ロビン・フッド
2011年 01月 05日
なにしろ主役ロビン・フッドがオーブリー船長もといラッセル・クロウ、相手役マリアンがガラ様もといケイト・ブランシェットなのですから、見逃すわけにはいきません。
いやー、実に面白かった。
西洋史好きのくせに、長らくロビン・フッドとウィリアム・テルの区別がつかなかった私。ジョン王の悪政に苦しむ人々にとっての義賊だったということを、最近ようやくインプットできたのだけれど、ジョン王が出てくるということは、リチャード兄さんや、アリエノール母さんが出てくるということじゃありませんか。つまりは私のツボ・プランタジネット朝のお話だったのでした。
しかも、十字軍遠征に失敗したリチャードがイギリスに帰るとき、ブロセリアンドの森を通るんです。
ブロセリアンドの森の一部がパンポンの森。ここです!!!
でも、個人的にそういうツボがない方にも絶対に楽しめるはず。
とにかく面白いので。
そして映像が美しい。
「騎行といえばローハン軍」であると刷り込まれてしまっている私にとってすら、この映画のイングランド軍の騎行には感動しました。ぜんぜんデジャブじゃなかった。これはすごいことです。監督の力量に感服。
それにしても、英国史関連の映画のフランス人役って、必要以上にラテン顔してる気がする(苦笑)
ところで、パリの地下鉄でこの映画のポスターをしょっちゅう見かけました。
フランス語では「Robin des bois(森のロビン)」というのだな、って思いながら。
ロビン・フッドはフランス人的にもアリですよね。なにしろ悪いのはジョンだから。あんな愚かだったら攻めてくれって言っているようなもんだし。
でもフランスではこの映画のポスターはロビン・フッドのシルエットだけで、誰が出演してるかさっぱりわからないんです。(写真撮ってくればよかった・・・)
ラッセル・クロウ主演ということはあまり公にはしたくないのでしょうか?!
この映画の公式サイトはこちら
by foggykaoru | 2011-01-05 23:14 | 西洋史関連