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久しぶりのキャンプ(2): 北極への行き方

2泊3日のキャンプの中日に何をするか?
ここで主役として登場したのが「小ツバメ」です。筋金入りのランサマイトであるMさん・Nさんが手作りした(!)極小帆船。2007年に開催された「ランサム写真展」の会場の真ん中に展示されたのをご覧になった方もいらっしゃることでしょう。

久しぶりのキャンプ(2): 北極への行き方_c0025724_754144.jpg今回は小ツバメの桧原湖デビュー。(申し遅れましたが「日本のコニストン」とは裏磐梯の桧原湖のことです) この日のためにMさん・Nさんは何日もかけて小ツバメの補修をし(私も冷やかし半分で参加して「船大工」気分を味わいました)、車で桧原湖まで運んできたのです。
2人の野望はそれだけにはとどまりません。なんと「北極」を目指すというのです。

私たちのキャンプは桧原湖の南端に近い場所にあり、北極までは10キロ以上あります。それをあの風呂桶みたいな(失礼!)木製の船で行くなんて・・・。
でもその意気や良し。

残りの人たちのうち、6人はカヤック隊。3艘で小ツバメを(ある程度は)援護するが、どっちかというと近場の「南極」に行ってみようかな・・・というスタンス。
「漕ぐ」ということにいまいち自信が持てない私とTさんは自転車組に入りました。

すべては風次第。順風を逃さないために急いで出発していった艦隊は、いつまでたってもキャンプ場から見えるところにいます。「こりゃ北極は無理だよねー きっと目的地を南極に変更するだろうな」と言いつつ、サイクリング組、もとい、犬ぞり隊はのんびり出発。

ふだん10分以上続けて自転車に乗ったことがない私にとって10数キロ先の北極に行くのは十分に「冒険」だったのですが、これが案外楽に行けてしまって。(それがいけなかった。) 湖畔でサンドイッチを食べたらつい強気になり、どうせなら湖を1周しちゃえ!ということになりまして。(それがいけなかった。)

そうこうしていたら、小ツバメからハト便が届きました。
なんと「北極を目指して航行中」とのこと。ええっと驚く犬ぞり隊。

久しぶりのキャンプ(2): 北極への行き方_c0025724_794227.jpg北極から南下して、ちょうど湖の中ほどの、湖面を見下ろす地点で目を凝らしてみると・・・
「あの茶色の点、もしかして小ツバメじゃないの?」
そうなのです。茶色の点は次第に大きくなり、帆と船体がはっきり見分けられるほどになりました。
追い風に乗って北極圏に一直線! Dきょうだいとおんなじだ!!

我々犬ぞり隊はその後土人が「道の駅」と呼ぶ「文明」に出会い、ソフトクリームなんぞを食しました。ここまではよかったんです・・・。
この後が恐ろしく長い緩斜面の上り坂。地獄。
「砂漠に骨ちらばる。生存不可能」
犬ぞり隊はラクダと化しました。

キャンプにたどり着いたときの私とTさんの顔は土気色だったそうな。
そうでしょう。死ぬかと思ったもん。
スーパーにママチャリで行くだけの人間が、いきなり湖1周30キロなんて走っちゃいけません。

その一方で、小ツバメの2人は北極圏の温泉に入り、ハト便飛ばして車に迎えに来てもらうという、豪勢な1日を過ごしたのでした。

それにしてもあの船でねえ。
「絶対に行く」という2人の信念(信仰?)が神風を吹かせたのかも(笑)

考えてみれば、北極に帆走していったDきょうだいも、ちょー楽だったんですよね。疲労困憊したのは犬ぞり隊(救援隊)のほうで。

結局、「長い冬休み」どおりになったのでした。これで文句言ったら罰があたる(爆)

by foggykaoru | 2011-07-21 07:01 | ほんとうの生活 | Trackback(2) | Comments(14)

