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アーサー王伝説

「知の再発見」双書。

この夏、私は友人と2人、スコットランドからフランスのブルターニュに飛び、フランスの「アーサー王関連聖地巡礼」としゃれこんだ。けっこう面白かったのだが、知識不足は否めず、反省しきりだったというのも事実。NHKBSで「魔術師マーリン」が始まったということもあり、とりあえずこのシリーズなら間違いなかろうと思って、読んでみた。

予想通り。「なんとなくエピソードのいくつかを知ってる」程度の物語の概観を把握するのに最適だった。
でも、「円卓の騎士」の中の有名人のうち、比較的きちんと書いてあるのはランスロットだけ。他の人についても、せめて半ページぐらいずつ説明してほしかったかも。「そういうことを知りたかったらアーサー王物語を読め」と言われそうだが、私は伝説の「解説」を読むのは好きだけど、「伝説そのもの」はあんまり得意ではないのだ。。。

アーサー王伝説が今ある形になったのは、シャルルマーニュを祖とするフランス王家と対抗して、プランタジネット朝が箔をつけるために大々的にプロモーションしたことが大きいのだそうだ。
アーサーがまともな形で生まれた子ではなく、王たる資格があることを証明するために、剣(この剣はエクスカリバーとは別のもの!)を石から抜いたというあたりが大きなポイント。なにしろプランタジネット朝の王はもともとイギリスの人間ではなく、ノルマンディー出身の侵略者の末裔だから。

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by foggykaoru | 2009-11-23 11:41 | 西洋史関連

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