母なる自然のおっぱい
2012年 01月 03日
読売文学賞受賞だというので、「いい本なのだろう」と古本屋で買ったのはいいものの、渋すぎてずっと読めずにいた。旅先で他に読む本がないという状況になれば読むだろうということで持っていったのである(苦笑)
章によって読みやすさ(読みにくさ)に差がある。
真ん中へんの「ガラスの中の人間」「旅の時間・冒険の時間」「再び出発する者」は面白い。(それ以外の章は読むのにかなりの努力を要した。)
特に「旅の時間~」はよかった。旅人にお薦めする。
ついつい池澤夏樹の本を手にとってしまうのは、彼が別の本で自らランサム好きだと告白しているせい。
ウサギのシチューなんて言葉が出てきたり(27ページ)、ちょっとばかりヨットのことを語ったりしているだけで、異常に反応してしまうのは、純粋に私個人の勝手である。
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by foggykaoru | 2012-01-03 22:07 | エッセイ | Trackback | Comments(4)
きっとランサムには原書で触れたのでしょうね
ランサムには原書で触れたかもしれませんね。
「母なる自然のおっぱい」は読んだと思いますが、内容のはっきりした記憶はありません。