「ベル」は鈴ではありません。

フランス製ミュージカル「ノートル・ダム・ド・パリ」からさらに1曲。
さらに「どどーん」とした歌です。原作自体が「どどーん」なんだからしかたがない(苦笑)

題名は「Belle ベル」=美しい。
「美女と野獣」のヒロイン・ベルの名前もこれです。
機会があったら「あれは英語のbell(鈴)じゃないのよ」って威張ってみてください(爆)

脱線しつれい。

本題に戻りますと、
これはジプシー女エスメラルダの美しさに魅せられた3人の男-----せむし男カジモド、聖職者フロロ、衛兵フェビュス-----の歌。
だんだんとキーが上がっていくのは前項の「大聖堂の時代」と同じ手法です。作曲者の得意技なのかもね。
「Belle」に始まる脚韻の「エル」が執拗に繰り返されることによって「どどーん感」が増していきます。

歌に興味がなくても、迫力あるせむし男は必見です。
こちらをどうぞ。
メイクをとった彼の素顔、とてもセクシーです。必見。
こちらをどうぞ。

ちなみに、
カジモドの「Oh Satan」はもとのフランス語では「Oh Lucifer」(ルシフェル)
フロロの「Oh our Lady」はフランス語で「Oh Notre-Dame」(=聖母マリア)
フェビュスの「Oh Lilly flower 百合の花」はフランス語でも「fleur de lys 百合の花」
百合の花というのは、フランス王家を連想させるもの。

「Oh」の後に来るこれらの言葉が、3人の立ち位置の違いを端的に表現しているのだと思います。
異形のカジモドは悪魔の子と恐れ、さげすまれた存在。
フロロはなにしろ聖職者だし。
フェビュスは(たぶん)王家につかえている。
なぜ「たぶん」なのかというと、「ノートル・ダム・ド・パリ」を読んだことがなくて自信がないからです。。

とここまで書いて、Wikipediaの「フルール・ド・リス」の項目を見たら・・・
フランス文学には繰り返し現れる。よく知られたものにヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」、デュマの「三銃士」などがあり、犯罪者にフルール・ド・リスの烙印を押すという古い習慣(フランス語でFleurdeliser)が出てくる。

エスメラルダは罪深い女だということなのだろうか・・・ 

「ノートルダム・ド・パリ」を読まなくちゃいけない?
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by foggykaoru | 2011-11-25 21:47 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(0)

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