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テメレア戦記Ⅱ: 翡翠の玉座

前巻で英国空軍でナポレオン率いるフランスと戦ったテメレアが、今度は長い航海の末、中国にまで行きます。
そもそも中国がフランスに送った卵を分捕ったといういきさつがあるので、たとえ英国にとっては正統な戦利品であっても、中国に文句を言われると弱いわけで。

で、この巻のポイントは
長~~~い航海
そして
異文化交流

航海がほんとうに長い。
もうちょっと短くてもよかったなんて言ったら、石投げられるでしょうか?

異文化。メインは中国です。イギリス人から見た中国(人)。
お粥にげげーっという顔をされると、同じ極東の住民であり、お米を食べてきた人間としては、かなり微妙な気分になる・・・というあたり、『女海賊の島』に共通するものがあります。

でも、最終的には、異文化理解・受容の方向になるところが、なかなかです。
世界史をきちんとふまえて書かれているところもすごい。

中国のドラゴンは学があって、書をたしなんでいたりするのです。
いいえすねえ。絵になりますねえ。

それにしても、つい先日、色素欠乏症の人物が登場する小説を読んだばかりなのに、今度は白いドラゴンだとは。

私にはわからない船関係の翻訳がばっちりだということだけは確か。なにしろ、あとがきに書かれている助言者がすごいですもん。

あとがきと言えば、、、このシリーズ、P.J.が映画化するつもりらしいです。
そりゃ彼の好みだわな。
きっと人間よりもドラゴンが人間らしく描かれることでありましょう。


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by foggykaoru | 2012-01-20 20:09 | 児童書関連

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