チシャ
2005年 03月 28日

ランサムを読んで子ども時代を過ごした人たちの頭に、強烈に焼き付いた謎なものはたくさんありますが、その中の1つが「チシャ」。
水夫たちが壊血病にならないように、コックはチシャをたくさん食べさせなくてはいけないのです…
ところで、私はこの年になるまで、チシャを食べた記憶はありません。
先日、友人に連れられて、とある韓国料理店に入ったときのこと。壁のメニューを見たら、「ちしゃ葉」というものがあるではありませんか!
「これはどうしても食べなくちゃ」と思い、注文したのですが、みんなでたくさんの料理をわさわさ食べたため、はっと気がついたときには、どれが「ちしゃ葉」だったのか、よくわからなくなっていました。
まさかキムチの下に敷いてあったやつじゃないわよね。。。
ところで、この「チシャ」、原作では何という単語だと思います?
lettuce
レタスです。
1960年代の日本では、「レタス」という野菜はまだ一般的ではなかったのかなあ。
うちでは食べてた気がするんですけれど。。
by foggykaoru | 2005-03-28 21:46 | バベルの塔 | Trackback | Comments(12)

韓国料理屋さんに行けば普通に置いてるかと思います。
サニーレタスをちょっぴり厚くして幅はやや狭くしたような
感じでしょうか。味はレタスです。
多分料理の下にあった・・・かなぁ?
それにしても古い翻訳ってその当時の日本の輸入物や
文化の状態まで薫ってきそうで結構好きです。


>多分料理の下にあった・・・かなぁ?
なにげに葉っぱは敷いてありましたねえ。
でも、「ちしゃ葉」って注文したのに。
焼き肉をくるむ葉っぱ、最近はスーパーでも売ってますよね。でも「チシャ」とは書いてないはず。その名前だったら絶対に興奮して買ってしまうもの(爆)

玉ちしゃとか、葉ちしゃとかという呼び名をどこかで見た気がします。
普通のレタスと、サニーレタスの違いなのかなと思ったことを覚えています。
焼肉をくるむ葉っぱは、サンチュでしたっけ?
ランサムではありませんが、
鰐梨というのが強烈に印象に残っています。(あれは何の本にでてきたのだったかなぁ)
あと、ランサムでも食べ物でもありませんが、
刀自というのも、非常にインパクトがありました。
子供の頃、聞きなれない古そうな言葉が出てくると、
どんな意味なのだろうと想像したりして、不思議と楽しかったものです。
(あ、その気持ちは今でも変わりませんです^^)
玉ちしゃ・・・ そう言われてみれば、聞いたこと(見たこと)があるような気がします。
>サンチュ
そうそう! それです!
>鰐梨
はて? わになし?
>刀自
うんうん、初めて見たとき、何事かと思った記憶があります。
横溝正史あたりで覚えたんじゃないかしら。

アボカドの和名らしいです。
>刀自
をを、横溝正史ですか(残念ながら読んでおりませぬ)。
私は家庭少女小説の中で出会いました。
オルコットの「昔気質の一少女」なんかで見たような気がします。
「花物語」辺りでも出会っていたのかもしれません。
鰐梨はアボガド!! 言われてみれば「まんま」ですね!
伊丹十三氏。。。懐かしい。
晩年は映画監督になってしまったけど、俳優時代も良い仕事をなさっていました。NHK大河(「新平家物語」かな?)の足利将軍の演技には、子どもだった私でさえ、唸りました。