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カラフル

森絵都のジュブナイル。
この人の本は「DIVE!!」を読んだことがあるが、あっちはまあよくあるタイプのスポーツもの。この作品のほうがユニーク。

主人公は死者の魂。
前世で罪を犯したため、輪廻のサイクルからはずされる(つまりそのまま消滅する)ことになったのだけれど、抽選に当たって、もう1度チャンスを与えられる。

なんともファンタスティックな設定。
でもファンタジーではない。

実に面白いです。
「ホームステイ」という考え方、気に入りました。

私は「面白い」という理由以外で本(=小説)を他人に薦めるのは間違っている・・・とまでは言わないにしても、嫌いです。ほとんど邪道に等しいとすら思っています。
それ以外の理由とは、「ためになるから」とか、教育的な理由。
大人はえてして子どもに対してこれをやりがちですが、私は嫌い。大嫌いです。
小説は教訓を得るために読むものではない。
なにしろ、全然ためにならない本---キャンプで飲み食いする場面がやたら詳しい児童書---を読んで育っちゃったもので(自爆)

で、この本は悩み多き青少年に薦めたい。
だって面白いから。
で、読んだら、ひょっとしたら、悩みが軽くなるかも。
でも、それはあくまでもオマケだと私は思う。
本というのは、面白いことが肝心。

この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2011-10-05 20:38 | 児童書関連

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