、何も知らなかったのですが、あらあらフランス語じゃん。
「イギリス命」のARCのイベントでフランス映画を観ることになろうとは。
私は個人的に非常に嬉しかったのですが、他の人たちはちょっとがっかりしたのでは。

で、内容ですが
むむむ・・・渋い。
大した話じゃないのです。フランス映画にありがちですが。
世界一周の単独ヨットレースの間に起こるドラマなので、そりゃあちょっと(かなり)危ない目に遭ったりします。
海が荒れているときは、眠ることさえできない。
私は絶対にやりたくない!

そもそもヨットなんて普通の日本人は興味を持っていない。
そのうえこの渋さ。日本でヒットするはずがない。
よくも公開されたものだ。しかもTSUTAYAでDVDがレンタルできるなんて。
いったいどうして? と思って、帰宅してからネットで調べたら、「最強のふたり」の監督の作品だったのでした。
「最強の~」は近頃珍しく日本でヒットしたフランス映画。観たかったのですが、忙しくて見逃しました。
この冬、ちょっと話題になってる「サンバ」もこの監督の作品。

ヨットの心得のある人にとっては、突っ込みどころ満載だったそうで。
(氷山の見える方向は、私も変だと思いました)

原題は「En solitaire」
「単独航海中に」
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by foggykaoru | 2014-12-27 19:25 | Trackback | Comments(2)

思い出のマーニー

ちょっと暇なので映画でも見ようか、と思っても、今の時期はお子様向けの映画がメイン。何か良いのはないかといくつかレビューを読んだら、この作品、わりと年配らしき、特にジブリのファンというわけでもない人たちの間でけっこう好評なようだったので、観てきました。

原作は友人の勧めで読んだことあり。
英国児童ファンタジー文学の一つの典型だなと思い、かなり好印象でした。
でも大して覚えていない。
ということは、「原作と違う!」と腹を立てる危険性がない(苦笑)ので安心。

ですが、、、
原作の舞台がノーフォークなのに、北海道に変えられてしまっているのが残念。

というランサマイト的な不平はさておいて。

私はジブリ作品をそれほど観ているわけじゃないのですが、ジブリの原作ものは改変が激しいと聞いています。「魔女宅」は後半のふくらませ方が原作と違う。「ハウル」なんて後半から結末まで全然違う。「風立ちぬ」も。あれって堀辰夫原作なんですよね?(観てないけど)
でもこの映画はかなり原作に近い。たぶん。(なにしろ原作をよく覚えているわけじゃないので)

監督が宮崎駿でないせいなのでしょう。
彼は本を1度読んだきりで、その後は思いつきというか、インスピレーションにしたがってアニメ作品にしてしまうのだとか。
(だから、もしも宮崎駿がランサムの作品を映画化したら、きっとお父さんがらみで海軍が出てくるだろう、しかもなぜか飛行機も出てきて、戦争が起こるだろう・・・というネタが一部ランサマイトの間で出たこともある)

今度の監督はちゃんと原作の内容を把握した上で作りましたね。

というわけで、
好印象だった原作の雰囲気をしっかり伝えているし、主人公の気持ちがよく伝わってくるので、わたし的には満足でした。
でも改変されているから、原作ファンが満足するかどうかはわかりません。
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by foggykaoru | 2014-08-18 20:47 | 児童書関連 | Trackback | Comments(6)

なまいきチョルベンと水夫さん

久しぶりの映画鑑賞です。

この映画が制作されたのは50年前。
原作者はアストリッド・リンドグレーン。
彼女が脚本を書いたテレビドラマのシリーズがあって、それをもとにして「わたしたちの島で」という本が生まれ、この映画はその中からエピソードを抽出してできたのだとか。フクザツ。

「わたしたちの島で」は、リンドグレーンゆかりの旅をする前に大急ぎで読んだ本の中の1冊でして、タイミングが悪かったのかなんだかわかりませんが、なぜか消化しきれなかった作品。さして長くない(リンドグレーンの作品としては長いほうですが、ランサムに比べると非常に短い)物語の中に、多くのことを詰め込みすぎているような気がしたような。出発直前で余裕がなかったのもいけなかったのでしょう。

