夜間飛行
2009年 05月 02日
大昔、フランス語の教科書に抜粋が載っていた。それを読み、「原書で読みとおす気にはなれないけれど、せっかくだから翻訳で読んでみようか」と思い、書店で文庫を手に取り、文字がぎっちり詰まったページを見て、こりゃだめだと断念したのであった。
で、今回読んでみて、、、
やっぱり文字が多かった。
あれから何十年もたってるのに、成長してない私。
まじめに縦に読めなくて、相当いい加減な読み飛ばしでようやく読了した。
どうしてなんだろう?
このぐらい文字が詰まった本は普段から読んでるはずなのに。
とりあえず、当時飛行機で飛ぶということが、いかに危険で命がけの行為だったかということはよくわかった。
・・・平凡な感想ですな。
そして、併録の「南方郵便機」
サンテグジュペリのデビュー作。1929年発表。
こっちは途中で挫折。わけわかりましぇん。。。
リンドバーグ以前にヨーロッパから南米への定期便(郵便機)が就航していたことがよくわかった。
フランスからスペインへ飛び、何回も給油しながらアフリカ西岸沿いに南下。大西洋がいちばん狭いところ(変な言い方だ)を飛び越え、ブラジルの最東端へ。さらに何回も給油しつつ飛び、(たぶん)最大の難所アンデス越えをする。
当時の常識では、こんな航空路に定期便を飛ばせようという考え自体が、無謀だった。「夜間飛行」の主人公リヴィエールは、周囲の危惧をはねのけて強引に実現させる。しかしそれは、部下である飛行士たちの命を常に危険にさらすことを意味していた・・・
Wikipediaのサン=テグジュペリの項を見たら、新潮文庫の表紙絵は宮崎駿が描いているとあった。確認してみたら、あらほんと!
宮崎さんの飛行機好きは知られているけれど、そういえば、「ハウルの動く城」で無理やり登場させた飛行機なんて、まさにサンテグジュペリの飛行機ですねえ。
それにしてもフランスではちょくちょく「Saint」がつく苗字があります。サンテグジュペリはSaint-Exupery---聖エグジュペリなんて聖人はいるのかいな?というのが大昔からの疑問。
かのイブ・サンローランもYves Saint-Laurentなのだ。「聖ローラン」は「セント・ローレンス」。だからカナダのセントローレンス河はフランス語ではサンローラン河なのよん。
by foggykaoru | 2009-05-02 18:28 | 普通の小説 | Trackback | Comments(9)
英語の姓では「聖だれそれ」というのはあまり聞いたことがないような気がします。すぐお隣の国なのに、なんででしょ。ふしぎ。
特に60年代から70年代は、読みやすさより格調高さを求められましたから、理解しづらいのかも知れません
宮崎駿氏って、飛行機だと生き生きしていますね
特に羽ばたき式の飛行機だと…ひょっとしたら鳥になりたいのかも?
結局「星の王子様」が好きだから、一応読んでおく的だったなぁ。。。
でkiri:もさっきWikiで見て驚いた。。。
ドキュメンタリー見てもそう言ってたし、ずっと行方不明って思ってたら、
2000年に飛行機の残骸は発見されてて、2003年には引き上げられて、
ロッキードの製造番号とも合致して、マルセイユ沖で墜落したことが確認
されたそうな。。。
微妙。。。なんか微妙な感覚。。。
発見されない方が良かったような。。。でも。。。
堀口大学訳なんですけれど、、、ルパンの堀口訳は楽しく読めるんだから、翻訳のせいというより、そもそも原文が私向きではない、ということのような気がします。
宮崎駿はランサムファンなんですよね。
乗り物好きってことなんでしょうかね。
サンテグジュペリの飛行機が発見されたのは、けっこう大ニュースだったような気がするけれど、、、私の周りだけの大ニュースだったのかもしれません(苦笑)
マルセイユのほんの目と鼻の先だと聞いて、なあんだと思ったものです。
あ、あれは運河じゃなくて川でしたっけ。訂正します。
フランス在住の人が書いている旅行記に「サンローラン」とあったので、「日本ではセント・ローレンスと言わないと通じませんよ」と、小さな親切大きなお世話メールを送ったのは、何を隠そうこの私です(自爆)

