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この世でいちばん大事な「カネ」の話

サイバラこと西原理恵子著。
彼女の毒づきマンガ(イラスト?)は清水氏との共著(教科シリーズ)を始め、あちこちで目にしているけれど、彼女だけによる本は初めて。しかも文章メイン。

全然毒を吐いてない。
あれは彼女が確立した作風であって、彼女自身がいつもああだというわけじゃないんだなと。

そして
驚くほどいい本だった。
しゃべっているような文体。聞き書きなのかな。
でも、小難しい本のほうが内容が優れているとは限らない。
お薦めです。

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by foggykaoru | 2014-12-30 09:45 | エッセイ | Trackback | Comments(4)

おもしろくても理科

清水義範の教科エッセイ。
今までに「社会」を2冊と「算数」を読んだが、実はこの本が第一弾。
サイバラこと西原理恵子がイラストを担当することになったのが、「たまたま」「瓢箪から駒」だったということがこの本を読んでわかる。

本全体としては、、、、
私って理科にあまり興味が無いんだなということを実感。
「社会」のほうが面白かった。

ただし、80ページから82ページは大変興味深く読んだ。
なにしろ「金は王水にとける」という話なのですから。
私はランサムを読んでからというもの、化学で王水が出てくるのを楽しみにしていた。でも実際には王水の「お」の字も出てこなかった(涙)
ランサムを読んで得た「役に立たない知識」や山ほどある(「この本はわたしのもの」をラテン語で書ける、とか)けれど、その筆頭株と言える。
清水さんの実験班の中にランサムの愛読者でもいたんじゃないか?

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by foggykaoru | 2014-12-20 20:20 | エッセイ | Trackback | Comments(6)

似ッ非イ教室

ご無沙汰してます。
ここんとこ、忙しくてバテ気味でした。
新しい本を読む元気も失せて、手にとったのが佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」
寝る前にちょこちょこ読んで爽やかな気分で寝付くという日々でした。
もう何回読み返したかわかりません。私、この本ほんとに好きみたい。

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その合間にたま~に新たに読んだ本をこれからちびちびご紹介。

その第一弾。内容はほとんど忘れてます。
清水義範の手になるエッセイ集。
でもこれはエッセイのパロディ。だから「似非エッセイ」イコール「似ッ非イ」

それなりに面白いのだけれど、ひじょーにビミョーです。
というのは、どこまでがほんとうで、とこからが嘘なのかがよくわからないから。
特に日本語の乱れをおちょくったエッセイなんか、読んでいて非常に不安になりました。
「うんうん、こういう間違い、よくあるねー」と笑える部分も確かにある。
けれど、「え、このあたりの言葉遣いももしかして間違い? それともこういう言い方もあるの?」と疑心暗鬼に陥ってしまう。

読み手のインテリジェンスが問われるという、かなり敷居の高い本なのでした。
ユーズドしかないのはそのせい?
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by foggykaoru | 2014-12-05 20:47 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

「弱くても勝てます」

副題は「開成高校野球部のセオリー」
著者は高橋秀実。
高野秀行氏がこの人に「エンタメ・ノンフ(ィクション)」の書き手として高い評価を与えているので、「からくり民主主義」と「素晴らしきラジオ体操」を読んだ。
どちらもまあ面白かったけれど、高野さんの本ほど面白くなかった。
テーマの問題なのかな、とも思ったりした。
なにしろ私は外国好きだから。

というわけで、この本、あまり期待せずに読んだのだけれど、予想以上に面白かった。
期待しなかったのがよかったのかな? 
ドラマ化されてたんですってね。

何が面白いって、取材対象の開成の野球部員が面白い。
練習時間が限られているから、そのぶんいろいろ考えるんだけど、元来考えるのが好きな子たちだから、もう本当によく考える。時には堂々巡り的にもなるけど。そして考えたことを言語化できる。
監督もすごい。頭のいい部員を指導するには、言語で刺激を与えることができる頭脳の持ち主人じゃなくちゃ。

監督は「野球は無意味」と言い放つ。新鮮。
考えてみればクラブ活動なんてものは、本来、意味なんか無いんじゃないか。
「クラブ活動を通して人間形成をする」なんていうのは、後付けかも。
「授業外でやりたい子が集まって好きなことをやる」だけのこと。
それで何が悪い?

