風海りんね著「アジア恋愛のススメ --- 七転八倒、ビルマの花嫁日記」(ワニ文庫)
2005年 04月 06日
ビルマすなわちミャンマーは、軍事独裁政権国家。国際問題に興味が無い方でも、スーチーさんの軟禁問題はご存知のことと思います。軍事政権の横暴は、スーチーさんのみならず、ミャンマーの一般の人々の日々の生活を圧迫しています。
たとえば、外国人を家に泊めてはいけない。泊めたのがバレたら、刑務所送り。(ミャンマー人だけ。外国人はお咎め無しです)
実を言うと、私はミャンマーで、たまたま知り合った地元の人のお宅に泊まって、心のこもったもてなしを受けたことがあります。相手とその家族に多大な迷惑をかける恐れがあることなど、つゆ知らずに。今までの旅の中で、文句なしに最高の思い出なのですが、このときの体験はHPには公開していません。できないのです。万が一、ミャンマー政府関係者の目に触れたら、親切を仇で返すことになるから。
(詳細を省いた記事はここにアップしてあります。)
この本の著者は、ミャンマー人男性と恋に落ちてしまった。
ところが、軍事政権はミャンマー人と外国人の結婚を認めていない。
いまどきの常識的な国においては、個人の幸福の追求は、可能な限り保護されているものですが、ミャンマーは常識の外にある国なのです。
著者の風海りんねさんとは、以前、オフ会でお目にかかったことがあります。
彼氏との出会いや、日本に帰ってからの苦悩などを、ご自身のHPに、ほとんどリアルタイムにアップなさっていたときのことでした。
その記事が出版社の目にとまり、この本ができたのです。
旅人たちの間に大きな話題を巻き起こしたそのHPも、今はもうありません。
風海さんの幸せを祈りつつ、この本を紹介させていただきました。
この本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2005-04-06 21:27 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback | Comments(7)
今どうしていらっしゃるんでしょうかね?
幸せにされてるといいのですが・・・。
この本は、先日大掃除をしたら出てきて、「これは紹介するべき本だ!」と思ったんです。
ミャンマーの実態があれほど詳しくわかりやすく書かれた本はあんまりないし。
りんねさんのHPがなくなって、そして忘れ去られていくということに、大きな寂しさを感じます。
どこかで元気にしていてくれるといのだけれど…。
ちょうど二年位前にメールもらっていました。
ブログに挑戦しようかなって…。すぐねた切れしそうです。(苦笑)
この本、友人に勧めまくったものです。ずいぶんいろんな人に貸したものだわ。。。
ブログ、やりましょう♪ 思い立ったが吉日。
「たいちくん」ネタで日記書けば、ネタ切れなんかしないんじゃない?
ネットに顔写真を出すのはまずいだろうから、後ろ姿とか、頭のてっぺんとかだけにして。あと、たいちくんの目線で撮った写真もいいかも(^^:


私も何度か風来坊さんとは、メールもしていたんです。
アドレスも一応送信はしているようなのですが
お返事がないってことは、やはりパソコン自身あまり触れられていない?のかも。
ブログも見つけられなくて、作っていらっしゃるのでしょうかねー?
検索しているうちに、ここのサイトに辿りついたわけです。
どうされているのか、非常にきになっています。
また何がしかの情報があったら嬉しいですが。。