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書店主フィクリのものがたり

ガブリエル・ゼヴィンという人のベストセラー小説らしい。

舞台はアメリカのどこかにある小島。

そこに1軒だけある書店の物語に出版社? 本の中継ぎ業者? の営業が訪ねていく。
変わり者の書店主と交流し、ちょっとした事件があったり。

翻訳の文体にちょっと違和感があったのを覚えている。
たぶん、原作の雰囲気を伝えようとしてのことなのだろうと思ったことも。
でも読む分にはまったく問題無し。

雰囲気があってわりと好きな小説でした。
万人向けではあるけれど、本とか本屋というだけで、なんとなく嬉しくなってしまう人には特におすすめします。

# by foggykaoru | 2022-07-25 06:32 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

ベルリンは晴れているか

深緑野分の長編小説。傑作「戦場のコックたち」を書いた人。

舞台は第二次大戦直後のベルリン。
米英仏ソの4か国によって分割占領されている時代。ボロボロで混乱の極致。
反ナチスだった両親を失って一人で生きている少女が、なぜかソ連に目をつけられ、ひたすら追われる。
いったい誰が敵なのか味方なのか。

最後にはすべての謎が明かされるのだから、一応推理小説?
でも読んでいる気分はあまり推理っぽくはない。
なにしろあまりにも混沌としているので、謎を謎とも感じなくなってしまう。

スリリングでよみごたえのある小説です。
私の好みかと言うと、それほどでもないのです。
でもこんな作品を書ける作家は尊敬するっきゃない。






# by foggykaoru | 2022-07-23 07:12 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

ヨルガオ殺人事件

アンソニー・ホロヴィッツの推理小説は新作が出ればチェックしている。

「カササギ殺人事件」の続編、と帯に書いてあって、「カササギ」の内容をすっかり忘れてしまっていたので、不安もあったのだけれど、読んでみたら全然平気。
(多分、覚えていたほうがおもしろい部分が多いのだろうけど。)

アガサ・クリスティー的な推理小説が好きな人なら絶対に楽しめる。
1作品で2度美味しい。

以上2点は、読んでから数か月たってしまった今でも、はっきり言えます。




# by foggykaoru | 2022-07-21 07:54 | 推理小説 | Trackback | Comments(0)

ウィトゲンシュタイン家の人びと

副題は「戦う家族」
作者はアレクサンダー・ウォーという人。

ウィトゲンシュタインという哲学者は名前だけ世界史で習ったような。

世紀末ウィーンの超大富豪の一家。
王侯貴族のようなレベルだったみたい。
ところがその家族たちはどうにもこうにも・・・一言で言って不幸。
そういう気質? もちろん歴史の流れに翻弄された面はある。
でもやっぱりそういう気質? 不幸体質?

ウィトゲンシュタインの哲学というのは、彼以外には理解し難いものらしい。
それほどまでに偉大な知の巨人なのでしょうね。
でも、もしかして、わけわかんないことを書き連ねているだけなんじゃないか・・・なーんて素人は思ったりしてしまいます。ゴメンね。

とにかく、記憶に残る一族であり、記憶に残る一冊でした。

# by foggykaoru | 2022-07-19 08:03 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

歴史の証人 ホテル・リッツ

あまりにも長いお休みでした。
本格始動、というのはどういう意味が自分でもわからないのですが、とりあえず、お休み中に読んで記録してなかった本のことを書きます。
中には「本当に読んだのか!?」というくらい覚えていない本もあるけれど。

で、この本。
副題は「生と死、そして裏切り」
ティラー・J・マッツェオというアメリカのノンフィクション作家の本。

読んだという事実は強烈に覚えています。

パリには何回も行っているけれど、足を踏み入れたことがない世界だなと思って手を伸ばしたのです。

「リッツ」というのがフランス離れしているのが謎だったのですが、スイスのリッツさんが作ったということを知りました。

あとは、、、
そこに宿泊したセレブたち。
第二次大戦中、ドイツ軍将校たちが我が物顔に占領していた。
彼らとちゃっかり交際して優雅な生活を続けていた女性はいろいろいるんだけど、代表格が女優アルレッティ。
ナチス敗北の後はがらっと顔ぶれが変わる。
強烈な存在だったのはヘミングウェイ。女関係もいろいろ大変。いや、彼にとって大変だったのではなくて、どっちかというと彼に惹かれた女性たちにとって大変だったんですが。

覚えているのは以上2点。

その後、故ダイアナ妃の彼氏だったアラブの人に経営が移ってしまって、昔とは違うよ、、、ということでありますが、私が足を踏み入れる世界ではないという点では今後も変わらないだろうと思うのでありました。



# by foggykaoru | 2022-07-18 13:32 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)