マイケル・ジャクソン大全集(笑)
2009年 07月 05日
ジャクソン5時代の歌は「ABC」以外、忘れてしまっていたのですが、他にもいろいろ知っていたことが判明しました。
いやー今さらながらに感嘆しました。
興味のある方はどうぞ聞いて(そして見て)みてください。
「I want you back」
「The love you save」
「Never can say goodbye」
「I'll be there」(←ダイアナ・ロスも登場します。)
個人的にはこの時代の歌が一番楽しめます。なにしろオバンだから(苦笑)
最大の売上げを誇る「スリラー」よりも評価が高いかもしれないアルバム「オフ・ザ・ウォ―ル」関連も検索して聞いてみたら、あららなんだ、これも知ってたじゃん。
「Off the wall」(歌だけです。PV映像が見つからなくて、ライブ映像はどれも「Bad」以後のもので、私の好みではないので)
「Don't stop 'til you get enough」
まさにディスコ・ミュージック。
私のイメージでは「これぞクインシー・ジョーンズ節」なんだけど、間違ってますか?
そしてモータウン25周年コンサートでジャクソン5が再集合したときのメドレー。
ぐんとバージョンアップしたパフォーマンスが見られます。
ですが、歌自体は子供時代からさほど成長してないかも。
子供時代の自分自身を越えなければならなかったというだけでも相当なプレッシャーだったことでしょう。
このステージの後、「Billie Jean」が続きます。
私が観た動画の中ではこのステージが最高だと思います。
しかも日本語字幕のおかげで20年以上たってようやく歌の内容を知りました。
正直、この時点では整形は成功していたと思います。
現代において、美の基準は白人顔である。(それを是認するわけではないけれど)
だから、その顔に近づくことはショービジネスにおいて、一つの戦略ではある。
でもねえ。
このころの顔でやめておけばよかったのにと思うのは私だけではないはず。
彼の悲劇は自分を受け入れることができなかったことにあるんじゃないかな。
幼いころ自分を虐待した父親の血を受けている自分を。
そして黒人であるという自分をも。
アメリカで黒人が成功しようとするときの重圧。
これは日本でのほほんと暮らしている私の想像を超えています。
もちろん訊かれれば、「黒人であるのは誇りだ」ぐらいのことは言っていただろうし、ハンデを乗り越えて成功したことには強烈な自負を抱いていたはず。
それでもね。
人間の感情というのは理性で処理しきれるものではない。
自分(内面)から逃げるために、顔(外見)を変え続けたのでは。
そして、そのために必要なお金は、ありあまるほど持っていた。
でも、自分自身を受け入れ、大切にする方法は、お金では買えなかった。
by foggykaoru | 2009-07-05 12:28 | ニュースから | Trackback(1) | Comments(4)


虚構が巨万の富を生み出す世界…
求めるものに応じるのが仕事なんでしょうが、あの過剰な整形はなんだったのでしょうね
「エンターテイン」というのは「人を楽しませる」ということだから、見世物だろうが何だろうが、マイケルが世界一のエンターテイナーだったのは間違いないと思います。
彼に必要なのは整形外科医じゃなくて、心療内科医だったのでしょうね。

やっぱり、黒人のスーパースターというのは、黒人のひとたちにとって、私なんかには想像できないくらい偉大な存在だったのだろうと思います。スモーキー・ロビンソン、スティーヴィー・ワンダー、ライオネル・リッチー、その他その他大スターばかり。でもマイケル・ジャクソン自身は、もし白人になりたくて整形やあの路線の音楽を続けていたのだとしたら、どう思っていたのかな・・・と思って見ていました。
日本語版ニューズウィークには「彼が外見を変えていくことに、黒人たちは寛容だった」というようなことが書いてありました。
でも肌に関しては人為的なものではなくて、皮膚病なんですって。
黒人にはそれほど珍しい病気ではないらしいです。