フランス語版のだめ vol.2-3
2009年 07月 07日
1巻に比べて、はるかにおもしろいです。
電車の中で読んでいて、思わず吹きだしてしまいました。
原作自体が2巻からぐんとおもしろくなっていたのかもしれないけれど、たぶんそれだけではない。
翻訳が上手になってきた感じがします。(誤訳らしき箇所もあるけど)
なによりも注目すべきなのは、1巻ではほとんど無視されていた「のだめ語」が、フランス語で表現されるようになったこと。
たとえば2巻では、最初のほうに「シェボーシェボー」というのがあります。
これは「C'est beau セボー」ののだめ語。
たぶん日本語では「しゅてきしゅてき」だったはず。
吹き出しからはみ出た感嘆詞というか、擬音語、たとえば「ぎゃぼー」などですが、ちゃんと「GABBOOO」と表記されていて、なかなかよろしい。
さらにミルヒーことシュトレーゼマンが登場してきて、みょーちきりんな言葉を話すわけで、彼のフランス語は「je ジュ」が「che シュ」、「vous ヴ」が「fous フ」になります。
ドイツ語なまりのフランス語ってそういうものらしいです。うーんためになるなあ。(ならないならない)
ちなみに、「のだめちゃん」は「フロイライン・ノダメ」となっております。
3巻になると、のだめ語の比率がさらに高まります。
そして最後のシーン、Sオケの公演がそれなりに成功し、ベンチで寝ている千秋の唇をのだめが奪う場面ですが、「しゅきあり」は「イレシャンデファンシュ」
正しく言えば Il est sans defense. イレサンデファンス=彼は無防備である
解読するのにかなり苦労しました。。。
そうそう。
「ますみちゃん」は、なぜか「Miss Masumi」です。
「死ね死ね団(でしたっけ?」は「Fondation Takacrever フォンダスィヨン・タカクルヴェ」
fondation は英語のfoundation
「Takacrever」は 「Tu n'as qu'a crever(お前はくたばるしかない)」の崩れた形だと思われます。
千秋が鬼指揮者としてみんなを泣かせる場面に、「民衆の味方だったナポレオンが皇帝になってしまった」なんて台詞があったんですね。
まるでフランス人向けに書かれたみたい。
2巻を読んで、「死ぬまでに『こたつ』というものに入ってみたい」と思うフランス人、いるんじゃないかなあ。ランサムを読んで「死ぬまでに湖水地方に行きたい」と思っていた誰かさんみたいに(笑)
・「フランス語版のだめカンタービレ」に関する記事のインデックス
by foggykaoru | 2009-07-07 22:27 | マンガ | Trackback | Comments(8)
それは楽しそうな。
そういえば、この間「日本人の知らない日本語」買っちゃいました。
フランス人の話も笑えましたねえ。
訳したくても難しいですよー
日本文化を熟知してなくちゃならないうえに、音楽の知識も必要だし。
翻訳家は調べ物ばかりの職業だと言われるけれど、ほんとうにそうだなということが推察されます。

