この春、お薦めの映画はこれ
2010年 04月 22日
この春の私的映画強化週間(爆)中は、すでにご紹介した映画以外に「マイレージ・マイライフ」「フィリップ、きみを愛してる」も観て、それぞれとても楽しみました。
「マイレージ」は実によくできた脚本です。
ひととしとった独身男性は例外なく身につまされるようですが、ひととしとった独身女性も多少(苦笑)
「フィリップ」は、まず、実話だという点がすごい。
そしてジム・キャリーとユアン・マクレガーがナイスカップルです。
特にユアンがすごい。
おぬし、役者やのう!
そして私的映画強化週間(爆)の最後に観たのが「ハートロッカー」。
こういう映画は好きじゃない、というか、嫌いです。
でも、地理的・時間的にちょうどよかったので、観てみちゃったのですよ。評判いいし。
実際、すごい映画でした。が、、、まるで自分が爆発物処理班のメンバーになったかのような、極度の緊張を味わい、精神的に大きなダメージを受けました。
ダメージを引きずったまま1週間。
がらりと気分を変えたいと思って、何か無いかなと探したら、「ヨハネスブルクを舞台に宇宙人が難民になるPJプロデュースの映画」というのがあるではないですか!
「これだ!」と直感的に思い、公開初日に飛んで行きました。
映画を公開初日に観たことなんて、今までにあっただろうか・・・?
そのタイトルは「第9地区」
これ以上ネタバレしませんが、とにかく面白かった。
造形はWETAですから、バッチリです。
バッチリだけど、とても気色悪いので、そういうのが耐えられない人にはお薦めしません。
「うぇーっ、キモチワルイ・・・」と顔をそむけたくても、予想外のストーリー展開に画面から目を離せないという、観る人に無理を強いる作品です(笑)
しかも、「どんどん突っ込んでくれ」という姿勢。まるで両腕をだらんと垂らしたボクサーのようで、ひじょーに潔い(爆)。「シュール」とも言える。
ヨハネスブルクを舞台にするぐらいなんだから、批判精神はあるんです。
でも、社会批判に流れていない。(「流れる」という動詞は変だけれど、これ以外に思いつきません)
(グロいけど)極上のB級娯楽作品です。
PJのオークが大丈夫だった人、指輪映画のネタ的要素に突っ込みながら楽しんでいた人にお薦めします。
by foggykaoru | 2010-04-22 21:28 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(4)
泣かせる映画、ガハハと笑える映画、探してます。
教えてくださーい(^^♪
でも、正直 やっぱりキモ悪!!
実は仲の良い友達4人で集まった時、一人が行きたがっていて、
誘われたのを断ったばかり。
「エイリアン」でも かなり苦手なんですけど、どうしましょうねぇ。
「エイリアン」よりはかなり楽だと思います。
「エビ」にそっくりな宇宙人の作り込みが入念だという程度ですから、日頃からエビを見ると貧血を起こすという人には薦めませんが。
あと、ドキュメンタリータッチにするため、あえてきれいな画像にしていないので、それがダメな人もいるみたい。
私に言われせれば、それが面白い趣向なんだけど。