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Tracked from Sea Songs at 2011-07-26 21:58
タイトル : 北極探検(地図追加しました)
今回のキャンプ企画のそもそもの目的は、小ツバメ号が帆走して北極(湖の北端)を目指... more
Tracked from ナンシイの足跡 at 2011-07-26 22:12
タイトル : 7/17 桧原湖キャンプ2日目:南極探検
8:45、北極に向けてキャンプ場を出航する小ツバメを見送ります。ハンカチを振るの... more
Commented by サグレス at 2011-07-21 09:21 x
北極探検の詳しい顛末、ありがとうございます!
湖一周がそんなに厳しい道のりだったとは・・・。
そして小ツバメの勇姿、まさにDきょうだいの橇のようですね。
あらためて、探検成功おめでとうございます!
(湖の対岸に生存不可能な砂漠がある、というのも貴重な発見です・・・、けど、よくぞご無事で 汗)
Commented by みーママ at 2011-07-21 17:31 x
なんとステキな!!!
私も行ってみたくなりました。
30キロのサイクリングも帆船もカヌーも体験してみた~~~い!
この夏は放射能を気にしつつ日本のコートダジュールに行って来ます。2泊3日(笑)。
Commented by ドミノ at 2011-07-21 20:20 x
カヤック隊で参加したドミノです。
我々は早々に見切りをつけて南極へ向かったので、北極到達の知らせには本当に驚きました。
南氷洋にはちょっといい感じの島があります。今回は水位が若干足りず一周はできませんでした。
そして南極から昭和基地(道の駅)までのロードはかなり厳しいです。隊員一同、極地にいるはずなのに逃げ水の幻覚を見たり、凍傷(超日焼け)になったりと大変でした。^^;;
Commented by むっつり at 2011-07-21 20:26 x
本当に素敵な休日ですね
ラムサムの世界の神髄を垣間見た想いです
Commented by foggykaoru at 2011-07-21 21:48
サグレスさん。
小ツバメ、すごいでしょう?
湖一周はオバサンにはキツイのですが、小学生にだってできるんです。
現に一緒に行った小学生の男の子はピンピンしてましたから(苦笑)
Commented by デルタダート at 2011-07-21 21:48 x
お久しぶりです。
ついにヨットまで作られたんですね。次は是非、小スカラベ号を作ってください。
Commented by foggykaoru at 2011-07-21 21:50
みーママさん。
日本のコートダジュールってどこ?
まあ放射能のことは気にし過ぎてもしょうがないです。
今回、小ツバメのオーナーさんは女医さんで、小学生の子どもを2人連れてきてましたよ。
Commented by foggykaoru at 2011-07-21 21:52
ドミノさん。
ほんとにあの小ツバメが北極に行くとは予想できませんでしたよねえ。
あの文明は南極的には昭和基地だったんですね。
ほんとにあの周辺は難所です。遭難者続出・・・
Commented by foggykaoru at 2011-07-21 21:54
むっつりさん。
私なんかは軟弱なランサムファンですが、ほんとにスゴイ人たちもいるんです。神風まで吹かせるという・・・(しつこい・爆)
Commented by foggykaoru at 2011-07-21 21:57
デルタダートさん。
小ツバメ作ったのは数年前のこと。だから2007年の写真展のときに展示されたんだし。
第一、私が作ったんじゃありません。
私はニスの塗り直しのときにちょこっと手伝っただけ。
しかしあれが10キロも帆走するなんて・・・(しつこい・爆)
Commented by Titmouse at 2011-07-21 23:00 x
お疲れ様でした~!
道の駅あたりがゴールだったらいいのにね。でも死ぬかとは思わなかったなあ。最後の下り坂すごく気持ちよかったし。
Commented by とーこ at 2011-07-22 12:47 x
うわ~、本当にツバメ号だ!ぐぐっと感激しました。
レポートお待ちしておりました!ありがとうございます。読めてしあわせ。

湖1周おつかれさまでした。あららあの湖一周30kmもあるのですか。湖岸の道ってけっこうアップダウンがあるんですよね。それに湖岸線(こういう日本語あるのかしらん?)もあの湖はギザギザで複雑だし、
私も若かった頃…20才でばりばりに山に登っていたにもかかわらず、野尻湖一周でひどい目にあったことを思い出します。今なんてもうぜったいに無理ですわ。

(1)(2)とくれば(3)もありますね。楽しみに待ってます。
Commented by foggykaoru at 2011-07-22 21:25
Titmouseさん。
>死ぬかとは思わなかった
だって私は実は相当ひ弱な年寄りだもん。
それにTitmouseさんは普段からスポーツやって鍛えてるから、私よりもずっと基礎体力があるんですよ。
Commented by foggykaoru at 2011-07-22 21:31
とーこさん。
そう、問題はアップダウン。全部平らだったらあんなに苦しくなかったのに。

「小ツバメって、ほんとうに『船』だったんだな」と認識しました(笑)
しかもけっこう優秀な船。
そのあたり、(3)をお読みください。
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