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新築物語

パスティーシュという言葉を世に知らしめた清水義範氏のパスティーシュでない小説。副題は「または泥江龍彦はいかにして借地に家を建て替えたか」。

主人公の名前は何かのもじり? 渋澤龍彦という仏文学者はいたけれど。

副題どおりの内容。
私は普通にフムフムと読んだだけなのけれど、家の建て替えを考えている人だったら、けっこうのめり込むかもしれないし、いろいろ参考になることが多いのかも。

熱帯雨林ではユーズドでしか買えないようです。


清水氏のパスティーシュ短編集は2、3冊読んだことがある。どれも楽しかったという印象が残っているけれど、題名と内容をはっきりと覚えているのは「国語入試問題必勝法」だけ。こっちは版を重ねているだけあって、とっても面白いよん。

by foggykaoru | 2010-06-19 21:02 | 普通の小説 | Trackback | Comments(9)

Commented by ミルクの森 at 2010-06-20 06:47
この方の作品はまだ読んだことがありません。この前読んだ『サリンジャー戦記』の中の柴田元幸氏のパスティーシュが傑作だったので、今回おすすめの「国語入試問題必勝法」もぜひ読んでみたいです。

Commented by ラッコ庵 at 2010-06-20 08:42
図書館に行って、めぼしい本がないときは「清水義範」(笑) たくさんあるし、肩がこらず楽しめるし。
パスティーシュじゃないけど、名古屋のミス・マープルこと波川まつ尾ばあちゃんが活躍する「やっとかめ探偵団」シリーズが好きです。
Commented by ラッコ庵 at 2010-06-20 08:49
続けてごめんなさい。
上のコメントのために検索したおかげで、「やっとかめ探偵団」のTVドラマが放映されることがわかりました。それも、今日の夕方!
まつ尾ばあちゃんの役は橋爪功だって(笑)
これがなければ気がつかないところでした、ありがとう!
Commented by ケルン at 2010-06-20 21:52
この人の本は、ずうっと前に『永遠のジャック&ベティ』を読みました(英語の教科書の主人公は、私のころはジャック&ベティでなく、太郎とエレンとロイだったんですが・・・)。何しろ可笑しくて、電車の中では読んじゃいけない本でした。ジャンルを問わず、達者な書き手なんですね。
Commented by foggykaoru at 2010-06-20 21:58
ミルクの森さん。
清水さんの本は「蕎麦ときしめん」というのも有名です。
読んだかどうか覚えていないんですけど(汗)
Commented by foggykaoru at 2010-06-20 22:00
ラッコ庵さん。
ほんと、清水さんの本は気楽に読めますよね。
でも何読んだか覚えてない・・・
「やっとかめ~」はたぶん読んだことないです。
Commented by foggykaoru at 2010-06-20 22:02
ケルンさん。
>『永遠のジャック&ベティ』
うーん。読んだかもしれない・・・。
この『新築物語』は電車の中で読んでも平気です(笑)
Commented by ミルクの森 at 2010-06-21 01:36
ケルンさん、foggykaoruさん、

あ~、『永遠のジャック&ベティ』は読んだことがあります。発想が抜群でした。確かに面白くて、ちょっと悲しかったような。
わたしのころは教科書に出てくるのは「トム&スージー」でしたけど。
しかし内容を覚えてないという方が多い中で、わたしは作者名まで忘れていたんですね(^^;)
Commented by foggykaoru at 2010-06-21 21:02
ミルクの森さん。
「面白くて、ちょっと悲しかった」という内容を覚えていらっしゃるのだから、スゴイです。
私は短編集「大学入試問題必勝法」の中の表題作1つしか覚えていないんです(涙)
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