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のだめフランス語版 vol.10 :愚痴前編

「音楽の旅」のパリ第1日目の予定は、「フランス語版『のだめ』を買う」だったんデス(苦笑)

で、めでたくゲットした10巻。

夜、ホテルの部屋で読み始めたとたん、声にならない悲鳴をあげました。
もしかしたら声を出したかも。

2ページ目の1コマ目。
「今日は征子ママとのだめちゃん帰ってくるんだから。早く帰って。。。」に対する千秋の「たぶん(オレ)飲んでくる」という台詞です。
"Elles vont surement aller voir un verre."
「母さんたちはきっと飲みに行くさ」

うーん。。。

主語が無い文は間違えやすいのデス。

だからアニメフェスティバルでののだめの台詞「(千秋先輩は)どーせ楽しくやってますヨ」が
"Et moa, djou m'amyuse bien(Et moi, je m'amuse bienののだめ式フランス語)"
「のだめは楽しくやっていますヨ」になってしまっている・・・

まあ、われわれだって、古文で苦労しましたけどね。
特に源氏物語とか、アンチョコ必須でしたし。


誤訳ではないけれど、個人的に気に入らない訳。
片平の指揮を見て「むキャ~」とはしゃいでいるのだめを横目に見る千秋の「オレも喜ばせたかったな」
"Moi aussi, j'aurais voulu faire naitre ce genre de flamme."
「オレもこういうflammeを生まれさせたかった」
flammeとは「炎、きらめき、輝き」

なんか、この訳だと客観性がありすぎる、というか、のだめをウットリ想う千秋の心情が伝わってこない気がする。観客一般にウケたかったみたいな感じ。。。もっと「のだめだけ」を見てる千秋の目線に沿った、甘さが感じられる表現は無いのかね。代案は思いつかないんだけど。



ぢつを申しますと、フランスのオタクが集うフォーラムを時々覗いていたりします。
かの地では11巻まで出た『のだめ』ですが、人気がないため、今後の刊行ペースが落ちるんだそうで。12巻が出るのがまだ何カ月も先だと言って嘆いているオタクが約1名。そのフォーラムでも『のだめ』を評価する声はあまり多くないんです。「千秋は感じが悪い」とか、ほんとにもう、フランス人ってのは行間の読めない奴らだ!と思っていたのですが、もしかして翻訳に問題がある?って前から言ってることなんですが。
で、11巻で刊行休止になって、のだめ千秋の「表面には見えないラブラブ」が始まる12巻から先が、フランスでは永遠に日の目を見ないことになってしまうのではないかと、地球の裏側からひそかに心配している私なのであります。



フランス語版「のだめカンタービレ」関連記事インデックス

by foggykaoru | 2011-01-12 20:55 | マンガ

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