文学的パリガイド
2009年 12月 17日
パリの24の名所案内なのだが、各スポットに関連した文学作品にからめて説明されている。こういうのを書かせたら、現在の日本の仏文学畑では鹿島氏の右に出るものは(たぶん)いない。
読んでいるとき、「ほ~。これは覚えておかなくちゃ」と思ったことがたくさんあるのだが、あらかた忘れてしまった(涙)。こういう本は付箋をつけながら読まなくちゃダメだ。
わずかに覚えているのは
・リヨン駅構内のレストラン「トラン・ブルー」の壁画はベル・エポックのもので、一見の価値あり。昼間はカフェになっている。
・ヴォージュ広場にある「ヴィクトル・ユーゴー記念館」は、三銃士に登場するミレディーの住まいだった。(もちろんミレディーは架空の人物である。ユーゴーがそこをミレディーの住まいとして描いた、ということ)
パリに興味があって、とりあえずフランスの有名な作家やその作品名をそこそこ知っている人には超お薦め。
紹介されている作品を読んだことがなくても大丈夫。
私だってほとんど読んだことないので。
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by foggykaoru | 2009-12-17 21:50 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(2)

宿を近くにとっていたし、どうせならきちんとした服に着替えて、と思っていながら、行けずじまいでした。
・・・なんて、一人前(?)なこと言っていますが、パリに初めて行ったのはたった2年近く前で、周りの人たちに「ええっ!まだ行ったことないの!?」と驚かれましたのにはこっちが驚きました。
(ポピュラーな旅先ということでは、ハワイだって物心ついてからは行ったことないんだけど)
今、珍しくフランス文学を読んでいます。パリはでてくるかなー?