A.R.C. in 横浜
2009年 07月 06日

みなとみらい線の馬車道駅から港に向かう途中、コンビニからぞろぞろとラテン系のきれいなおねえちゃんたちがアイスクリーム片手に出てくるのを目撃。白いズボンのきりっとした制服姿。間違いなくグロリア号の乗組員です。同性から見てもとても魅力的。制服フェチの男性にはたまらないんだろうなー、、と気分はいやが上にも盛り上がります(笑)
見学開始の2時よりも前に行ったのですが、船の前はすでに長蛇の列。
いつも帆船見学をするたびに思うのですが、世の中には帆船が好きな人がけっこういるものです。A.R.C.でもないのに、とか言い合っていると、あらま、A.R.C.という文字列があちこちに見えます。
この意味はなんとしても解明しなくては。
でもスペイン語、あんまりわからないんだよねえ・・・。
今までスペイン語圏の旅では、イタリア語からの類推で言葉を並べたててサバイバルしてきたもので。
ところがどういうわけか、日本に来る帆船のほとんどはスペイン語圏の国々のもの。
今まで帆船見学をするたびに、スペイン語をちゃんと勉強しておかなかったことを悔やんできました。
今回のグロリア号は1か月以上前に横浜寄港を知ったので、今度こそはと簡単な文法書は買って一読してありました。読んでみて、やっぱりとてもよくわかる、あとは西和・和西の小辞典さえあればなんとかなる、、、という結論に達し、辞書を買おうと思いつつ、思いつつ、、、この日が来てしまった。あわわ。

行列しながら考えました。
「意味する」という動詞はsignifiナントカなのかもしれない。
たぶん、「シニフィコ」とか「シニフィカシオン」とか言えば察してくれるんじゃないか。
でも、他に手はないか?そうだ!
乗船するとすぐさま、そばにいた兄ちゃん(乗組員と言うべきなんだけど、兄ちゃんのほうがぴったりくる(笑))に「オラ!」と声をかけます。
暇そうにしていた兄ちゃん、「ぼく? なになに?」という顔。
私(救命具に書かれた)「A.R.C.」を指差し「ケ・エス・エスト?(これは何ですか)」
兄ちゃん「アルマ・レプブリカ・コロンビアです」
そうか、「コロンビア共和国軍」ということなのね。
(英語ではarmyは陸軍のことになってしまうのかもしれないけれど、スペイン語ではそんな細かいことは気にしないのかも)
ただでさえフレンドリーなラテン系の兄ちゃんですから、これで終わるはずはありません。
兄ちゃん「スペイン語、話せるんですか?」
私「ポキート! ポキート!(ちょっぴりだけ)」(←親指と人差し指で「ちょっぴり」のジェスチャーもしながら)
兄ちゃん「どこで覚えたんですか?」
ほんとなら「スペインやペルーに旅行したときに覚えた」とか言いたいんだけど、そんな難しいこと、言えましぇん。。。
「旅行」「でもコロンビアではない」「ペルーで」「スペインで」「ちょっぴりだけ」などをめちゃくちゃに並べたてて、お兄ちゃんとの語らいはお開きに。
ちょっと楽しかったです。
もっと話せたら、もっと楽しかったのに。

「braza」は名詞です。
ラテン系の言語では名詞が形容詞の前に来るから。
ヤマカンでフランス語の「bras」を調べたら「ブレース、転桁索」とありました。「索」ってシートのことですよね?
「mayor」というのは「より大きい」。
「メイン」なのかも。
だから「braza mayor」な「メインシート」???
「alta」は「高い」、「baja」は「低い」。
「volante」はたぶん「飛ぶ」の現在分詞。
「フライング」かも??
興味がある方は頑張って調べてください。
わたしはおふねのことはよくわからないので(自爆)
船上ではコーヒーのサービスもありました。
コロンビアコーヒーはすっきりしていてなかなかのお味でした。
by foggykaoru | 2009-07-06 21:22 | ちょっとおでかけ | Trackback(1) | Comments(19)


ARC, for Armada de la República de Colombia is the acronym used in front of the name of all the Colombian navy's ships (as with USS or HMS).
USSもHMSも最後のSはShipだから、ARCもどれかが船の意味なのかな~と思ってたらはずれでした。


この船はどれくらい古いんでしょう。
さっき別のところにも書きましたけど、きょうの夜、銀座から地下鉄に乗ったらその車両に白い制服&帽子&褐色の肌の人が4人。美男美女揃いでした。きっとGLORIA号の人たちに違いない!と思ってドキドキしていたら、次の駅で楽しそうに降りて行きました。


素敵なレポートありがとうございます。嗚呼、見に行きたかった・・・。

このサイト(ccsail.com/la_gloria.cfmの前にwを三つつけてください)によると、建造1966年だそうです。

おおお、正確にはそう言うんですね。
>Armada
あとになって、それなんじゃないかとも思ったのですが、思い返してみてもにいちゃんは「アルマ」と言っていた気がします。
ほんとにarmaという単語があるのかどうか・・・ああ辞書買わなくちゃ。
なんかね、私のツボって船そのものではないらしいということが、帆船見学を重ねるうちにわかってきました。
だからスペイン語ネタだけに絞ってみたんです。
船のことはTitmouseさんがきちんと書いてくださるだろうからって(笑)
次回はご一緒しましょう♪
次回はご一緒しましょう♪ タフィちゃんもね♪

そうなんだよね。オンライン辞書を探せばいいのよね。
探すのがめんどくさいもので(苦笑)
armaは兵器か。。
じゃ、armasって言ったのかも。
とにかくarmadaじゃなかった。だったら感動したはずだもん。
armada は fleet,navy と出ていました。
ポル語とスペイン語は、いとこ同士だそうですので、たぶんそうじゃないかな~~と思ったら、Titmouseさんがちゃんと調べてくださっている(笑)
お兄さん、なまっていたのでしょうか?
ちなみに、鎧はarmadoraアルマデューラで、女性名詞。名詞の性ってほんとに不思議です。

かおるさん、
>にいちゃんやねえちゃんは銀座で豪遊したんですね!
いえ、細かいんですが前から乗っていたところに、私が銀座から乗ったんです。彼ら、手ぶらで、路線図だけ持っていたというのも身軽で良い感じ。夜の霞が関で何をするところだったんだろう(それとも乗り換えて原宿へ遊びに行ったとか?・・・妄想が走ってますが、船のきまりは門限とか厳しそうですよね。
>名詞の性
今日、「フランス語・イタリア語・スペイン語を一度に勉強できる本」とかいうのを立ち読みしたところ、「船」のイタリア語は「la barca(女性)」、なのに、スペイン語は「el barco(男性)」でした。
それぞれの言語に伝わるときに勘違いしたりもしてるから、理屈じゃないんですよね。。。
じゃ、彼らの目的地は浅草あたり? それともアキバ?!