個人的に指輪モードのクリスマス会
2009年 12月 21日
会場はホームシアターのあるお宅。
たいていイギリスか児童文学関連の映画を観るので、「今年はBorn of Hopeを観ませんか」と提案してみました。
そのプレゼン(というほどではない)は
「そもそもクリスマスとは、救い主イエス・キリストの降誕を祝うものなのだから、未来への『希望』として生まれたアラゴルン誕生秘話こそふさわしいではないか」
という、いかにも怪しげなこじつけです。
結局、ネット配信のものはホームシアターでは観られないということで、テレビモニターで観ることになってしまったのはちょっと残念でしたが、うちのテレビよりもかなり大きいし、PC画面で観るのに比べたら何十倍もよかったです。そして、日本語字幕作成者に改めてお礼を申し上げます。
2度観てしみじみ思ったこと。
トールキン原作の「指輪物語」のファンが作った映画なのだから、トールキンに敬意を払っているのは当然。でも、この映画にはPJに対する敬意も負けず劣らずあふれています。
そしてエルフ語がペラペラですごいじゃん。さすがマニア。そのへんの俳優とは違う。私は「マエゴヴァンネン」しかわからなかったけど。
エルロンドの息子たちが登場したとき、大人につきあって観ていた小学生の坊やが「顔が似ていて区別がつかないや」と言いました。そうなのよ、この2人は似てなくちゃいけないんだよ。
感動のラストシーンを観たあと、男性からは「アラゴルンはあんなでは、これからもお母さんに甘やかされて育つだけではないか」という不満の声が上がりました。へええ、男性はそう思うんだ。私にはかわいいだけで十分だったんだけど。この映画、監督が女性だから、女性目線なんですねえ。私は一応「エルロンドが鍛えてくれるからいいんじゃない?」とか言ってみましたけど。
このあとは11月の総会で好評を博した「ツバメ号はなにゆえにカマス岩にぶつかったのか」という研究発表の再現やら、天気図描き(←船乗りは描けたほうがいいそうです)などといった、この団体本来の線に近いことをしたわけですが、それを横目に私&数人はひたすら合奏の練習。
実は、この映画がきっかけで、ここ数日間、がぜん指輪モードが復活して、「Forth Eorlingas」を、弦楽器・管楽器、そして歌と合わせようという野望に燃えていたのです。
楽譜によると、この曲は「角笛城落城寸前→ローハンのテーマ→旅の仲間のテーマ→エントの行進」という構成になっています。
ところが、テンポを確認するために「二つの塔」のラストをDVDで確認したら、順番が違っていました。映画では「エントの行進→角笛城→ローハンのテーマ(馬に乗って突撃する)→旅の仲間のテーマ(飛蔭『ヒヒヒーン!』。ガンダルフ『王はひとりでおられる』。エオメル『ひとりではない。エオルの子らよ!!!』)」という順番。
そこで、「エントの行進」の女声のソロをSさんに、「角笛城落城寸前」のトランペットと「旅の仲間」のホルン(かな?)を、クラリネット(Tさん・Mさん)に、「ローハン」のフィドルをビオラ(Kさん)に依頼し、ガンダルフとエオメルの台詞をLさんに言ってもらいました。ほんとうのことを言うと、馬のいななきもやってほしかったんだけど、さすがにそれは無理強いできませんでした(苦笑) 動物のものまねができる人、いないかなあ。
私の急激な指輪モードに付きあってくれた寛大なるみなさんには、この場を借りてお礼を申し上げます。
ちなみに、航海士Eさんによる素晴らしいご馳走のシメは、Tさん作の「赤毛のアンのお菓子」とLさんの「海賊船ケーキ」でした。「海賊船ケーキ」はこちらでご覧になれます。
by foggykaoru | 2009-12-21 22:31 | 指輪物語関連 | Trackback(1) | Comments(10)

一年秘密にしていた、クリスマスケーキ計画が終了しました。 昨年、プレゼントでいただいた「海賊船のケーキ型」を使って作成。 どういう型か、材料はリンクをご覧ください。 30人集まるクリスマスパーティだから作れましたが、自宅用には無理ですね。 とにかく大きいです。 帆はケント紙でkappaに切ってもらい、メインセイルの絵はポリーさん(パーティ主催宅のお嬢さん)が描いてくれました。 バウスプリットはグリッシーニ。 帆の後ろに「渡り板」もあります。 船首には船名 Wild ...... more

赤毛のアンというかモンゴメリのお菓子は、ニュームーン・プディング(名前はエミリーのシリーズから来ている)といいます。

ああやって、クラリネットや他の楽器で旋律がなっているところに、
合いそうな音を下からつけていくのが面白いです。
そういう意味では、「はるかなリオへ」の編曲は気に入ってます♪
といいつつ、大勢が歌っているのに負けずに弾くのも楽しいし。
でも、自分で歌うのもたのしいし。弾きながらは歌えないなあ。。
アラゴルンのDNA情報が明確に判断できる映画でした(笑)
冗談はさておき、音楽も映像もすばらしかったですね!
私もなんとか自宅のテレビにつなげてみる算段をしてみます♪
多少でも大きいほうがいいですものね。
ようやく「旅の仲間」を、それも管楽器のメロディーで合奏できて感激でした。次回はぜひ和音頑張ってください。
あとは飛蔭さえ入れば完璧ですね♪(爆)
あのお菓子はアンじゃなかったんですか! でもまあ、訂正を入れるほどのことじゃないと思うので、そのままにしておきます。
今回はバイオリンがないと聞いて、ちょっとがっかりしていたので、ケルンさんのビオラは天の助けでした。
歌もそうだけど、ハモリを付けるのは楽しいですよね。難しいけれど。
>弾きながらは歌えないなあ。。
そこがネックなんですよね。
いつも弾きながら歌いたいと思うんだけど。
>アラゴルンのDNA情報
ほんと、思わず「にやり」としてしまうところがあちこちにあります。
で、それはほとんどヴィゴのアラゴルン、すなわちPJのアラゴルンなわけで、そういう意味で、PJに対する敬意が感じられるんですよね。


皆さん、楽しんでいただけたようで何よりです。確か、この監督のケイトさんはPJ映画から入ったのではなかったかと思います。「PJ映画と繋がる作品を」という気概を感じますよね。
エルラダン&エルロヒアの役者さんは本当に双子らしいですよ。キャスティング当初本人の写真を観た時は「あごが割れてるエルフなんてやだ」て思ったんですが、出来たらめっちゃハマっていました。
うーん、、、指輪の会合というより、突如指輪モードになった私を周囲が温かく包んでくれて、つきあってくれたという感じでしょうか(笑)
食べ物はそりゃーすごかったです。いつもすごいけれど、今年はそれ以上に。
おいでになれなくて残念でした。
某英国作家のファンの団体のメンバーは、指輪のファンとかぶっている率が高く、しかもそのほとんどが、私のようなぽっと出の指輪ファンではなく、指輪歴ウン十年なので、たけうちさんのお話にも十分ついていけるはずなんです。
もうちょっと早くお誘いできればよかったです。
>あごが割れてるエルフ
オーリーもちょっと割れてませんでしたっけ? 私の記憶違い?