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ロシアは今日も荒れ模様

米原万里著。
タイトルどおり、ロシアのめちゃくちゃな状況が書かれている。
となると、どうしたって慨嘆モードにならざるを得ないので、米原さんの本にしては明るさに欠ける。
2001年刊なので、ゴルバチョフとエリツィンの時代までで終わっている。
米原さんにはもっと長生きしてほしかった。プーチンは米原さんにどう書かれただろう。

エリツィンはゴルバチョフのことを心底恨んでいたんだそうだ。
なのに、エリツィンとの北方領土交渉のとき、日本の外交官は「ゴルバチョフのときはどうだったこうだった」という話ばかりして、エリツィンのへそを曲げさせてしまった。

政治や外交は、とどのつまりは人との付き合い。
付き合いにおいて、相手の気質や好き嫌いをのみこんでおくのは、いろはの「い」。
だから、国のトップに関する瑣末な情報を収集しておくことは不可欠。
どんなに瑣末で、どんなに下らないことであっても。
日本の外務省にはそういうことが得意な人、少ないのかもね。(いても出世しないのかも)
そもそも日本には「対米」と「対韓国」以外の外交は存在しない、ということも聞いたことがある。

科学はお勉強の世界。それはどんどん進歩していく。
でも、世界を動かすのは、たぶんこれからもずっと、お勉強とは別の力。肝心なのはこっちなのよ。

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by foggykaoru | 2010-11-24 20:16 | エッセイ

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