1,2,4,5の次は
2012年 05月 24日

ランサム・サガ第3巻のこと。
『オオバン・クラブ』と同じく、全集の翻訳者が岩田欣三氏だったので、今回初めて神宮訳で読めるわけなのです。
まだ上巻しか読んでいないけれど
英語が・・・英語が・・・
わざわざ「ロバ」を「ドンキー」にしなくてもいいんじゃない? 今の子どもだって「ドンキー」よりも「ロバ」のほうがわかると思うんですけど。
最大の驚愕の事実。
岩田訳でもカタカナだった「サーモピレ」が「テルモピュライ」になっていること。
検索してみました。
「サーモピレ号」だとランサム関連のページしか出てこないけれど、「サーモピレー号」なら、ちゃんとWikipediaが出てくる。
第一、綴りがThermopylaeときてる。
イギリス人が「ther」を「テル」と発音するとは思えないんだけど。
by foggykaoru | 2012-05-24 21:56 | 児童書関連 | Trackback | Comments(8)


コンパニオンもわざわざ表記しなくても、昇降口と書いているのですから…
私は船尾にワイルドキャットと船名を入れているのに驚き(原書を読めるだの語学力が無いのでリンクスかワイルドキャットかどちらかなのか判らずにいたので疑問が氷解して助かりましたが…)
まるで今までが洋画の吹き替えだったのに、今回は字幕版の映画を見ているような感覚です
イギリスの船の名前なんだからイギリス人が発音するように「サーモピレ(-)」でいいんじゃないか、、、と思うのは私だけ?
ハラバルーとか、英語をそのままカタカナで表記することが増えたから、その分、英語を現地語に変えたのかな?なあんてね。
同じことがスペインの港町Vigoにも言えます。
今回「ビゴ」になっていたので「おおっ!」と思いました。
スペイン語の「V」は「B」と同じ発音をするので、「ビゴ」でいいんです。
でも、イギリス人は「ヴィゴ」と読んでしまうのだから、私は「ヴィゴ」のままでも構わないと思ってたんですけどね。。。
コンパニオンって・・・?
ワイルドキャットなんて書いてありましたっけ?(汗)
そうです、ヤマネコ島はWild Cat Islandなんです。
>まるで今までが洋画の吹き替えだったのに、今回は字幕版の映画を見ているような感覚です
そんなに違いますかっ?!
私はこの巻、オオバンクラブにも増して読んでいないようで、岩田版との違いはあまりわからないんです。
でもキャプンとかにもぎょっとなりました。。。

コンパニオンはたしかになんでわざわざと思いつつ、へえ、そういうのかとも思いましたね。

>「サーモピレ(-)」でいいんじゃないか、、、と思うのは私だけ?
そんなことない!だってウォータールー駅はワーテルロー駅じゃないもの…っていうか、サーモピレー号は日本の帆船模型展にもサーモピレー号で出品されてるからサーモピレーなんだと思います。
でもダックさんってサーモピレーに乗ってたの?それってカティーサークに乗ってたのと同じくらいすごい事だけど。
キャプンは、水夫連中はCaptainではなくてCap'nと発音することが多くて、英語も略して書かれてることが多いんだけど、このあたりは原書通りなのかもしれません(原書確認してません)。
>ウォータールー駅はワーテルロー駅じゃないもの
ですよねー!!
パリにAnvers(アンヴェール)という地下鉄の駅があります。
これはベルギーの「アントワープ(現地ではアントウェルペン)」のフランス語読み。
でもあれはあくまでも「アンヴェール」駅。
>ダックさんってサーモピレーに乗ってたの?
そう書いてありますけど。
キャプンは原書どおりだと思います。ダックさんがそういう言うんです。でもなあ。日本の子どもに訳注無しで「キャプン」と書いて済ませるのって、かなり不親切だと思いません?