というわけで、覚えていたのは
・島での休暇の物語である
・長女がしっかり者
・お父さんがのんびりしている
ということだけ。
この映画の主人公となったチョルベンなんて、存在すら忘れてました(汗)

最初のうちは「うんうん、真夏なのに涼しいんだよね」などと余計なことを考えてましたが、物語が動き始めると、面白い。さすがリンドグレーン。観客席にはおそらくリンドグレーン愛読者だったママたちに連れられた子供たちが多かったのですが、彼らと一緒にチョルベンたちの冒険を楽しみました。

それにしてもチョルベンのキャラの立ち方がすごい。
そのお顔は「ペコちゃん」です。
若いころは楚々としてほっそりしたのが、30過ぎるころから別人のように太りだす、ということが欧米(アメリカはそうでもないか?)の女性には往々にしてあるけれど、チョルベンは50年たった今もあのままなんだろうな・・・ 純真な児童向け作品見てこういうことを考える私って・・・どーもすいません。


観終わったときには、ほっこりした気分になれること請け合い。
50年前の作品ですが、永遠の輝きを放っています。


「わたしたちの島で」を再読するつもり。この映画を観た今ならもっと楽しめるはずだから。


公式サイトはこちら


私の「リンドグレーンゆかりの旅」はこちら
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by foggykaoru | 2014-08-16 21:02 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

あなたを抱きしめる日まで

この春観た、もう1本の映画。こっちは現在公開中。実話に基づいた映画です。

今をさかのぼること50数年前のアイルランド。
未婚なのに子供をみごもってしまった「ふしだらな娘」フィロミナが保護を求めるところは修道院以外になかった。我が子に関する一切の権利を放棄した契約書にサインするしかなかった。
しかし、生き別れた子供のことを忘れる日はなかった。
なんとかして会いたい。
そんな彼女に、ひょんなことで関わりを持ったのがマーティン。政治ジャーナリストだったけれど、今は失業中。とりあえず食っていくために、一度は「くだらない」と切り捨てたネタを追うことになる・・・

主人公の老女フィロミナを演じているのはジュディ・デンチ。彼女を観に行ったんですが、これが期待どおりの名演。彼女なくして成立しない映画です。

フィロミナは教養の無い庶民の女性。修道院での過酷な体験にも関わらず、いまだに敬虔なカトリック信者。
一方のマーティンはインテリです。もちろん宗教には懐疑的。

なかなか面白い映画です。
普通にロードムービーとして観ても、たぶんかなり楽しめます。「子に対する母の愛」は世界共通だし。

でも実は敷居が高い映画です。

たとえば、「そうそう、レーガンはアイルランド系だもんね」とか思いつく人のほうが楽しめる。

そしてさらに、最終的に、宗教的なテーマに入り込んでいくのです。
とても深い。海のように深い。
「ぴあ映画生活」のレビューを一読したけれど、そこのところを正しく指摘したレビューは非常に少ない。

「アンチ宗教」的なエンディングだけど、そのわりには中途半端だなと不満を覚える人が少なくないかもしれないけれど、そうではないのです。この映画は全然アンチじゃない。

以下、ネタバレを含みます。
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by foggykaoru | 2014-04-05 19:14 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(4)

戦火の馬

興味があったけれど見逃した映画。
友人宅のホームシアターで鑑賞する機会を得ました。

原題は「War Horse」
直訳すれば「軍馬」なのだけれど、素敵な邦題でよかった。「ウォー・ホース」なんかだったら泣いちゃう。

第一次大戦を背景に、馬と少年の絆を描く。
というより、戦争に翻弄されたお馬さんがたくましく生き抜くお話。
はい、主人公は馬です。
そしてこの馬が主演男優賞モノの名演技を披露します。しかもイケメンです。(サラブレッドだから)

とってもヒューマン。スピルバーグがディズニーと組んで作った映画なんだから、お子様向け。良い映画ですが、ヒネた大人の目には甘いと映るでしょう。
でも、「カラーパープル」のハッピーエンドを観て映画館の椅子から落っこちそうになった経験のある私は、最初から「スピルバーグなんだし」と思って構えていたので、ぜんぜん大丈夫でした。

