日本人の知らない日本語
2009年 06月 24日
著者は日本語教師養成講座の先生で海野凪子という人。
マンガ仕立ての本。こういうのを昨今は「コミックエッセイ」と呼ぶらしい。(で、正確には「著者」ではなく、「原案提供者」ということらしい。)
友人が「おもしろいよ」と貸してくれたのだけれど、ほんとにおもしろい。
これはどなたにもお勧め。
ただ日本人が日本で日本人相手に使っているだけでは、日本語の真の姿は見えてこない。
己を知るうえで、他者の存在というのは欠かせないものなのよ。
そして、私は外国語を勉強している日本人。
日本語を勉強する外国人の中に、自分の姿が透けて見えるような気がした。
古臭い教科書で習い覚えた日本語を話す外国人とか。
それはまさしく私だ!(自爆)
ところで、目上の人に「頑張ってください」を使ってはいけないのですよね。
ではそのかわりに何と言うべきか。
みなさんはご存知ですか?
「お疲れの出ませんように」なのだそうです。
こんな表現知ってる人、どこにいる?
と思ったら、この本を貸してくれた友人は知っていたそうな。
おおおそだちのおよろしいかたはちがうでございますです・・・
(↑上の文の間違いを指摘せよ。(自爆))
by foggykaoru | 2009-06-24 21:04 | バベルの塔 | Trackback | Comments(10)

>古臭い教科書で習い覚えた日本語を話す外国人とか。
>それはまさしく私だ!(自爆)
はー、わかるわかる。私の(昔の本で憶えた)言葉って古臭いのかも・・・などと思います。あるとき「その言葉を使う日本人には初めて会った!」と在日15年の人に言われ、も、もしや・・・江戸時代の言葉!!??と思ったら違ってほっとしたり。
>>「お疲れの出ませんように」なのだそうです。
>こんな表現知ってる人、どこにいる?
>と思ったら、この本を貸してくれた友人は知っていたそうな。
なんか、たまに使ってる気はしますが・・・
そのお友達って私も知っているあの方かしら。となんとなく連想しました。

職場でお昼をよく食べる部屋に置いてあって、「おっ」と思って手に取ったら、面白いのなんの。
私のツボにはまったのは、任侠映画好きのフランス人女性(フランス語はいたって上品なのに、日本語では「おひけぇなすって」などと言いたがる)の話と、美文を書く中国人男性の話でした。この男性のラブ・レターが素敵♪ 私なら絶対に「うん」と言ってしまいそうです(笑)。
言ってる方が疲れてきそうぢゃぁ。。。(笑)
がんばってほしい人に"がんばって!"って言うのって、
本人も"頑張る"つもりのとき、"わかってらい!"
"言うな! 緊張するぅ..."なんて思われると逆効果かなと思い、
(あと、同音異字系だけど、"我を張ることになるから"なんても言うぢゃない...)
「ほどほどに!」とか「無理すんな!」とか言うように心がけてたけど、
マラソン大会なんかで、さぁ、通過した友人にどう声かけをするか・・・
で、やっぱ「がんばれ!」としか言いようがなかった。。。(爆...)
おもしろそうね、この本。。。(amazonで品切れ中...人気だぁ...)
いくら目上でも、マラソンしてる人に「お疲れの出ませんように」はないわよねーーー(笑)
でも、おひけえなすってって言いたがる仏女性はなんだか楽しくて好きです。
トルコカッパドキアのガイドさんの口癖がさらばじゃ!でした。(もちろん我々は大受け)
早口言葉として練習なさいます?(笑)

マラソンでがんばっている人には「お勝ちあそばせ」でいかがでしょう。(以前も書きましたね 苦笑)
けんかの仲裁で、「Aさん、Bさんにごめんあそばせとお言いあそばせ。」といったというのも聞きました。
戦争の直前ごろのお話です。