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チシャ

チシャ_c0025724_21385612.jpgランサムの作品には、キャンプ生活が事細かに書かれているため、生活用品や食品がたくさん登場します。日本人の生活が欧米化した今ならいざ知らず、1960年代に翻訳した神宮輝夫氏の苦労はさぞやだったろうと思います。
ランサムを読んで子ども時代を過ごした人たちの頭に、強烈に焼き付いた謎なものはたくさんありますが、その中の1つが「チシャ」。

水夫たちが壊血病にならないように、コックはチシャをたくさん食べさせなくてはいけないのです…

ところで、私はこの年になるまで、チシャを食べた記憶はありません。

先日、友人に連れられて、とある韓国料理店に入ったときのこと。壁のメニューを見たら、「ちしゃ葉」というものがあるではありませんか!

「これはどうしても食べなくちゃ」と思い、注文したのですが、みんなでたくさんの料理をわさわさ食べたため、はっと気がついたときには、どれが「ちしゃ葉」だったのか、よくわからなくなっていました。
まさかキムチの下に敷いてあったやつじゃないわよね。。。

ところで、この「チシャ」、原作では何という単語だと思います?




lettuce
レタスです。

1960年代の日本では、「レタス」という野菜はまだ一般的ではなかったのかなあ。
うちでは食べてた気がするんですけれど。。

by foggykaoru | 2005-03-28 21:46 | バベルの塔 | Trackback | Comments(12)

Commented by KIKI at 2005-03-30 23:24
かおるさん チシャ食べたことなかったのですね!
韓国料理屋さんに行けば普通に置いてるかと思います。
サニーレタスをちょっぴり厚くして幅はやや狭くしたような
感じでしょうか。味はレタスです。
多分料理の下にあった・・・かなぁ?

それにしても古い翻訳ってその当時の日本の輸入物や
文化の状態まで薫ってきそうで結構好きです。
Commented by at 2005-03-31 02:12
レタスをチシャと読んでくれるランサムの神宮寺さんは素敵です。このししゃはちょっとぴりっとする、韓国焼き肉をくるむ葉っぱではありませんでしたか?名前が別にあるのですが忘れてしまいました。
Commented by ケルン at 2005-03-31 19:06
先日焼肉やさんで食べた、あれがたぶんそうだったんでしょう・・・

チシャはドリトル先生にも出てきますよね、ガブガブの好物として。
Commented by foggykaoru at 2005-03-31 20:30
KIKIさん。韓国料理屋には行ったことがあるんだけど、「チシャ」というそのものずばりのメニューを見たのは初めての気がします。
>多分料理の下にあった・・・かなぁ?
なにげに葉っぱは敷いてありましたねえ。
でも、「ちしゃ葉」って注文したのに。

Commented by foggykaoru at 2005-03-31 20:31
蓮さん。この間行ったお店は「焼き肉の無い韓国料理屋」だったんです(苦笑)
焼き肉をくるむ葉っぱ、最近はスーパーでも売ってますよね。でも「チシャ」とは書いてないはず。その名前だったら絶対に興奮して買ってしまうもの(爆)
Commented by foggykaoru at 2005-03-31 20:32
ケルンさん。
>ドリトル先生にも
へええええ(54へえ)
ごめん、ドリトル先生はほとんど何も覚えていないの。。。
Commented by kali at 2005-04-01 09:06
かおるさん、こんにちは!こちらでははじめまして^^

玉ちしゃとか、葉ちしゃとかという呼び名をどこかで見た気がします。
普通のレタスと、サニーレタスの違いなのかなと思ったことを覚えています。
焼肉をくるむ葉っぱは、サンチュでしたっけ?

ランサムではありませんが、
鰐梨というのが強烈に印象に残っています。(あれは何の本にでてきたのだったかなぁ)

あと、ランサムでも食べ物でもありませんが、
刀自というのも、非常にインパクトがありました。

子供の頃、聞きなれない古そうな言葉が出てくると、
どんな意味なのだろうと想像したりして、不思議と楽しかったものです。
(あ、その気持ちは今でも変わりませんです^^)
Commented by foggykaoru at 2005-04-01 20:33
kaliさん、ようこそ♪ 
玉ちしゃ・・・ そう言われてみれば、聞いたこと(見たこと)があるような気がします。
>サンチュ
そうそう! それです!
>鰐梨
はて? わになし?
>刀自
うんうん、初めて見たとき、何事かと思った記憶があります。
横溝正史あたりで覚えたんじゃないかしら。
Commented by kali at 2005-04-04 23:43
鰐梨なんですが、どの本で見たのか、未だ思い出せません(涙)。
アボカドの和名らしいです。

>刀自
をを、横溝正史ですか(残念ながら読んでおりませぬ)。
私は家庭少女小説の中で出会いました。
オルコットの「昔気質の一少女」なんかで見たような気がします。
「花物語」辺りでも出会っていたのかもしれません。
Commented by hanipyon2 at 2005-04-05 07:45
鰐梨~♪
わたしが覚えているのは伊丹十三さんのエッセイの中です
懐かしい

親の昔々の本を手に取りたくなりました
???なのに確かめていない不思議でおいしそうな言葉、いっぱいあるだろうな
Commented by foggykaoru at 2005-04-05 20:56
kaliさん。
鰐梨はアボガド!! 言われてみれば「まんま」ですね!
Commented by foggykaoru at 2005-04-05 21:00
はにぴょんさん。
伊丹十三氏。。。懐かしい。
晩年は映画監督になってしまったけど、俳優時代も良い仕事をなさっていました。NHK大河(「新平家物語」かな?)の足利将軍の演技には、子どもだった私でさえ、唸りました。
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