ムーンレディの記憶
2011年 08月 24日
実はこの人の作品、大得意というわけではなかったりして。
彼女の作品に出てくる「アメリカの頭がいい、というか、ちょっとこましゃくれた子ども」というのは、私が慣れ親しんでいる「第二次世界大戦前のイギリスの、元気だけどお行儀のいい子どもたち」とかなり違うから(苦笑)
でもこれを読んでみたのは、見開きの紹介文にそそられたから。
「子どもたちが古い屋敷から見つけ出したいわくありげな絵が、過去の歴史と意外な接点を持っていた」というような筋書きらしいと。
これは私の好みだろう、と。
期待どおりだった。想定内の面白さだけど。
フロリダの蒸し暑さが伝わってくるのはあんまり嬉しくなかったけど(爆)
それにしても、アメリカには「サンマロ」なんて地名もあるんですね。フランスの植民地だったことがよくわかります。
最近たくさんのジュブナイルを翻訳している金原瑞人という人の訳。
この人は「断然」という言葉がたいそうお好きなようです。
この本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2011-08-24 22:13 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)
すごーい と私は素直に感心しました。
「ティーパーティーの謎」は、もう読みました?
日本でトリビアが流行る前に、こちらの方こそ有名になってほしかったのですが・・・
>30年の時を経て、二度目のニューベリー賞を取ってるんですよね。
この本の「作者紹介」にも書いてありました。
この本自体、80歳過ぎの作品だそうで、それもすごいです。
>「ティーパーティーの謎」
読みました。けっこう面白いんだけど、なんとなくしっくりこなかったような。翻訳のせいかな?と思った記憶があります。