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ケルト第六弾: アイルランド

タイトルは『アイルランド「ケルト」紀行』
私にとっては第六弾だけど、武部さんのケルトシリーズ10冊目にして最終巻。

ケルトと言えば、普通最初に思いつくのはアイルランド。
なのに、このシリーズ、「北」アイルランド紀行しかなくて残念に思っていた。
まあ、武部さんにとってアイルランドは既知の土地だろうから、かえって書きにくいということなのかな、とも思ったけど。

前半はちょっと退屈だけど、西に移動するにつれて面白くなってきて、アイルランド再訪計画が頭の中をぐるぐるし始めた。

世界遺産の島スケリグ・マイケル。
名前だけ知っていたが、行くのが難しいのではないかとあきらめていた。実際、難しいらしい。というのは、1日に行ける(=乗船できる)人数が決まっていて、なるべく予約しておいたほうがいいのはもちろんのこと、たとえ予約が取れたところで天候があてにならない。海が荒れたら船は欠航してしまうのだ。前回アイルランドに行ったとき、ほとんどずっと雨に降られどおしだったことを思うと、島に渡れるかどうかは、博打みたいなものなのだろう。

そしてディングル。
前回行っていなくて、チャンスがあればぜひ行きたいと思っているところ。この本でもかなりよさげに書かかれている。

そしてアラン諸島。
一番大きいイニシュモアしか行っていない。あそこも十分に良かったけれど、「ほんとうに良いのはその隣のイニシュアだ」と言われたっけ。

武部さんのケルト紀行シリーズ、別に全巻読まなくてもいいと思いかけていたのだが、ここまできたら残りも読もうか。

この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2009-02-02 21:47 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(10)

Commented by ふるき at 2009-02-02 23:53
 『9・11』で散った幻のアイルランド旅行がベルファストから入ってアラン諸島へと巡る計画を立てていました。旅行のテーマはやはりケルトを訪ねるでした。キリスト教以前の欧州を象徴するものとしてケルトがあります。もう一度計画を立てようかしら。
Commented by kiri: at 2009-02-03 01:12
おらも何冊かもってます。。。このシリーズ。。。
一番有効に使ってるのは「スペイン編」。。。

写真だけで知っていたとことか、まとめて書いてあって、
ガリシアでの海につきでた、ふしぎなケルト集落など、
参考にして旅したこともありました。。。

ケルトの流れで、中間地点のフランス海岸線。。。
いつか行きたい。。。のに、行けていない。。。

大学で仏語をとって、フランスは行ったけど、
その初フランスで、どーも、噛み合なかったらしい。。。
それ以来、トランジットでしか踏み入れていない。。。
それから、もう25年。。。(笑)

でも、いつかいくぞーって、
「フランス編」読んで思ってます。。。
Commented by foggykaoru at 2009-02-03 20:59
ふるきさん。
実はケルトを求めて旅すると、キリスト教とかぶることが多くて、なにがなんだかわからなくなってくるんです。
っていうことを武部さんも書いています。
Commented by foggykaoru at 2009-02-03 21:01
kiri:さん。
スペインのケルトって、どうもよくわからないなと思って買ってないんだけど、それじゃあ買ってみようかな。
フランス編、まだ届いてません。長らく品切れ状態だったのが、こないだアマゾン見たら買えるようになっていたから、大喜びで「ぽちっとな」したのに。。。
ブルターニュはいいですよ。
前回、カルナック(石が並んでるところ)には行っていないから、次回こそ!って思ってます。
Commented by ケルン at 2009-02-03 21:24
これからの季節、アイルランド関係強化月間(とひとりで言っています)
この本は読んだことありません。おもしろそうですね。
ケルトに関する本はすごくたくさんあって、何から読んだらいいかわからないのです。。
Commented by kiri: at 2009-02-04 13:11
スペイン編。。。
たぶん、そこに旅する前提だから、
ある種ガイドブック的な要素もあるのかも。。。
でも、おもしろいと思う。。。個人的に。。。

これに載ってるケルト遺跡を巡る旅のとき、
ポルトガル国境沿いなので(というかポルトガルから乗り入れてる)
まず、サンチャゴの元というか、
まず、遺体(だっけ?)を運んで、船で乗り付けた川に行ったの。。。

川の側の土手にその船をくくりつけた石があって(レプリカ)、
ここから陸路でサンチャゴまで運んだのかぁ。。。
って感慨にふけってしまいました。。。

本物は近くの教会に、金色に塗られて、まつられてました。。。

ケルトの流れも、巨石文明の流れも、(そしてキリスト教の流れも?)
たぶんたどれる起源(なごり)は、イベリア半島(南)に残ってる。。。
だから、たぶん、kiri:は、スペイン・ポルトガルにハマってる。。。

うぅぁああ。。。カルナック行きてーーーー!(笑)
Commented by foggykaoru at 2009-02-04 21:17
ケルンさん。
>アイルランド関係強化月間
ん? ああそうか、セント・パトリック・デーが近づくからなのね!
くどいようですが、何をもって「ケルト」というのか、よくわからないみたいですよ。
だからやたら多いんだと思います。
Commented by foggykaoru at 2009-02-04 21:18
kiri:さん。
今日ようやく「フランス編」が届きました(^^;

>たぶんたどれる起源(なごり)は、イベリア半島(南)に残ってる。。。
えーーー、そーだったのーー?!
知らなかった。。。
Commented by kiri: at 2009-02-04 23:50
結局、諸説あり。。。なんだけど。。。
まぁ、ほぼ定説になりつつあるかな。。。

巨石系だと
わかりやすいとこだと、前にKEIKOさんも行っていた
エボラ近くのストーンサークルとか、
ポルトガルの中央から北にかけては、
まさにアイルランドなどのドルメンと同じものがたくさん。。。

ケルト系だとバグパイプとか。。。
スコットランド、アイルランドのものとはかなり
形状もシンプルだけれども、
基本はまるで一緒のバグパイプ(ガイタという)。。。

そんなこと考えながら旅してると、おもしろい。。。
つながっているし、変化しているし。。。

なので、やっぱ、いかねば、フランス。。。(笑)
塗り絵の塗り残しみたいに、ごっそり残ってる。。。
Commented by foggykaoru at 2009-02-06 20:58
kiri:さん。
エボラってなんとかっていうホテルがある町でしたっけ。。。
今、フランス編読んでます。
楽器の話、出てきたところ。
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