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ヤマネコ号との再会

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わたしたちがヤマネコ号と呼ぶAmi号に、1年ぶりに乗ってきました。

ヤマネコ号との再会_c0025724_21332279.jpg船長曰く「絶好のトレーニング日和」とあって、空は晴れ渡っていて、荒れているというわけではないけれど、風も波もけっこう強い。

港を出て間もなく、デッキの上のロープをきちんとまとめようとしたとたん、「うっ」ときました。
これは危ない!
酔い止めを飲みに慌ててキャビンへ向かいます。

デッキに戻ろうとしたとき、船が大きく揺れ、バランスを崩した私は壁におでこをガツン! 
大きなたんこぶをこしらえてしまいました(涙)

このあとは動き回る元気もなく、デッキの最後尾でひたすらおとなしくしていたのですが、強いうねりはやむことがなく、ついには・・・ 隣にはTitmouseさんが座っていらしたのですが、いくらなんでも「この際、苦しみをともにしてくれませんか」と頼みこむわけにはいかないわけでして。 
どうやら他に何人も同類がいたようなのですが、船べりに仲良く並んで・・・という図にはなりませんでした(苦笑)

昼食は沼津漁港で。
評判の「宝石丼」をいただきましたが、船酔いの後遺症でその美味しさを存分に味わえなかったのがかえすがえすも残念です。 

ヤマネコ号との再会_c0025724_21503355.jpg午後は午前中と比べて風も波もぐんとおだやかになり、体調もなんとか復活。ようやくロープを引っ張ったり緩めたりという作業にちょこっと参加することができました。

でもね。
やっぱり帆やロープの名前は覚えておかなくちゃいけないのですよ。
ほんと、役立たずでゴメンナサイ。

役立たずでも、吹き抜ける風や、足元の朗らかな水音だけが聞こえるひとときを楽しませていただきました。
真っ青な空と海、帆と青空のコントラストも目にしみました。
そして雪をいただいたカンチェンジュンガならぬ富士山の息をのむほどの美しさ。沼津の人は、こんなに美しいものを冬の間中ずっと見て過ごすのですね。。。


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写真は上から順に
(大)乗船準備をする船乗りたち
(小)同上。逆方向から。富士山がちらっと見えます。
(小)ピーター・ダックと富士山♪
(小)船尾から船首方向を見たところ。富士山♪
(小)富士山♪
(小)夕暮れの富士山♪
(大)さらばヤマネコ号

by foggykaoru | 2008-12-01 22:04 | ほんとうの生活 | Trackback(1) | Comments(12)

Tracked from Sea Songs at 2008-12-06 16:29
タイトル : セイルトレーニング
ヤマネコ号でセイルトレーニング! 船と富士山と海と空の美しく素晴らしい一日でした... more
Commented by むっつり at 2008-12-02 00:15 x
タンコプですか…
お大事に
でも落水しなくて、なによりです
Commented by よきし at 2008-12-02 00:35 x
あああ。ええですなぁ。
私は風邪です。うらやましいです。
Commented by naru at 2008-12-02 11:59 x
どれも素晴らしい写真で、初冬の澄んだ海の空気というか雰囲気が伝わってきます。
それにしても、最後の2枚は特に絵葉書にできるくらいの写真ですね。こぶは大変痛そうでしたが、充実の航海で、いいなぁ。
Commented by サグレス at 2008-12-02 16:00 x
わ~、素敵! 乗りたかったな~。・・・でも船酔いお疲れ様でした。

陸上で「ちょっと風があるな」という時(梢が音を立てる程度の時)には、海の上では結構な風が吹いています。酔い止めは乗る前に飲んでおいた方がいいかもしれません。

あと、完全に空腹だと吐くものがなくなっても吐くという「苦しみの二乗」になるそうなので、乗る前に何か軽く食べておくと良いそうです。酔っても酔っても船で調査しなければならなかった学生の話では、クリームパンとか、そういう甘いものが良いのだとか。その、吐いた時の味消しに、ってことですが。(変な話で失礼!)
Commented by foggykaoru at 2008-12-02 21:26
むっつりさん。
たんこぶなんて、ついぞ作った記憶がないんですが、ま、これも良い体験?
あのときは鬼号の船室で寝ていて、あちこちに投げ飛ばされたティティの恐怖をちょっと味わいました。
Commented by foggykaoru at 2008-12-02 21:28
よきしさん。
御大事になさってください。
私もここんとこ風邪気味だったのですが、もこもこに着込んで海風に吹かれていたら、のどと鼻の調子が良くなりました。
Commented by foggykaoru at 2008-12-02 21:29
naruさん。
帆船と富士の山は絵になるんですよ!
たんこぶ、今も顔を洗うたびに痛いです。。
Commented by foggykaoru at 2008-12-02 21:31
サグレスさん。
酔い止めを飲み忘れたのは失敗でした。
おなかの中にはちゃんと甘いもの、入ってました。
卵サンドとワッフルが入ってました。
Commented by Titmouse at 2008-12-02 21:57 x
私もかなり酔っていたのですが、残念ながら苦しみをともにはできませんでした(爆)。
酔い止めは飲んでいたけど、酔う時はそれでも酔います。ミントキャンディをポケットに入れていたのに、なめていれば何とかなったかもしれないのに、あの揺れで思いつく余裕もありませんでした。でもすばらしい1日でしたね。
Commented by ケルン at 2008-12-02 23:48 x
いつもうれしくて、出港時は一番前のほうにいてしまうのですが、気がつくと船首は風があたるし帆の陰で寒い。船尾をみたら、かおるさんやTitmouseさんが日なたでじっとしていて快適そうに見えました・・・が、実はそうでもなかったのね。たんこぶは痛いかもしれないけれど、もっと大けがでなくてよかったです。お大事に。
今回は、風があったのは帆走にはよかったけれど、海面がずっと苦手なタイプでうねっていたので、もうちょっと午前に長く乗っていたらあぶなかったです。Titmouseさんのお薬に感謝です。
Commented by foggykaoru at 2008-12-03 21:04
Titmouseさん。
ミントキャンディとは。なんと素敵なものをお持ちだったのでしょう。
次回同じ状況になったときは(自爆)私が思い出すことにしましょう(何言ってんだか)。
Commented by foggykaoru at 2008-12-03 21:06
ケルンさん。
じっとしていたのは快適だったんじゃなくて、動けなかったんです(爆)
午後になってようやく船首のほうに行ってみたら、景色は船尾のほうが良いということを発見。
だから船長の定位置は船尾なんだな、とあらためて思いました。
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