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中国の書店にて(3): 面白いのは人間です

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蘇州の超大型スーパーの書籍コーナー。

中国人というのは立ち読み(座り読み)の気合いの入り方がすごいんです。
2005年、初めて上海に行ったとき、書店で座り込んで本を読みふける人々を見て、殴りつけられたようなカルチャーショックを受けました。脇に何冊もの本を積んでいる人や、中にはメモを取っている人さえいるんですから。

それ以外にも中国人の言動(実のところ、ほとんど「言」はわからないんですが)には目を丸くさせられることが多々あって、それが今も健在なのかどうか確認したかった、というのが、中国再訪の大きな動機の1つでした。

このスーパーでこの光景を見たときは「やった~!」と思いました。大慌てで撮ったので、究極のピンボケです。(修正してこれですから、現物はひどいもんです)

世界有数の経済大国にのし上がった中国では、客への応対も世界水準に近くなり、長年あまたの旅人の心を打ちのめしてきた「没有(ありません)」という返答も聞かれなくなりました。トイレも都会はきれいです。(だから軟弱な私が行くようになったわけなんで。)
それは面白さが減ったということに他ならないのですけれど。

でも、中国人がわれわれ日本人と同じになったなんて思っちゃいけません。
彼らはまだまだわれわれを面白がらせたり、呆れさせたり、いらつかせたりし続けるのでしょう。
中国の旅の醍醐味はそこにあるのではないかと思う私って変ですか?

年末の蘇州旅行記、メインサイトで連載中です。
2005年の上海旅行記もついでにどうぞ。

by foggykaoru | 2010-02-11 10:29 | メインサイトのボツ写真 | Trackback | Comments(0)

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