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長いお別れ

ご存知レイモンド・チャンドラーの代表作。
特にハードボイルドが趣味でない私ですら、この題名と主人公の探偵フィリップ・マーロウの名前は、何十年も前から知っている。

たまたま目にとまったので、全然趣味でなくても読んでみようかと思った(苦笑)

面白かった。さすが名作。そんなに趣味じゃないけど(←くどい!(自爆))
英語で読んだらもっと面白いんじゃないかな。(根拠はない。なんとなく)
大富豪、絶世の美女、ラスベガスの大物etc. と、いかにもアメリカな人々がからみあう。
あちこちから「この件からは手を引け」と言われるのに、マーロウは逆らう。別に何の義理もないのに。
んまあ、ある意味バカなのです、客観的に見て。でもそこが魅力。
日本のヒーローにもこういうのはいそう。

原題は「The long good-bye」
「長いお別れ」のほうがずーっとかっこいいじゃん!と感動したのは何十年も前(←くどい!(自爆))

by foggykaoru | 2012-04-22 16:13 | 推理小説 | Trackback | Comments(5)

Commented by ゆきみ at 2012-04-22 17:03 x
日本人として、日本語のかっこよさに惚れ惚れすること、あります。
「巷に雨の降るごとく」とか、「秋の日のヴィオロンのため息」とか、
訳がすばらしいので、本国フランスより日本でこそ有名だそうですね。
Commented by むっつり at 2012-04-22 21:34 x
言葉は文化ですものね
ただの意志を伝える道具じゃありませんから

ハードボイルドは私も好きじゃ有りません
半熟の方が…
何事にも中身が、しっとりとしているほうが美味しいですものね
Commented by foggykaoru at 2012-04-23 21:35
ゆきみさん。
「山のあなあな」じゃなくて「山のあなたの」も名訳でしたっけ。
ネタ古過ぎる?(自爆)
Commented by foggykaoru at 2012-04-23 21:36
むっつりさん。
やっぱり本の趣味が似てますね♪

>しっとり
実はこの作品、けっこうしっとりしてます。ちょっと意外でした。
Commented by ゆきみ at 2012-04-24 22:48 x
「幸い住むと人の言う」でしたかしら。
そうそう、それもいいですよね。
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