で、この映画、なんともともとは舞台作品なのだそうです。
舞台を観て感動したスピルバーグが映画化を思いついたという。
舞台では人間が馬を演じました。
そのメイキング画像をネットで見たのですが、かなり感動でした。
今年の夏に日本公演するそうなので、観に行こうかと思案中。


舞台で人間が馬を演じるのもすごいことです。
それを映画化すると、ホンモノの馬が演じることになる。
同じ物語であっても、媒体の違いによって、根本的に違う作品になる。

でも、馬だけじゃないのです。
舞台作品を映画化すると、もとの作品の構成が映像の向う側に透けて見えてしまうことが多い。
ああ、ここは上手と下手それぞれをピンスポで照らして、違う場所で起きた出来事を同時進行で見せてるんだろうな、、とか。
この映画にはそういうことはありません。
映像作品として一級品。オリジナル。

英国軍の将校は「マイティー・ソー」のロキでした。今回は良い人でしたよ。
そして、その友人である隊長は「シャーロック」です。ちょび髭付けてるせいでわからなかったのですが、エンドロールに出てきたので、慌てて映画を観なおしました。
あんなにたくさん喋っているのに気付かなかった私は、シャーロック・ファンを自称する資格なんか無いかも。

私のオタクなツボ(もう十分にオタクですか?)はこちらです。
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by foggykaoru | 2014-04-03 21:28 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(4)

ホビット 竜に奪われた王国(追記あり)

「あんな短い話を3部作にしちゃってどうするの」の2作目。
あんな短い話の3分の1しかやらないのに、3時間もかかるとはこれいかに。

でも3時間をあまり感じさせない。
ただ、最後の1時間ぐらいは「えっ、まだ終わんないの? どこまでやるの? 3作目に何やるの?」と思い続けてましたけど(苦笑)

まあ、「指輪物語」は気に入ったけど、「ホビット」読んでも何が面白いんだかわからなかった私なので、映像化されて失望する恐れはほとんど無い。
しかも、なぜ「ホビット」にハマれないのか、つらつら考え、「ホビットとドワーフだけじゃ華が無いせいかも」と思った私にとって、本作の改変はドンピシャリでございました。
なにしろレゴラス大活躍。オーリーくん、最近暇そうだったから、よかったね。こんなに出られて。
(もっとも私のお気に入りはセクシーボロミアとかお目目ぱっちりフロドであって、レゴラスじゃなかったんですけどね)

さらに華を添えるオリキャラも、別に気になりませんでした。
イケメンドワーフに比べたら、ぜんぜん自然です。(イケメン自体もぜんぜんオッケー)

ただ、ベネディクト・カンバーバッチのスマウグって、声も相当変えられちゃってるし、彼にやらせた意味あるんですか?  と書いて、いろいろレビューを読みにいったら、彼、竜を演じたんですって。モーション・キャプチャーのために。特典映像としてDVDに収録されるかしら。見たいんですけど。映画よりも(爆・爆・爆)


それにしても、
3作目は指輪大戦争並みのおおごとになりそうです。


エンドロールのそのまた後の字幕担当と監修の名前を見ながら、「ロード・オブ・ザ・リング」の誤訳問題を懐かしく思い出しました。安心して字幕を読めるのは幸せです。



銀の匙さんによるネタバレレビューはこちら


[3/11追記]
字幕監修者のひとりである伊藤盡先生のインタビュー記事はこちら
ひえ~、ディープだにゃあ・・・
こちらではエルフ語喋ってる動画もあるし。

先生に教わったエルフ語のうち、私が覚えているのは
まえごばんねん
いむ・あらごるん・あらん・ごんどーる(←嘘)

なまりえー
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by foggykaoru | 2014-03-10 20:23 | 指輪物語関連 | Trackback | Comments(4)

日本に先立って、ではなくて

日本が遅れているんです>映画『ホビット』第二部

世界の中でまだ公開されていないのは日本だけ。
そのメイキング本です。

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バンコク国際空港の書店で見つけました。

『指輪物語』にはずぼっとハマってしまったけれど、『ホビット』はピンと来ない私です。
でも、この本を見て、その映像に感嘆。早く観たいです。
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by foggykaoru | 2014-01-06 20:48 | 指輪物語関連 | Trackback | Comments(0)