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オックスフォード物語

副題は「マリアの夏の日」
著者はジリアン・エイブリーという英国の女流児童文学作家。2009年刊。
神宮輝夫訳だから読んでみたのです。

1957年に英国で出版されたこの作品。
時は20世紀前半、良家の子女が学校に行かずに家庭教師に勉強を教わることが珍しくなかった時代です。全寮制の女子学校でつらい思いをした主人公マリアは、学校から逃げ出し、育ててくれた大おばさんの家に戻ろうとしたのだけれど、あいにく乗った列車がオックスフォードどまりだったので、オックスフォードの学寮長をしている大おじさんのもとに飛びこむ。
隣家に住む教授の息子3人と一緒に、家庭教師に勉強を教わるようになって・・・

いやー 
古き良き英国の匂いがぷんぷんするお話でした。

しかしこれを21世紀になってから日本で出版するなんて・・・。
絶対に売れないって。
大人のための小説ならともかく、児童文学ですよ。相手は子どもです。これは日本の子どもにはウケない。
日本の英国マニアの大人にはウケます。
だってオックスフォードですよ! 
しかも学寮、つまりカレッジ(コレッジのほうが正しい?)ですよ!! 
ガウン着て、ハイテーブルの世界ですよ!!! (この作品にはどっちも出てこないけれど)

神宮先生のオタク心をくすぐったのかな?(笑)

さらに
「大おばさんに育てられたマリア」
という設定は、英国好きの中でも、Rから始まる英国児童文学作家のファンには、微妙にツボだったりします。
神宮先生にとっても、実はそれがツボだった・・・ってことはないか(爆)


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by foggykaoru | 2011-06-05 19:17 | 児童書関連

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