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私とピアノ

c0025724_2056214.jpg6歳のときに頼みもしないのに親が買ってくれたアップライトピアノ。毎日練習するのが厭でたまらなかった。私の子供時代に唯一暗い影を落としたのはピアノであると言っても過言ではないほどなのですが、そのピアノが、このほど、晴れて4歳の姪のところにとらばーゆしていきました。

一般に、子供自身がやりたがらない習い事を無理強いするのは良くないこととされています。
でも、ほんとうにそうなのでしょうか。
自分の体験から、案外教育的なのことかもしれないと思ったりもするのです。

まず、とりあえず忍耐力がつきます。
また、「まだ勉強のほうがマシ(!)だ」と思うようになる可能性があります。

でも、反抗する子供と毎日戦うには、親のほうも相当の覚悟が要りますけれどね。
母はすごかったです。
「勉強なんかする必要はない。そのかわりに毎朝30分ピアノを弾け。弾かないと起きてやらない。学校から帰ったら1時間弾け。弾かないと夕ご飯を作らない」
(だから勉強したかったのにできなかった・・・というのは嘘です。大手をふって何もしなかった(笑))
厭だ、やめたいという私を母が何と言って黙らせたかというと、
「やめたら後になってから後悔するわよ」
これを言われるとたまらなく不安になります。
そして追い打ちをかけるように
「あなたにとって今、厭なことはピアノだけでしょう? でも、大人になったら厭なことをたくさんしなくちゃらなくなるんです。だから厭なことのひとつぐらいは我慢しなさい」
ひえ~、怖い~! 
大人になりたくないよーー!
と、びくびくしながら大人になったんですが、なってみたら大人は楽しかったです。ああよかった。

でも、本人にやる気がないと全然伸びないということは言えます。まさに私がそうでした。
私の場合、中学に入り「一応楽譜が読めるようになって音感が身についたから、もうやめてもいい」と言われたときに、「ここでやめたら何のために今まで我慢したのか」と思い、自分の意思で続けることにしたのですが、それ以後、自分で言うのもなんですが、けっこう進歩しました。

川辺に連れて行くことまではできるけれど、水を飲ませることはできない。
本人が飲みたいと思わなければ水は飲めない。
ということを身をもって経験しました。

大人になってからはほとんど弾かなくなってしまったけれど、たまーに弾きたくなることもある。シャミナードあたりの軽い曲を弾くのは気分転換に最適だし。

まっ、今となっては、無理やりピアノを習わせてくれた親には感謝してるわけです。

というわけで、ピアノの代わりになるものは欲しかったのです。
で、買ったのがKORGの電子ピアノ。
このメーカー、今まで知らなかったのですが、楽器店に行っていろいろ弾き比べて選びました。

納得して選んだのだけれど、
うーん、、、
まあ実にピアノとはまったく別物なんだなこれが。

でもヘッドホンをすれば真夜中だってガンガン弾けるのが電子ピアノの大きなとりえです。
今までは夜8時を過ぎると、近所迷惑を気にして弾けなかったから。
これからは、せいぜい指を動かして脳の老化防止に努めようと思います(自爆)

by foggykaoru | 2008-11-20 21:37 | ピアノ日記

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