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フランス語版のだめ vol.12 その2「ヴェールを脱いだ変態の森」

昨日の続きです。

征子ママのことを「Saiko」と呼んでいるのは、翻訳者のミスというよりも、校正ミスだと思うけれど、けっこう重大なミスですよ。

翻訳者の明らかなケアレスミスとしては、のだめのとんこつカレーで寝込んだ千秋の台詞「やめろ、死ぬぞ」
「死ぬ」の主語が二人称単数なのです。
話し相手はフランクとターニャの2人なのに。
こういうミスを見ると、この翻訳者、あんまり気合が入っていないのではないかという危惧の念が湧きあがってきます。

そう言えば、この巻ののだめは普通のフランス語を話してます。
「のだめ語」にするのが面倒になったのかな? 
読みやすいのはいいんだけど。
(千秋に対する「ジュテーム」だけ、「Je t'aime」ではなくて、日本人にありがちな発音「Dju t'aime」になっている)

で、この巻でいよいよ「変態の森」が登場するわけで。
今まで「変態」の訳語をいろいろごまかしてきたのですが、ここでついに白黒つけなくてはならなくなったわけです。

その訳語は「Foret de la depravation」

foretは英語のforest。「フォレ」と読みます。「ラ・フォーレ原宿」は森ビルだからなんだよね、、、というのは私が好むネタです(苦笑)

depravationという単語は初耳でした。
調べたら「異常な嗜好・性的倒錯」ですって。うーん強烈・・・。
確かに「異常な嗜好」ですけどね・・・。
こんなすごい単語を使われた日にゃ、ますますフランスでののだめ人気が下がっちゃうのではないかと心配です。


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by foggykaoru | 2011-05-20 22:24 | マンガ | Trackback | Comments(2)

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Commented by むっつり at 2011-05-21 06:09 x
変態(hentai)なら国際語ですが…
そのまま使えば「のだめ」がスケベアニメと誤解されますね
意訳も強烈…
変質者と変態との語感の差を、説明するのは至難ですね
Commented by foggykaoru at 2011-05-21 18:38
むっつりさん。
言葉というのは繰り返し使われると、元の意味が強烈であっても、だんだん普通になっていく。
この作品における「変態」がまさにその例。
フランス語版では、今まで定訳を見つけることができずにいた「ツケ」が回ってきた感じがします。
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