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by foggykaoru | 2014-10-06 21:59 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(4)

風の影

カルロス・ルイス・サフォンというスペインの作家の小説。
古書店の跡取り息子がたまたま見つけた本がきっかけで、謎めいた出来事が次々と起こる。

友人の薦めで読んだ。
もっとも、「大絶賛というわけじゃないんだけれど」という微妙な薦め方だったけれど。


読んでみて

なるほど。

スペイン人って血の気が多いなあ。
全世界で翻訳され、大人気を博したそうだけど、こういう小説は私はタイプではないので、友人と同じく、大絶賛はしません。
何かにちょっぴり似ていると思ったら、ケン・フォレットの「大聖堂」でした。あれはミステリー仕立てじゃないけど。
私は歴史ものが好きだから、どちらかというと「大聖堂」のほうが好みだけれど、まあ似たようなものです。
児玉清氏がご存命だったら、きっと絶賛なさったことでしょう。
長くて派手なストーリーの本を読みたい方には薦めます。

不謹慎な言い方かもしれないけれど、
スペインにとっては、スペイン内乱が「得意ネタ」なのだなあと思いました。
(映画「パンズ・ラビランス」もそうだった。)
ドイツにとって、ナチス・ドイツが得意ネタであるように。
日本にとっての得意ネタは何なんでしょうか。
「天皇陛下万歳」と叫んで死んでいった神風特攻隊? うーむ。私は「永遠のゼロ」は読まないだろうし、観ないだろう・・・

あと、スペイン男の一典型はマッチョなのだな、と改めてしみじみ思った。
強い男、というか、暴君。
(映画「パンズ・ラビランス」に出てくる男もそうだった)

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by foggykaoru | 2014-07-31 22:00 | 普通の小説 | Trackback | Comments(2)

見過ごしてはいけない案件

今、日本ではとんでもないことが起こりつつあります。
私はここに署名しました。


=======

以下はあくまでも私見です。批判コメントは受け付けません。

A倍首相もO保方研究員も「◎ーソナリティ障害」だと思うと、今起こっていることがすっきりと見えてきます。
「世の中にはほんとうにわけのわからない人がいる」という単純な事実を知らない人が多すぎる。
「あんなにはっきり言っているんだから、ST@P細胞はあるのだろう」とか。
なんとお人よしなのでしょうか。
「変な人」はあり得ないこと、間違っていることを自信をもって言い続け、道理とか助言をまったく受け付けません。
そういう異常に周囲が早いうちに気づき、専門医の診断を仰ぐことができればいいのですが、見過ごされることが少なくない。精神的なことは数値で測れないから。
そして、そのまま成長して、権力を握ってしまうと、大変なことになる。

私は精神科の専門医でもなんでもないけれど、「パ-ソ@リティ障害」の人と、やむを得ずつきあったことがあります。
幸いにも、立場的に向うの意のままにならなければならない状況ではなかったけれど、それでも疲労困憊しました。何を言ってもダメなんですから。

とにかく今の日本はやばすぎです。
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by foggykaoru | 2014-07-20 10:01 | ニュースから | Trackback | Comments(2)

曲がり角のその先に

村岡花子エッセイ集。「花子とアンへの道」展を見たあとにナルニア国で購入。

彼女のエッセイ集としては「腹心の友たちへ」というのもあったけれど、私は「曲がり角のその先で」のほうが好き。わくわくするから。
でも、こちらを選んだ決め手となったのは、ページをパラパラめくったときに出くわした、タクシーの運転手とのちょっとした交流を描いたエッセイでして。
そうかそうか、昔はメーターなんかなくて、運転手との交渉で料金が決まったんだな・・・と、妙なところで感じ入ってしまった。今もそういう国はたくさんある。メーターが付いていても、それが信用できない国もある。というわけで、村岡花子とはぜんぜん関係ないところでツボってしまって買ったのです。

それはそれとして、花子の文章は美しい。
そして知性と品性、温かさを感じさせます。

のちに白蓮となった柳原燁子の導きで、花子は和歌の勉強をした。そこで日本語を磨いたのが大きいのだと思います。ドラマではそのあたりが完全に抜け落ちているのが残念。いくら英語を勉強しても、日本語が下手だったら優れた翻訳はできないのに。

