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夢の書

O.R.メリングの妖精ファンタジーシリーズ最終巻。
なんと上下2冊、しかも二段組み!!

書き進むにつれてどんどん長くなっていったシリーズとしてはハリー・ポッターが記憶に新しいけれど、最後になってこれって何?!
しかも、ただ長くなっただけではない。
またもやうまくなっている!! 
3巻でケチつけた表現力というか、「映像喚起力」ですが、この巻はすごいです。文句のつけようがない。
ホップ・ステップ・ジャンプの次は何と言うんだろう・・・?
女の子が主人公、そして胸キュン場面あり、ということで、明らかに女性向きではありますが、勇気のある男性にもお薦めです。

メリングさん、1巻と2巻、書きなおしませんか? 
それが無理ならせめて1巻だけでも。

翻訳は・・・
「スピリット」が気になります。
「精霊」って訳しているところもあるんです。邪悪なほうに関して1か所。
こっち側はすべて「スピリット」。
よけいな知恵のある大人は、「なんで素直に精霊じゃないのかい。酒の意味でもふくんでいるんかい?」なんてよけいなことを考えてしまったりして(苦笑)
あと、フランス語の振り仮名が少なくとも2か所間違ってます。
井辻さんは「影の王」でも、ロンドンの地名の発音を間違ってたんですよね(ぶつぶつ)

O.R.メリングの著作はこちら
うーん、、、品切れが多いですねえ。
1960年代に刊行されたランサム全集は忘れたころに増刷してくれていたけれど、あれは岩波。腐っても岩波(笑)
「メニム一家の物語」は1990年代後半刊行だけど、いっこうに増刷の気配無し。忘れ去られるに任せてる。講談社はそういう会社? それとも、そういうご時世なんでしょうか?



そして

トロント在住経験のある友よ。
あなたにはさぞかしツボだったことでしょう。
それにしても「妖精王」でかなりめげていた私に、あなたの励ましは貴重でした。
正直、あれがなかったら読まなかったです。
フィンガルが出てきたときにはおったまげました。
あなたのブログをまた見に行きました。あの洞窟には入れないですよね。
聖ブランダン関連の話、今まで流しちゃってましたが、何を読むべきか教えてください。


タグが「イギリス」だと申し訳ないので、「ファンタジー」新設しました。
最近はそれほどファンタジー体質じゃなくなっていると思って、あえて作ってなかったのですが、なんとなく今後読むチャンスが増えそうな予感(!)がするので。





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フランス語で「loup ルー」というのは「狼」の意味です。
ジャンの出身地「リヴィエール・デュ・ルー Riviere du Loup」は「狼の川」
「ルー・ガルー」は知らなかったのですが、検索したらこんなサイトが。

loupはラテン語のlupusに由来しています。
ハリー・ポッターのルーピン先生の名前もここから取られたのです。
ルパンの名も同じ綴り(Lupin)ですから、おそらくこれが語源ですが、別に狼の意味は含まれていないでしょう。
ちなみに、私の言語学概論の先生はスペイン人で「ロボ Lobo」という名前でした。これもスペイン語で「狼」の意味。
シートン動物記にも「狼王ロボ」というのがありますよね。

by foggykaoru | 2010-10-03 08:29 | 児童書関連

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