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怖い絵

中野京子著のベストセラー。

「怖い」の意味はいろいろ。
私が期待していた怖さは、一見全然怖くない、ドガのバレーダンサーの絵の持つ怖さだったのだが、そういう怖さはそれひとつだけ。そういう意味で物足りなかった。
期待しすぎたのかな?
というより、これは西洋絵画に関心を抱くきっかけを与えてくれる本、いわゆる「手引書」なのかも。

この本に関する情報はこちら

私にとっての手引書は高階秀爾氏の「名画を見る眼」だった。
1969年初版。今も版を重ねているようで。さすが。

今の人には中野さんの本のほうが読みやすいのかも。

by foggykaoru | 2010-04-05 19:43 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(2)

Commented by むっつり at 2010-04-06 02:59
ルネッサンス期から印象派ぐらいまでの西洋絵画って和歌と同じで「教養」がないと意味不明ですから
素養というか共通の文化背景や、当時の良識に基づく知識が要求されます
難解ですよね
Commented by foggykaoru at 2010-04-06 21:34
私もちゃんとわかって鑑賞しているわけではないです。

印象派はわかりやすいです。普通の風景画が多いから。
でも、わりとすぐに飽きちゃうんですよね。
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