コクリコ坂から
2011年 09月 04日
ちょこっと時間があったので、何か観るべえと近場の映画館で上映中の映画を検索し、ほとんど期待せずに観に行ったのですが・・・
いやあ、ツボでした。
直球どまんなか。
信号旗はどうでもいい(自爆)
全編に漂うノスタルジックな雰囲気。その中に寄り添うような、ヒロインの恋。胸キュンでございましたわ。
1963年の日本の街並みに、この夏行ってきたベトナムのホーチミン・シティーの雑駁さを感じました。ベトナムは日本より50年遅れている。つまり日本は50年進んでいる。進んでいるけれど、この先どこへ行くのだろう・・・
そして、1960年代といえば、
若者が若者らしく世間にノーを突きつけた時代。
私はその残り香をほんのわずかに知っている世代。そして、「三無主義」「四無主義」の世代。今の何もしない若者のさきがけ。ああ、なんだか自責の念が湧いてきてしまう。。。
「カルチエ・ラタン」を始め、フランス文化が今よりもずっと日本の若者にとって近い存在だった時代。
主人公「海」が「メル」と呼ばれるのはフランス語で海が「mer(メール)」だからだし、そもそもコクリコだってフランス語。
ここまでは原作どおりなのだろうけれど、
週刊カルチエ・ラタン編集長の机の上にあるのは仏和辞典。
哲学研の男子は「実存主義」を口走り、壁には「人間は考える葦である」と書いてある。
仏文畑のおやじさんたちが作ったスタジオジブリの面目躍如というか。
それにしても、子どもや若者に受け入れられるのでしょうか。
50代以上限定なんじゃないかと心配になってしまいます。
また、何故に今、この作品を?という疑問が湧いてきまして、公式サイトの宮崎駿のコメントを読んでみたのですが、原作のマンガを「たいした作品じゃない」みたいに言っていたりして、謎はますます深まったのでありました。
謎が氷解したのはこの記事のおかげです。
by foggykaoru | 2011-09-04 22:34 | 観もの・聞きもの | Trackback(3) | Comments(8)

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個人的にはゲド戦記が微妙だったので見ようかやめようか迷っていたのですが、ネットでも今回の作品はおもしろい!との評判。と言うことでコクリコ坂からを見てきました。... more

残念です
難しい本を読んでいないと、馬鹿にされた時代の映画ですね
日本で学生の時代が終わったのは「安田講堂」でしょうね
さんざん運動を煽っていた東大生は、直前に逃げ出して代わりに逮捕されたのは他校の学生。
主犯の東大生たちは順調に大企業に就職したり官僚になったり…これで「しらけ」なかったら不思議です
あら、もう公開終了ですか。
同世代のむっつりさんはきっと面白くご覧になれたでしょうに。
「知」が尊敬された時代。本来そうであるべき。今の日本って・・・
>主犯の東大生たちは・・・
あの当時の私(たち)はそんなこと知らなかったです。
それでもなぜか私たちの世代は「しらけ世代」「四無主義」になってしまったのでした。


学生運動・・・子どものときデモ学生と機動隊の衝突で近所が大変だったのが懐かしいというかなんというかリアルな記憶。
おお、息子さん大丈夫でしたか!
リアルといえば
今の若い子にはああいう生徒会長はリアルじゃないのかもしれないですね。
私の高校の1年上の生徒会長はまさにあんな感じでした。
私たちの代に生徒会長に立候補する人がいなかった(まさに四無主義!)ため、再び立候補して、2期続けて生徒会長をやったのです。
立候補演説では「君たちは何を考えているのだ!」と全校生徒を叱りつけて。
で、ストレートで東大に行ったのでした。。。
