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光をはこぶ娘

O.R.メリングのアイルランド妖精ファンタジー第3弾。

友人の言葉どおりでした。
第1作第2作、そしてこの作品と、どんどん良くなっています。
「メリングさん、小説の書き方がわかってきたじゃん」と肩をたたいてあげたい感じ(笑)

この作品は段落が変わったとたんに場面が飛ぶようなところは皆無。
ということは、第2作は抄訳じゃなかったようです。
濡れ衣着せちゃってごめんよ>講談社

翻訳に関しても、カタカナが多めなのが気になる程度で。

そして作者のアイルランド愛の深さ。
最初からある程度感じられたのですが、作品を追うごとにどんどん濃厚になっています。
この愛の強さは、アイルランドに生まれ育ったのではなく、一度アイルランドを離れたことがあるからこそなのでは。

ずっと同じ場所にいるよりも、一度は離れてみたほうが、愛する気持ちが強くなる、ということはあるんじゃないでしょうか。
「場所」というのは、地理的な意味だけでなく、精神的なよりどころも含めます。

たとえばC.S.ルイス。
ずっと無神論者だったのが、中年になってキリスト教徒になった。
あのキリスト教讃歌とも言えるナルニアを書いたのは、彼にとってキリスト教がまさに「マイブーム」になったときですから。



タグは相変わらず「イギリス」です。
メリングさん、ごめんね。

by foggykaoru | 2010-09-30 22:17 | 児童書関連

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