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高階秀爾著「ルネッサンス夜話」(平凡社)

フィレンツェの歴史こぼれ話といった趣の本。
こぼれ話とは言っても、そんじょそこらのネタ本とはレベルが違います。
対象に向かう著者の姿勢は、まさに研究者のそれ。
学者というのは専門外のことであっても、いったん興味を持ったらここまで掘り下げるのかと感嘆させられます。

たとえば・・・
メディチ家が銀行業で財をなしたことは知られていますが、当時の教会は金貸しを禁じていました。(だからユダヤ人がその業務を担っていたわけです。)
つまり、本来は銀行業なんかできるわけがないのです。いったいそのからくりは?
読むと目からウロコが落ちることでしょう。
そのからくりの説明は、ここではいたしません。
ネタバレになるからではなくて、忘れてしまったからです(号泣)

このブログを始めたのは、そういうことが多すぎるからなんです。。。

イタリア史に興味を持っていて、すでに塩野七生の「ルネッサンスの女たち」あたりは読んであるくらいの方にお薦め。

by foggykaoru | 2005-03-09 21:33 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback | Comments(6)

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Commented by pipina_tuc at 2005-03-11 23:07
うぅ(詰)。イタリア史に知識なく、よって塩野七生さんも敬遠しておりました。(T_T)
でもメディチの金貸しのからくりが気になるので、いつかチャレンジしてみます。(ネタバレ大歓迎でしたのに・・・笑)
Commented by foggykaoru at 2005-03-13 00:33
ぴぴーなさん、誰だって最初は知識なんて無いんです。
私が「ルネッサンスの女たち」を読んだのは、大学に合格した直後のこと。「イタリアの歴史ってこんなにおもしろかったのか!」と思い、フランス語じゃなくてイタリア語学科にすればよかったかも、、まずったかしら?と思ったものでした。
もっとも、イタリア語学科がある大学はあまりのも少なすぎて、しかも超難関だったので、もしもこの本にもっと早く出会っていたとしても、イタリア語学科を受験する勇気は出なかったかもしれませんけれど。
Commented by go2rumania at 2005-03-13 08:05 x
おお、とても今日の紹介の本読みたくなりました。イタリアに住んでいたのにも関わらずあま~り(ほとんど?)詳しくイタリア史を知らない私。ジェネラル+@くらいで、塩野七生の『ローマ人の~』は楽しく読んでいます(でも単行本でこちらで読んでるので、去年に出たまでですが・・・) 『ルネサンスの女たち』は読んでいません。mm 次に日本から来る人にお土産で/次帰国した時のお土産かしら・・ :) あと塩野さんで読んだのは・・エッセイ集『イタリアからの手紙』は大好きでした(深い本も読まなければ・・・)。知識はないのですが、素人程度の歴史は私も好きで、目下ルーマニアの歴史を学び中です(サイトのためにも・笑)。概要は学んだのですが、色々こちらの人に聞くと 知らなかった話が出てきたりして、ドラキュラも私嘘=通説を書いてしまいました;早く「ドラキュラの真実★」を書かなくては・・と思っています。
BTW,,, そうそうイタリア在住時、メディチ家の人に会いました。知らずに会っていて後で聞いて、ええ!表札を見たら・・ ・・・メディチ って書いてある!びっくりしたのを思い出しました。
ちなみに私も第2外国語はフランス語です(でも話せない・・・
Commented by foggykaoru at 2005-03-13 10:11
go2rumaniaさん、塩野七生はどんどん偉くなちゃって、「ルネッサンスの女たち」のレベルにとどまっている私には「ローマ人の物語」は手が出ません。「ルネッサンス~」は薄い文庫本で、しかも短編集なので、楽に読めますよ。
Commented by viaemilia at 2006-04-30 12:49
foggykaoruさん、blogへのご訪問ありがとうございました。
私もこちらのblogを拝見して、読書傾向がよく似ている!と思ってお断りもなく(スミマセン)リンクしていました。

私は大学時代、第二外国語がイタリア語でそれからイタリアに興味を持ちました。
フランス語にもフランスにも興味があるんですけれど、イタリアのこともまだまだ知りたいことがある!で
なかなかフランスへの一歩が踏み出せずにいます^^;
「ルネサンス夜話」こちらの紹介文を読んで興味を持ちました。次の旅行に行く前に是非読みたいと思っています。
Commented by foggykaoru at 2006-05-01 22:04
viaemiliaさん。
ようこそ♪ 
イタリア語、素敵ですよね♪ 正直言って、ヨーロッパの言語の中で、音の響きはいちばん好きかも。
この本、viaemiliaさんのような方には、自信を持ってお薦めします。
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