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ショパンを廻るパリ散歩

副題は「ロマン派時代の音楽事情」
著者は中野真帆子という人。

ショパン生誕200年をあてこんだショパン関連本のひとつ。
いわゆるムックというのかな? パリの素敵な写真満載。次回パリに行ったら、「ショパン聖地巡礼」をしようかという気にさせられる。
でも、文章のほうは、なぜかあまりすーっと頭に入ってこない。平易な文章なのに。私の頭、よっぽど疲れてるのかな。

勉強になったことを以下に列挙。

ショパンのおもな活躍の場だった「サロン」、これはもともと語り合う場として発展したのだけれど、王政復古後、語り合うサロンは政治的に危険視されたということもあり、音楽中心のサロンが広まったのだそうだ。
ちょうどそのこと、ピアノの改良が進んだということもある。

パリ初のコンサートホールができたのが1830年。ここに新興ブルジョワたちが足を運んだ。

ジョルジュ・サンドとショパンがうまくいかなくなったのは、サンドの子どもたちが長ずるにつれ、ショパンとそりが合わないのがはっきりしてきたということがある。また、1848年の2月革命によりフランスは第二共和制に移行するのだが、このときサンドは生まれ育った田舎の農民のシンパ、つまり革命派なのに対し、ショパンは音楽家としての自分を育ててくれたサロンのお金持ちさん派だった、という違いもあるそうな。

ショパンが生きた時代というのは、まさに「近代」だったのだなあ。

この時代の作曲家にとっては、オペラを当てるのが最大の夢だったそうだ。
ショパンもそれを期待されたけれど、結局オペラは1曲も書かず、オペラを通して得た声楽のテクニックをピアノに応用した。

なるほどねえ。ショパンの曲はピアノで歌うような曲が多いものねえ。
だから好きなのかな私。

ってか、ピアノやってる人はたいていショパン好きなんじゃないかと思ったりもする。


なぜかモーツアルトを上手に弾けるようになりたいとはあんまり思わないのよね・・・
どうしてなんだろう?


この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2010-06-17 21:18 | 伝記・評伝

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