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ドミニク

「シスター・スマイル ドミニクの歌」という映画を観てきました。
この歌を知ってる人は間違いなくXX歳以上(爆)
私はたぶん「みんなの歌」を通じて知ったのでしょう。ザ・ピーナッツが歌っていたという記憶もうっすら。

それから10年以上後、フランス語の勉強を始めてから買ったシャンソン集の楽譜にこの歌が載っていて、原詩の内容にびっくりしつつ、「スール・スーリール作詞作曲」というのを見て、「変な名前だな」と思ったものですが、今回、この映画の題名を見て、一瞬にして納得。
スール=soeur=姉妹、シスター、修道女
スーリール=sourire=微笑み

旅行前から気になっていたこの映画ですが、銀座シネスイッチでのみの公開である上に、客の入りが悪そう(なにしろXX歳以上限定だし)だったので、さっさと消えてしまうだろうとあきらめてたんですが、帰国してからチェックしたら、なんとまだやってる!! 

ベルギーの修道女が作った曲が、世界中で大ヒットする。そのことによって彼女の運命は・・・
とくれば、ほとんど読めてしまうような内容です。(だから旅行前の忙しいときに頑張って観に行く気がしなかった、ということもあります。)

でもなかなか面白かったです。
「ドミニク、ニク、ニク・・・」と鼻歌を歌いながら映画館を出ました。ほんとにいい曲。

映画は「自分の手に余るほどのエネルギーと強烈な自我を持ちながら、親に愛されずに育った女性が、自分の居場所を探し続けた」という物語にしたててあります(映画公式サイトの監督談話によると、その線だったので教会からの支援をとりつけることができたらしい・・・)が、Wikipediaの記事を見ると、彼女の生涯を忠実になぞったものではないらしいことがうかがえます。

最後に、私をびっくりさせた原詩をご紹介。

Dominique, nique, nique, s'en allait tout simplement(聖ドミニクはひたすら歩き続けた)
Routier, pauvre et chantant(貧しいけれど、歌いながら)
En tous chemins, en tous lieux(どこに行っても)
Il ne parle que du bon Dieu(神のことだけを語る)
Il ne parle que du bon Dieu

A l'epoque ou Jean sans terre
d'Angleterre etait roi(イギリスのジョン失地王が王だったとき)
Dominique, notre pere(我らが父、聖ドミニクは)
combattit les Albigeois(アルビジョワ十字軍に参加した)

おお、ちゃんと韻を踏んでる。
昔は気づかなかったけど。

日本語の訳詞はこの内容の半分も伝えてないんだろうなあ。

by foggykaoru | 2010-08-15 08:27 | 伝記・評伝

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