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by foggykaoru | 2014-07-07 20:25 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

地図のない場所で眠りたい

早稲田の探検部出身の探検家?である高野秀行・角幡唯介の対談集。
この二人のファンだったら読むっきゃないでしょ。
で、ファンだったら楽しめます。

二人そろって「『やってることがすごい』とは言われても、『文章がいい』と言われたことがない」と嘆いてます。私は彼らの文章、相当褒めてるんだけどな。あ、ここじゃなくて、熱帯雨林のレビューで書かなくちゃいけないのか。

お二人には届かないだろうけれど、重ねて言います。
この二人はやってることがすごいだけじゃなくて、文章がうまいのです。でなければ私はこんなに読んでません。

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by foggykaoru | 2014-07-06 19:58 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(2)

もっとどうころんでも社会科

1か月以上前に読んだ本。ユーズドでしか入手できません。

清水義範著で西原理恵子の絵がついているという、例のシリーズです。
前作「どうころんでも社会科」よりも面白いかも?と思ったような記憶がうっすらと。

特に、20世紀初頭の出来事を世界史年表からいろいろ拾っている章がツボだった。その後の100年が見通せる感じ。日本史の政局がらみの出来事だと、世界が見えてこない。

高校で「日本史」「世界史」が別々の教科なのはいかがなものかと、かねてから思っていたけれど、特に近代以降は一つにまとめて「近現代史」として教えるべきなんじゃないかな。
そもそも「日本史」というくくりをすることができてしまうところが、日本独特なところ。他国と国境を接している国は、領土そのものがしょっちゅう変わってきたのだから、「自国史」と「世界史」を区切ることはできないわけで。でも鎖国してた江戸時代までは「日本史」でも許してあげる。そこから後は世界と一緒に勉強しなくちゃダメです。。。なーんて何を偉そうに言っているんだ>自分。
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by foggykaoru | 2014-06-29 10:04 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

教文館での村岡花子関連イベント

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久しぶりに時間がとれたので、銀座の教文館に行ってきました。いつもだったら6階のナルニア国に行くところですが、今回は9階のウェンライトホールに直行。
「花子とアンへの道---村岡花子 出会いとはじまりの教文館」という展示を見るのが目的だったので。

今年になって「花子とアン」がらみであちこちで村岡花子関連のイベントが行われているようですが、わざわざ行くならここしかない。

なかなか面白かったです。
村岡花子と「赤毛のアン」に興味がある人なら楽しめます。

年譜を見たら、花子の家族は5歳のときに甲府から東京に転居しているんですね。「アンのゆりかご」を読んであるのに霧のように忘れてました。
だから花子にとって、令嬢たちとの生活レベルの差に関するカルチャーショックは大きくても、地域的な差によるカルチャーショックは(NHKのドラマとは違って)あんまりなかったのかも。


「花子とアン」で、父親が行商という設定になっているのは、甲府近辺に行商が多かったからなのでしょう。
それと、行商であれば、父親がろくに家にいなくて家族が苦労する、ということにしやすくて、その後のストーリー展開に都合がいい、ということもあったかも。

山梨に行商人が多かったのは、地元にはこれといった産業がないけれど、東京には頑張れば歩いて行ける距離だったからだと、母に聞いています。
あと、山梨の県民性は「ケチ」なのだ、という話も。私の曽祖父がまさにそれだったわけで。
これはあくまでも母から聞いた「昔の話」ですので、山梨県民のみなさん、どうか気を悪くしないでくださいね。

帰りがてら、ナルニア国に行ったら、展示のチラシがあって、右下隅に「これをお持ちになると100円引きになります」ですって!! ウェンライトホールに直行して損しちゃった。(ひいじいさんの血を引いているワタシ)

彼女のエッセイ集を買ったら、「ぜひ3階に寄っていらしてください」と言われました。
行ってみたら、「花子が働いていたのはここです」と床にテープが貼られていました。

ところで
「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」も花子訳だったんですね。
知らなかった~
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by foggykaoru | 2014-06-21 20:26 | 児童書関連 | Trackback | Comments(10)