ヤマネコ号との再会
2008年 12月 01日

わたしたちがヤマネコ号と呼ぶAmi号に、1年ぶりに乗ってきました。

港を出て間もなく、デッキの上のロープをきちんとまとめようとしたとたん、「うっ」ときました。
これは危ない!
酔い止めを飲みに慌ててキャビンへ向かいます。
デッキに戻ろうとしたとき、船が大きく揺れ、バランスを崩した私は壁におでこをガツン!
大きなたんこぶをこしらえてしまいました(涙)
このあとは動き回る元気もなく、デッキの最後尾でひたすらおとなしくしていたのですが、強いうねりはやむことがなく、ついには・・・ 隣にはTitmouseさんが座っていらしたのですが、いくらなんでも「この際、苦しみをともにしてくれませんか」と頼みこむわけにはいかないわけでして。
どうやら他に何人も同類がいたようなのですが、船べりに仲良く並んで・・・という図にはなりませんでした(苦笑)
昼食は沼津漁港で。
評判の「宝石丼」をいただきましたが、船酔いの後遺症でその美味しさを存分に味わえなかったのがかえすがえすも残念です。

でもね。
やっぱり帆やロープの名前は覚えておかなくちゃいけないのですよ。
ほんと、役立たずでゴメンナサイ。
役立たずでも、吹き抜ける風や、足元の朗らかな水音だけが聞こえるひとときを楽しませていただきました。
真っ青な空と海、帆と青空のコントラストも目にしみました。
そして雪をいただいたカンチェンジュンガならぬ富士山の息をのむほどの美しさ。沼津の人は、こんなに美しいものを冬の間中ずっと見て過ごすのですね。。。

写真は上から順に
(大)乗船準備をする船乗りたち
(小)同上。逆方向から。富士山がちらっと見えます。
(小)ピーター・ダックと富士山♪
(小)船尾から船首方向を見たところ。富士山♪
(小)富士山♪
(小)夕暮れの富士山♪
(大)さらばヤマネコ号
by foggykaoru | 2008-12-01 22:04 | ほんとうの生活 | Trackback(1) | Comments(12)


お大事に
でも落水しなくて、なによりです

私は風邪です。うらやましいです。

それにしても、最後の2枚は特に絵葉書にできるくらいの写真ですね。こぶは大変痛そうでしたが、充実の航海で、いいなぁ。

陸上で「ちょっと風があるな」という時(梢が音を立てる程度の時)には、海の上では結構な風が吹いています。酔い止めは乗る前に飲んでおいた方がいいかもしれません。
あと、完全に空腹だと吐くものがなくなっても吐くという「苦しみの二乗」になるそうなので、乗る前に何か軽く食べておくと良いそうです。酔っても酔っても船で調査しなければならなかった学生の話では、クリームパンとか、そういう甘いものが良いのだとか。その、吐いた時の味消しに、ってことですが。(変な話で失礼!)

酔い止めは飲んでいたけど、酔う時はそれでも酔います。ミントキャンディをポケットに入れていたのに、なめていれば何とかなったかもしれないのに、あの揺れで思いつく余裕もありませんでした。でもすばらしい1日でしたね。

今回は、風があったのは帆走にはよかったけれど、海面がずっと苦手なタイプでうねっていたので、もうちょっと午前に長く乗っていたらあぶなかったです。Titmouseさんのお薬に感謝です。
じっとしていたのは快適だったんじゃなくて、動けなかったんです(爆)
午後になってようやく船首のほうに行ってみたら、景色は船尾のほうが良いということを発見。
だから船長の定位置は船尾なんだな、とあらためて思いました。